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◆がんばれ新潟 雪国に春は来たか◆3-11


11.棚田と、おゆまる

 帰りがけ、木立の間の開けたところに雪の段々畑のようなものが見えた。
 松代町と言えば名物は棚田。狭い山あいの土地に、斜面を活かす棚状の水田をいくつも作ってある。厳しい環境と、それに負けない知恵。事実この辺りで取れるコシヒカリは日本のトップブランドだ。
 たぶんあれが棚田のひとつなんじゃないのかな。
 夕方の傾いた日差しが、雪の段に柔らかい陰影をつけていた。


雪の積もった棚田 民家に戻ると早速雪遊び


 ぽこさん一家の帰ってしまった貸民家は、急にまた冷えてきたようだ。
 二家族では狭いように思われた5号館も、いざ一家四人だけになってしまうと広くて寂しいような気がする。
 カナは今日の日記を書き出した。
 マコちゃんが書いていたので触発されたのだ。一番印象に残ったらしい、ドジョウつかみのことを書いていた。

 夕食は囲炉裏で鮭を焼いて・・・。
 鮭を焼く傍ら、子供たちと「おゆまる」と言うのを作ってみた。
 おゆまると言うのは、ヒノデワシという消しゴムメーカーが出している玩具の一種だ。
 80度以上のお湯に3分入れると柔らかくなり、好きな形に整形できる。
 形が整ったら水で冷やせば固まる。
 レナが幼稚園からもらってきた冊子に、玩具紹介といった形で出ているのを見た。ちょっと面白そうだと思って、東急ハンズで扱っていると書かれていたからそのうち探してみようかと思っていた。それが最近、100円ショップでも売られていたので二つほど試しに買ってみた。
 シェルの形の型がついていたので、まずは型にはめて作ってみることにした。
 柔らかくするのは簡単だったし、割り箸などでつまみ上げて机に載せるともうそれだけで子供が触っても大丈夫な温度になっている。
 ただ、冷えるとすぐに固まってしまうので、作りながら何度もまた湯煎した。
 型にはめて冷やして、周りのよけいな部分ははさみで切り落とした。
 切り落とした残りももう一度お湯で温めて、残り二つ分をひとつに丸めると、ちょうどスーパーボールになった。

 ふとレナが「明日が帰る日じゃないよね?」と言った。
 残念だね。
 明日は帰る日なんだよ。 


湯煎をしてまず「おゆまる」を柔らかくします。
それから練って型にはめたり、まるめてスーパーボールみたいにします。 出来上がりの図。
100円で2色入っているのを二つ、計4本で、白い貝が二つ、ピンクの貝が二つ、スーパーポールがそれぞれ一色ひとつずつ、計二個できました。




4-1.最後のお片づけへ続く


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