雪はやんでいた。
辺りは真っ暗でシンと静まり返っている。
見上げても月も星も見えない。
寒さはそれほど感じない。
歩き出すと足下の雪がさくっさくっと踏みしめられる音がした。
みらい2号館の前の道を少し登ると、確か一軒家があったはずだ。
たぶん若井さんの言っていたのはそこだろう。
ほんの十数メートルほどの距離だ。
その家は入り口に灯りがついていたが、見たところ家の裏手の道というのは無さそうだった。
パパがこれじゃないよと言い出した。
「だってこれ、民家じゃなくて公共の建物らしいじゃないか」
じゃあもっと先のことだろうか。
みんな雪で埋まりかけた轍の跡に沿って歩き出す。
道の両側はそそり立つ雪の壁だ。
しばらく歩いたところでみんな足を止める。
「本当にこんなに遠くかなぁ」
「若井さんはもっと近いようなことを言っていたよね」
「お宮までは歩いて10分ぐらいだって言っていたけど、それは踏み固められた所を登る時間も入れてのことだもんねぇ」
「もしかして2号館を出て反対側に行くんだったのかな」
「若井さんは右って言ってなかったっけ」
みんな言うことが曖昧だ。
何しろみんな酔っ払いなのだ。
策もないので反対側に行ってみることにした。
すると正面に灯りを携えた人影が見えた。
あの人に聞いてみよう。
「・・・あのう、初詣に行きたいのですが」
「そこを登るんだよ」
どうも初詣を終えたばかりの村人のようだ。
「そこ・・・?」
なんとそこはほとんど2号館の斜め前ぐらいだった。
2号館の入り口に立つと、道を渡ったところに「農道」の標識が見える。そのすぐ隣に踏み固められた登り口ができていた。
こ、こんなに近かったとは。
人一人やっと通れるぐらいの狭い雪の階段ができている。
確かに昼間は無かった。夕方に人力で作られたのだ。
登り出すとすぐにそれは狭い坂道になった。雪が深く柔らかいので、うっかり道を踏み外すと雪に埋まってしまいそうだ。
振り返ると・・・あっ、一人踏み外して埋まっている。
前方から灯りが近づいてくるのが見えた。
それはお宮から戻ってくる一人の男性だった。
「今からお参り? ちょうど閉めちゃったところだよ」
し、閉めた!?
閉まっちゃったの?
「でもとりあえず行ってみます」
とほほ。本当に集落の人がみんなお参り終えたら終わりってことなのね。
遅すぎたか。
行きは酔い酔い・・・じゃないや良い良い帰りは怖い。
細い道を辿り斜面を登りながら、下りは滑りそうで怖いなぁと思った。
去年よりサバイバルな初詣だ。
足下は踏み固められてはいるものの、時々ずぼっと靴が埋まる。
途中でぼうっと光っているところがあると思ったら、雪を掘って蝋燭を差してあった。
いつの間にか先頭を歩くパパの手にも蝋燭。
さてはどこかから引き抜いたな、バチが当たるかも。
登り終えると目線の高さに鳥居の頭の部分があった。
つまり、鳥居の胴体はすっぽり雪に埋まっているのだ。
鳥居には池尻神社と書かれている。
そして村人の足跡はその奥に続いていた。
たぶんこの奥にお宮があるのだ。
鳥居を潜って行かれないことは無かったが(潜るとしたら四つん這いにならないといけないぐらい雪が深い)、もうお宮は閉めちゃったと言うのでここでお参りしていこう。
無病息災。世界平和・・・どうぞよろしくお願いします。
この場合の帰り道とは、もと来た道、つまり人一人やっと通れる部分だけが踏み固めてあるわけだから、当然そのまま回れ右をする。
つまり、登るときは先頭を歩いていたパパは、今度はしんがり、後ろを歩いていたyuko_nekoさんは先頭になる。
ところがスピードを出して降りながらも、yuko_nekoさんの姿が見えないことに気づく。
「先に行っちゃったんだよねぇ?、こんな急な滑りそうな道なのに」
「酔っ払いは早いなー」
「先に行ったならいいけど、降りてみたらいなかった、どこかへ消えちゃったから捜索しなきゃなんていうのは勘弁してくれ〜」と、残された三人で口々に言い合う。
やめてよー。
パパの手にする蝋燭を除き、辺りは暗いし、それに私たちだってかなりのスピードで降りているのに前方に人影も見えないなんて・・・。
心配することは無かった。
ちゃんと一番下にyuko_nekoさんはいた。
でもかなり急な雪坂だったのに人間離れしたスピードじゃないか?
「滑らなかった?」
「いや、下まで滑って降りて来ちゃったよ。それなのにぬれないし、スキーウェアは偉大だぁ」
・・・って、板も無しで滑り降りたんですかい・・・。
「開けましておめでとうございまーす」
既に昨夜、初詣の時に一度新年の挨拶を交わしているのだが、朝にはもう一度。
外に出てみると、雪の中に転々と動物の足跡が残っていた。
昨夜は雪はほとんど降らなかったのか、車が埋もれているということはなかった。
その前日、大晦日の朝は、入り口に除雪車が吐いていった雪が積もっていて、午前中は車が出せなかったくらいだったのに。
元旦の朝の空は薄曇り。
去年に引き続き、今年も新潟でお正月だ。
料理上手のyuko_nekoさんがお節料理を準備してきてくれた。
今年の自信作だという栗きんとん、合鴨のみそ漬け、クワイ、それから数の子、伊達巻き、蒲鉾などが卓に並ぶ。
パパはどうしても朝風呂に入りたいと朝からお風呂を洗い湯を張ってとぷんと浸かっていた。
「朝風呂、最高」と湯気を上げながら戻ってきた様子を見て、がっちゃんとyuko_nekoさんもいそいそとタオルを手に浴室へ向かった。
私も入ればと言われたのだが、既にyuko_nekoさん特製のお雑煮がことことと美味しそうな音を立てていたので後回しにすることにした。そして結局朝風呂には入り損ねてしまった。
yuko_nekoさんちのちび姫ちゃんが来ると、レナは複雑だ。
三人で遊ぶのは楽しいけれど、姉のカナを独り占めできなくなる。
この日も一人だけ戻ってきて囲炉裏の周りをぐるぐるしていた。
外の様子を見に行くと、カナとちび姫ちゃんが家の前でソリ遊びをしていた。
いつの間にか空は完璧に晴れ渡り、木々に積もった雪が真っ白に光っている。
空が曇っていると雪景色もモノトーンになってしまうけど、晴れるととたんに景色は一転する。
鮮やかな紺碧の空が眩しい。
10時半。
二家族、7人で炬燵を囲む。
「いただきまーす」
子供たちは栗きんとんと伊達巻き。
大人はお屠蘇と称してひたすら飲む。
幸せなお正月だなぁ。
新潟のお餅はよく伸びる。
カナは最初きんとんを食べないと言っていたが、一口食べたら夢中。他の人の皿に残った分ももらっていた。
パパは秘蔵のドイツビールを出してきた。
ちび姫ちゃんが数の子を食べるしゃくしゃくという音が聞こえる。
雪にすっぽりと埋もれた古民家で、予定もなくのんびりと過ごす元旦の朝。
食べ終わった子供たちはまたスキーウェアに着替えて戸外へ出ていった。
今度はレナも一緒だ。
玄関横の積もった雪でおままごとをしたり、プラスチックのソリで道を滑り降りたり。
スキーに行こうかと誘ったけれども、ここで雪遊びをしている方がいいと言うのだから仕方がない。
後で温泉にでも行こうかと大人は呑気なものだ。
ところが、しばらくしてカメラをもって外の様子を見に行くと、一番年長のちび姫ちゃんがべそをかいていた。
太陽の力というのは誠に偉大で、積もった雪もこの2時間ばかりでずいぶん溶けた。そのためさっきまではかっこうのソリコースであった田舎道が、今は半分雪の溶けたぬかるみに変わりつつあって、ちび姫ちゃんはちょうどその溶けた水たまりに突っ込んでしまったようなのだ。
他にも、本来なら独り占めできるはずのパパのがっちゃんが、カナやレナの面倒を見てくれていたのが気になったのかもしれない。
とにかくちび姫ちゃんは、もうここで雪遊びをするのはやめて、スキーに行きたいと言い出したのだ。
もしスキー場に行くなら、今度こそカナをスクールに入れようと我が家は考えていた。
可能ならレナもセットで。
一昨日立ち寄ったまつだいファミリースキー場のスキースクールは、午後の部なら1時半から。
今が12時半だから、今から行けばまだ間に合う。
念のため電話してみた。
「まつだいファミリースキー場ですか? スキースクールは今から伺って間に合いますか? また、子供は何歳から受け付けていますか?」
「今日は混んでいるので直接いらっしゃるなら早めの方がいいです。スクールは小学生からです。幼稚園ですか? 親元から離して教えますからねぇ、他のお子さんについていけるかが問題なんですよ。後は現地で状況に応じてということになりますが・・・」
レナは難しいかもしれない。
でもとにかく行くだけ行ってみよう。
がっちゃんたちが来ると、パパはもう運転することを放棄して飲みまくるので、今回も7人全員がっちゃん車に乗ってスキー場へ連れていってもらうことにした。
ついてすぐ、スクールの事務所にカナとレナを連れていく。
「午後のスキースクールを申し込みたいのですが・・・」
カナはすぐに受け付けてもらえた。
ゼッケンを渡されて、身につけるよう指示される。
レナは駄目だった。
半月ほど前に6歳になってはいるが、元々かなり小柄で見た目も5歳にも見えないくらいだし、小学生のお兄ちゃんお姉ちゃんたちの足手まといにならず、重い靴や板をはいて、ついていけるようには見えなかった。
気力だけはカナ以上にあるのだが。
ちび姫ちゃんは、本人からしてスクールには入りたがらなかった。
教えられるより自由に滑りたいし、リフトに乗るのは苦手だとのこと。yuko_nekoさんはスクールに入った方がいいと説得したが、あいにくスクール側でも中級程度滑れるクラスは今日は受け付けていないということだった。
レナはスクールには入れなかったが、ちゃんとした靴と板をレンタルした。
板は一番短い板を貸してもらったが、それでもパパが会社の同僚に譲ってもらったカナのジュニア用板より少し長いくらいだった。
体の小さいレナには靴も板もかなりの重荷になっていると思うのだが、何しろやる気だけは誰よりあるのだ。すぐにパパに「さあ、上に行こう」と即す。
1時半になり、カナのスクールがスタートすると、パパとレナは連れだってリフトで上へ登っていった。
とにかく空は快晴。風もなく暖かい。絶好のスキー日和だ。たぶん今年の冬が来てから一番のスキー日和だ。
カナの入った初級者クラスは、最初にまったく初めての子供と、ハの字で滑ることのできる子供に分けさせられた。
当然カナは前者だ。
カナと一緒に初めてクラスに入った子供は全部で4人。カナ以外は全て男の子。年齢はみんなほとんど同じ。
先生はスクールの校長先生で、黒っぽいハンチング帽を被った年輩の男性だった。
最初は板を片方外し、一本だけで平地を滑る。体を後ろへ反らさないように前のめりになるよう教えられる。
それから二本にして、歩き方など習う。
カナは神妙な表情で先生の言うことを聞いている。
パパは自分で教えたがるけど、やっぱり最初はプロに教えてもらった方がいいよ。だって、特にカナはこういうとき、親が教えると甘えが出るのか泣いたり言われたことをやらなかったりするじゃない。先生が相手だと、真剣に何でも言うことを聞いている。基本をきっちり教えてもらえば、自分に自信だって出るだろう。
レナの方はすぐに降りてきた。
カナがパパと滑るときと違って、何しろ早いのだ。
降りてくるときもこれでもかと嬉しそうな顔で滑り降りてくるが、反対にパパの方はぐったり肩が落ちている。
はしゃぎまくるレナを押さえるのに必死なんだろう。
そういえば夏に
沖縄に行ったときも、レナはあっと言う間にシュノーケルをマスターしたっけ。
がっちゃんとちび姫ちゃんは、もうがんがん上級者コースを滑っているらしい。
一緒に滑り始めたはずのyuko_nekoさんはすぐに根を上げて下で休んでいた。
私はと言えば、一人だけ何も道具がない。
レンタルするほど本気でやる気も今は無いし、仕方なく下でカメラを構えて、カナのレッスン風景や時々滑り降りてくるレナとパパを撮影するくらい。手持ちぶさただ。
冬の山の日は短い。
あっと言う間にゲレンデは山の影で覆い尽くされた。
あれほど暖かかったのに、急に風が冷たくなる。
レッスン後半になって、ようやくカナたちにもリフトに乗ることが許された。
先生がマンツーマンでついて、初めてクラスの子供たちをリフトに乗せる。
あっ、カナがリフトの手前で転んだ。
係りの人はいったんリフトを止めてくれた。校長先生がカナを抱きかかえてリフトに乗せてくれる。ホッとした。
ちょうど下に降りてきたパパが、カナが登っていったと聞いて、レナを置いて後を追った。
置いてけぼりをくらってレナは不満顔。
「待って。レナも行く!!」
カナが二度目にリフトに乗ったときは、パパはレナも同行せざるを得なかった。
レナの滑りっぷりは潔く、怖いもの知らずだ。
カナは地道に先生の言いつけを守り、「大」の字になって滑り降りてきた。
遠くから見るとお星様のようだ。
先生は最後に、次にスクールに入るときは、もうハの字で滑れるクラスに入って良いですと言ってくれた。
今日の温泉は松之山。
yuko_nekoさんたちは
ナステビュウに行きたいと言っていて、私はまだ行ったことのない
鷹の湯に行ってみたかった。
そこで二ヶ所を梯子する計画を立てたが、パパに反対された。
まあ確かに、スキーの後でそんなに時間もないし、今日は一ヶ所にしておきますか。
それで正解。
松之山温泉はあまりに濃くて消耗するので、湯上がりには私もyuko_nekoさんも一ヶ所で精一杯だと悟った。
「ナステビュウはいいよ」とパパ。
私も気に入っている。
ちゅうど一年ぐらい前。年末の30日に入ったのだ。
翌日の31日にyuko_nekoさんたちが行こうとしたが、残念ながら大晦日はここは休業だ。
春にみらい5号館に泊まったとき、ぽこさんたちにも勧めて、確かぽこさんとタクくんも二人で入ってきたはずだ。
今日が晴れて暖かかったので、ナステビュウの駐車場や屋根の雪はほとんど溶けていた。
びしゃびしゃにぬかるんだ駐車場を横切って、入り口へと向かう。
入り口には門松。
中に入るとご自由にお呑み下さいと樽酒。
去年の元旦に
千手温泉千年の湯に行ったことを思い出した。あそこも樽酒を振る舞ってくれた。こんな風に大盤振る舞いをしてくれるのは新潟のセンター系だけだろうか。
パパは早速樽酒を柄杓で汲んでいる。
私も一口・・・升の木の香りが広がった。
お風呂は混雑していたが、ストレスを感じるほどではない。
去年の千年の湯は酷かった。
洗い場なんて順番待ちだったもんね。浴槽もいっぱいだったし。
それと比較すると空いているくらいだ。
この強い灯油のような油臭と、発酵したような臭い。それに蝋燭の燃えた後の臭い。忘れられない。
露天風呂に出たら、先客は一人きりだった。
ここは景色が良いのも気に入っている。
ああ、夕暮れだ。
昼間よく晴れた空に今は薄雲がかかり、淡いピンク色に染まっている。
山に降り積もった雪もピンク色だ。
いい時刻にお風呂に入れた。
手を伸ばして雪を掻き取ってやると、子供たちは岩の上に小さな雪玉を並べ始めた。
お風呂上がりに休憩室へ行くと、既に男性陣は一休みしていた。
「お腹空いた」と言うyuko_nekoさんに、パパは「ナステビュウのコシヒカリおにぎりは絶品だ」と教える。
今、自分も食べたばかりだそうだ。
そこでyuko_nekoさんは早速注文しに行った。
ナステビュウのおにぎりは、塩むすび。二つセットになっている。
ひとつ食べてもうひとつ、食べきれないと言うのでありがたく私が頂いた。
新潟ではどこもお米が美味しいのでハズレがない。
ナステビュウを出る頃には、もう空はとっぷりと暮れていた。
松之山から2号館まではすぐ。
今日もよく遊んだ。
子供たちはまた子供たちで遊んでいるので、パパとがっちゃんは囲炉裏を囲んで飲んでいる。
パパは時々台所の方に声をかけて指示をしながら自分のことをチーフシェフなどと呼ぶので、思わず「チープシェフでしょ」と混ぜっ返してしまう。
今日は殻付き帆立を囲炉裏で焙った。
ちょっと酒と醤油をたらして食べると絶品。
「酒飲みにはこれでしょ」と更にパパは奥から烏賊徳利を出してくる。
これも帆立と一緒に初日に日本海鮮魚センター魚野の里で買ったものだ。
するめで作った徳利と、小さなお猪口もついている。
2号館の流しの下を探って、パパが熱燗用の徳利を見つけてきた。これで温めて烏賊徳利に移すつもりらしい。
とくとくとく・・・。
受けるお猪口もするめでできているため、熱燗を注ぐと熱が伝わってやけに柔らかくなる。
味は・・・。
うーん日本酒に出汁を足したみたいな感じになってあまり好みではなかった。
子供たちはジャーに残っていたご飯をおにぎりにしてあげるとぱくぱくと食べて、おかずにはお節の残りの伊達巻きなどつまんでいた。
もうそれでお腹いっぱいになって後は遊んでいたが、しまいにはぐずぐず言い始めたのでパパがスノーキャンドルを見せてあげると言い出した。
えっ、でもスノーキャンドルを作るには時間がかかるんじゃないの?
パパについて外に出ていった子供たちが「うわー」「きれーい」と言っている声が聞こえた。
今から作るんじゃなくて、もうできてるの?
何時の間に作ったんだろう。
レナが戻ってきて「ママたちも見に来ないといけない」と言う。
庭に出るだけでも寒いのでコートを着て帽子を被る。
カメラを持って出てみると、出来上がっていたスノーキャンドルは考えていたものと違った。
前に
グランデコで教えてもらったタイプのスノーキャンドルではなくて、
日光の雪とうろう祭りで見たような感じだった。
雪の壁に窪みを作って蝋燭を灯してあるのだ。
また気合いを入れて沢山作ってある。
「いやー、これは綺麗だねー、うんうん、綺麗だ綺麗だ」
と、口先ばかりでさっさと家の中に戻ろうとする私に、パパはムッとしたように「それだけ?」
だって寒いんだもん。
それが終わるとパパは子供たちをお風呂に入れて寝かさなくてはいけないと言い出した。
時間も既に9時半になろうとしているのでそれは至極尤もだ。というか、遅すぎるくらいだ。
だから言っていることは正しいのだが、言いながらパパは炬燵に横になって自分が寝てしまった。
・・・あのね。
というわけで、私とyuko_nekoさんの二人で子供たちをお風呂に入れ、みんなの湯たんぽを作って布団に入れて回った。
お疲れだったがっちゃんも、子供たちと一緒に布団に入って寝てしまった。
残された女二人、囲炉裏端で語り合う。
まだ夜は長い。
グラスを傾けながら、もうちょっと男には聞かせられない話でもしていようか。
四日目へ続く・・・