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がんばれ新潟■雪国のお正月*2006■

3.一人足りない?



 この場合の帰り道とは、もと来た道、つまり人一人やっと通れる部分だけが踏み固めてあるわけだから、当然そのまま回れ右をする。
 つまり、登るときは先頭を歩いていたパパは、今度はしんがり、後ろを歩いていたyuko_nekoさんは先頭になる。
 ところがスピードを出して降りながらも、yuko_nekoさんの姿が見えないことに気づく。
 「先に行っちゃったんだよねぇ?、こんな急な滑りそうな道なのに」
 「酔っ払いは早いなー」
 「先に行ったならいいけど、降りてみたらいなかった、どこかへ消えちゃったから捜索しなきゃなんていうのは勘弁してくれ~」と、残された三人で口々に言い合う。
 やめてよー。
 パパの手にする蝋燭を除き、辺りは暗いし、それに私たちだってかなりのスピードで降りているのに前方に人影も見えないなんて・・・。

 心配することは無かった。
 ちゃんと一番下にyuko_nekoさんはいた。
 でもかなり急な雪坂だったのに人間離れしたスピードじゃないか?
 「滑らなかった?」
 「いや、下まで滑って降りて来ちゃったよ。それなのにぬれないし、スキーウェアは偉大だぁ」
 ・・・って、板も無しで滑り降りたんですかい・・・。



3-4.元旦の朝へ続く


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