子連れ旅行温泉日記の目次子連れ温泉ガイド地熱愛好会 > 子連れ旅行温泉日記 > がんばれ新潟 雪国のお正月*2006 > 3-1初詣てんやわんや

がんばれ新潟■雪国のお正月*2006■

1.初詣てんやわんや




三日目 2006年元旦(日)


 雪はやんでいた。
 辺りは真っ暗でシンと静まり返っている。
 見上げても月も星も見えない。
 寒さはそれほど感じない。
 歩き出すと足下の雪がさくっさくっと踏みしめられる音がした。
 みらい2号館の前の道を少し登ると、確か一軒家があったはずだ。
 たぶん若井さんの言っていたのはそこだろう。
 ほんの十数メートルほどの距離だ。
 その家は入り口に灯りがついていたが、見たところ家の裏手の道というのは無さそうだった。
 パパがこれじゃないよと言い出した。
 「だってこれ、民家じゃなくて公共の建物らしいじゃないか」
 じゃあもっと先のことだろうか。
 みんな雪で埋まりかけた轍の跡に沿って歩き出す。
 道の両側はそそり立つ雪の壁だ。
 しばらく歩いたところでみんな足を止める。
 「本当にこんなに遠くかなぁ」
 「若井さんはもっと近いようなことを言っていたよね」
 「お宮までは歩いて10分ぐらいだって言っていたけど、それは踏み固められた所を登る時間も入れてのことだもんねぇ」
 「もしかして2号館を出て反対側に行くんだったのかな」
 「若井さんは右って言ってなかったっけ」
 みんな言うことが曖昧だ。
 何しろみんな酔っ払いなのだ。


真っ暗闇の雪道を行く酔っぱらいたちの図


 策もないので反対側に行ってみることにした。
 すると正面に灯りを携えた人影が見えた。
 あの人に聞いてみよう。
 「・・・あのう、初詣に行きたいのですが」
 「そこを登るんだよ」
 どうも初詣を終えたばかりの村人のようだ。
 「そこ・・・?」
 なんとそこはほとんど2号館の斜め前ぐらいだった。
 2号館の入り口に立つと、道を渡ったところに「農道」の標識が見える。そのすぐ隣に踏み固められた登り口ができていた。
 こ、こんなに近かったとは。



3-2.雪に埋もれた鳥居へ続く


がんばれ新潟■雪国のお正月*2006■ 目次 | 子連れ温泉ガイド地熱愛好会HOME