三日目 2005年3月21日(月) |
朝、子供たちの声が聞こえたので、また今朝もカナは早起きなのかなと思った。
ちらりと見てもカナが寝ていたはずの窓際の布団には人のいる気配がなかったから。
でも着替えて囲炉裏の間に出てみると、コタツを囲んで朝御飯を食べているのはタク君とマコちゃんの兄妹だった。
あれえ?
レナは布団にいたけどカナはいなかったよ。
「そんなわけないだろ」とパパ。
もう一度見に行ったら・・・なんと無人だと思われたこんもりと丸まった布団の奥に、さらに繭のように毛布の固まりがあって、そのまた奥に丸くなってカナが寝ていた。
マコちゃんを呼んで見せたら、マコちゃんも大笑いしていた。
だってカナ、どう見てもいないのに、実はいるんだもの。
寒かったのかな? さなぎみたいに器用な寝方。
ちなみに自分は湯たんぽのおかげで昨夜はぬくぬくだった。
ぽこさんも起きてきて、ごま油の利いた中華スープとタイ風卵焼きを作ってくれた。うちのパパも料理上手だけど、ぽこさんも料理上手だなぁ。
中華スープには揚げ餅を入れてもらった。これがまた外側がさくっとして中がもっちりで美味しい。
タイ風卵焼きにはタイのチリソースをかけて食べる。辛いので、子供はかけない方がいい。しょっちゅうタイに出張しているぽこさんが言うには、タイのレストランに入ると、この調味料は必ず卓上に用意されているのだそうだ。
今朝は快晴。
理想的な青空。
ぽこさん一家は今日は朝から帰途につくと言っていたが、実際はタク君もマコちゃんもスノーランドの2(5号館の裏手に広がる広い雪原)が楽しくて、なかなか出発できなかった。
昨日の朝は熱を出したかと心配したマコちゃんも絶好調で、カナと連れだって遊びに行ってしまった。
昨日今日と暖かい日が続いたので、雪は柔らかくなり、昨日より更にもろくなっている。大人が登ると足がすっぽり埋まってしまいそうだ。
スノーランドの1(タク君が掘ったかまくらや、カナとマコちゃんが作った雪の滑り台がある方)もずいぶん大きくなった。タク君が一所懸命掘ってくれたので、大人が二人ぐらい悠々と立てるぐらい中が広くなっていた。
子供たちが遊んでいる間、ぽこさんはせっせと荷物を積み込んでいた。
全部完了したのは11時も近かっただろうか。
車にタク君とマコちゃんも乗り込んだ。
出発前にマコちゃんに聞いたら、また一緒にここに来て遊びたいと言っていた。キャンプもいいねと言ったら、キャンプにも行きたいと言っていた。
よし、きっとまたここか、キャンプ場で遊ぼうね。
うさぎの耳のついたふわふわ帽子を被ったマコちゃんは、本当にふわふわのうさぎさんみたいだった。
にっこりしてバイバイと手を振るうちに寂しそうな顔になった。
ぽこさんの車は、一度バックして道に出て、それから名残惜しそうに走り去っていった。
カナもレナも急に静かになってしまってしょぼんとしてしまった。
ぽこさん一家は今日で帰ってしまったが、我が家はもう一泊取ってある。
連休は今日までなので、学校はずる休みだ(それは人聞きが悪い。ちゃんと先生には断ってある)。
昨日は芝峠を別にして、1日貸民家にいたから、今日はどこか出かけてみよう。
今更スキー場という気分でもない。
パパはどこか子供たちが楽しめる体験施設のような所はないかなと言った。
えーとねぇ、松之山に気になっている施設がある。
どんなことができるかよく判ってないんだけど。
ここ、ここ、森の学校キョロロ。
ぽこさん一家に四つ渡した残りの、チョコレート饅頭を食べてから出かけることにした。
チョコレート饅頭は意外に和風の味わいだった。
このあたりには、十日町の十日町ステージ・キナーレ、松之山の森の学校キョロロ、松代の農舞台と、いくつかの交流施設がある。
共通するのはどれも一種のミュージアムだということだろうか。あとはそれぞれ、独自の体験施設やギャラリー、地域密着の学習教室などを設けている。
とは言っても、具体的に小さい子供を連れていって予約も無しに楽しめる場所なのかといったことは、事前にはよく判らなかった。
松之山までの道は既に行き馴れているが、キョロロの場所は判らない。
地図で見ると・・・美人林の側らしい。美人林というのは、保護されているブナの原生林だ。前に松之山の町を通過するときに、キョロロと美人林の看板を見たのだが、何しろ今の時期は雪が深くて、どこも道の両側に高い雪の壁があり看板などはなかなか見つからない。
地図とナビを頼りにぐるぐると回って、ようやくその曲がり角を見つけた。ずいぶん時間がかかってしまった。
真っ青な空に、赤錆色の不思議な建物がそびえている。直線的で太すぎる煙突のような唐突な建造物だ。
これはヘビの頭に見立てられたキョロロの鉄塔だった。
高さは34メートル。
内部には青と赤の発光ダイオードによる光のアートをイメージした展望台がある。
塔の前に広がる雪の丘では、指導員らしい長靴をはいた男性を先頭に、若い男女がぞろぞろとプラスチック製のソリを手に坂を上っている。
指導員って言っても・・・ソリ遊びの指導かな?
何だか面白そう。
子供たちは車の中で見ていたビデオが気になるので、降りないと言いだした。
「面白そうだよ、降りてみようよ」
「ここどこ?」
「森の学校だよ」
「学校??」
入場料は大人500円、小中学生300円。入り口を入って、すぐにミニチュアの茅葺き民家がある。和風ドールハウスという感じだ。
それから右手にパソコンのようなディスプレイ。タッチパネル式だ。早速レナがいじりだす。カナもやってきて覗き込んだ。
内容は松之山周辺の様々な情報らしいが、説明に漢字が多くまだカナにも読めなかったため、すぐに違う方に興味が移った。
ディスプレイの向かいに、いくつも木の箱が並んでいる。
箱には手を突っ込む穴があって、中は見えないようになっている。
なんと触感だけで中に入っているものを当てる箱なのだ。
当然、びくびくしながら子供たちは手を突っ込む前に穴からなんとかのぞこうとする。触るのが怖いのだ。
最初の箱には兎の毛皮。
次の箱にはヘビの抜け殻。
木の実とか、川の貝とか、わら細工とか、この地方らしいものがいろいろと入っている。
中に突っ込んだ手で、中から蓋を開けられるようになっていて、触った後は答えを知ることができる。
その先は松之山に生きるいろいろな生物。
ヘビとか、カエルとか・・・あれ、ケースの中に野ネズミの姿は見つからない。ピーナッツの殻が散らばっている。地面に潜っているのかもしれない。
通路を左に曲がって、今度は松之山おもしろボックスコーナー。
ここが面白い。
木のボックスに沢山の透明プラスチックの引き出しがついていて、自由に中を見ることができる。
中にあるのは・・・
木の実のブローチや手作りのうぐいす笛。
手作りの独楽。
かるがもやツバメの卵の殻。
アオダイショウの脱皮した抜け殻。
はたまたアオダイショウのホルマリン漬け。
受付に座っていたおばさんが、面白いものを見せてあげると、引き出しの一つを開けてくれた。
中にはふわふわの毛皮の茶色い剥製。手の平に乗るほど小さい。
「モグラよ」
子供たちも手に乗せてみた。
「ちいさーい」
「これでも大きい方なの」
松之山おもしろボックスとは、松之山町に住む人たちに、家にある面白そうなものを持ち寄ってもらった引き出しで、引き出しに入れた人の名前と入れたもの、採取した場所などを書いたメモが入っている。
町の人たちが何でも好きなものを入れていいというのが興味深い。街暮らしではおよそ目にしないような珍しいものも多い。
更に先へ行くと、右手に簡単な顕微鏡とプレパラート、左手に小さい部屋があり、天井から床まで壁三面が昆虫標本で埋め尽くされている。
この標本はその大半が蝶類で、松之山出身の昆虫採取家、志賀夘助氏のコレクションだ。
オーストラリアの幸運を呼ぶ蝶、ユリシスもどこかにあるかなと思ったが、青いのはアフリカのモルフォばかり目についてよく判らなかった。
プレパラートには蝶や違う昆虫の羽などがセットされていた。カナもレナも真剣にレンズをのぞいた。
昆虫標本コーナーの奥は、松之山周辺に住む魚や両生類の水槽が並ぶ
メダカが絶滅危惧種だとは知らなかった。
ペットとして養殖されているが、天然のものはもう数が少ないのだそうだ。
養殖されたメダカも、本来地域ごとに遺伝子が違うものが混ざり合い、遺伝子汚染の心配があるという。
建物の最奥は、外で見上げた鉄塔だった。
暗い中に四角をぐるぐると回っていく変形螺旋階段がついている。
これはキョロロに展示されているアート作品、庄野奏子作「キョロロのTin-Kin-Pin 音の泉」と逢坂卓郎作「大地・水・宇宙」だ。
塔の地下に設置した貯水井戸に落下する湧き水が奏でる音が聞こえると言うが、音より幻想的な光の方に目を奪われてしまった。
ぽっぽっと階段の途中途中で青いラインがか細く点滅する。
見下ろせば、遙か下に赤い光を放つ井戸。
ずいぶん昇ってきた。暗いので距離感覚がつかめない。
途中で子供たちはくじけそうになったが、上から降りてきたカップルがもう少しで頂上ですよと教えてくれた。
頂上には展望台がついていたが、子供たちは興味ないようだった。
「これだけ?」
これだけって言われても・・・。
降りて今度は入り口の反対側へ行ってみよう。
通りがかりにさっきの野ネズミのケースを見たら・・・
「いた!」
今度は小さな茶色のネズミが枝の上にいた。カナとレナが寄ってくると、しまった、バレたか、と落ち着きのない目できょろきょろと見回していた。
通路には昔の民家で使われていたやかんなどが展示されていた。
これって、みらい1号館で現役だったじゃんとパパが指さした。
その先のコーナーはチャレンジ工房。
指導員が木工品の作り方を教えている。
完成した木馬が二つあったのでカナとレナは交代で両方乗ってみた。
ここは材料費を払えば自由に木片や木の実で好きなものを作れるようだ。
大きな青い水槽が二つあり、ひとつはザリガニ釣り、もうひとつはドジョウつかみができるようになっている。
ザリガニはまったく餌に興味がないようで、いくら釣り糸を垂らしても釣れなかった。
幼稚園か小学校低学年ぐらいの男の子がやってきて、手でつかめば簡単に捕まるよと、一匹捕まえてくれたが、はさみが怖いカナとレナは逆に恐れをなしてしまった。
むしろはまったのはドジョウつかみの方で、最初はなかなか見つけられなかったドジョウが砂の中に半分隠れていることに気づき、それからすっかりエキサイト。
にゅるにゅるして気持ち悪い〜と悲鳴を上げながらもつかむこと三度。ようやく逃げる前に写真撮影にも成功した。
十分遊んだので帰ろうとしたら、受付の人がカナとレナの運動靴を見て、長靴だったら外でソリ遊びもできるのにと教えてくれた。
まあ、ソリは沢山、貸民家の方で遊んだからいいかと思っていたし、貸民家の雪で遊びすぎてカナなど防水ブーツの中がびしょびしょになっていたのであえて置いてきてしまった。
入り口前にはソリの他にもかんじきなど置いてある。
パパが面白がってそれをカナの足にはかせたところ、キョロロの従業員なのか、それとも遊びに来ただけの地元の人か、おばさんと、背中に赤ちゃんを背負った奥さんが、結び方が違うと直してくれた。
「これで雪の上が自由に歩けるよ」
「わーい」
「おや、かんじきで歩くの上手だねぇ」
藁のながぐつや簑も着せてもらった。
なんか、雪ん子みたい。
ちなみにこの越後松之山「森の学校」キョロロのキョロロとは、赤いカワセミ、アカショウビンの鳴き声なのだそうだ。
キョロロも、何故か「キョロロ」ではなく、「キョロロ。」と最後に丸がつくのが正式名称らしい。
遅い昼食は松之山の温泉街で取ることにした。
松之山温泉とひとくくりにするが、源泉はいくつかあって、それぞれに固まって、または点在するように旅館が建っている。
中心になる松之山温泉街は、前に行った鏡の湯源泉の
凌雲閣の手前になり、町営の
温泉センター鷹の湯をはじめ、鷹の湯源泉の宿が建ち並ぶ。
選んだのは自炊宿みよしやの隣のお食事処寿々木。
入り口のボードには、お刺身定食、とんかつ定食、カツカレー、豚肉生姜焼き定食、蕎麦・・・と脈絡がない。
それに、こんな山の中でお刺身?・・・という不安は杞憂に終わった。
がらがらと引き戸を開けると、入って直ぐ左手に美味しそうな地酒が並んでいる。
お刺身定食と、イワナの甘露煮がついた蕎麦を注文した。
地酒と焼酎の利き酒セットもあったので、地酒の方を注文してみた。四つ並んだグラスはそれぞれ、越の雄町、鮎正宗、〆張鶴
純、竹林爽風。
すっきりしたお酒の好きな私としては、越の雄町、〆張鶴 純が美味しかった。鮎正宗は昔から知っているいかにも日本酒という感じの味。竹林爽風は古酒的なこくがありすぎて。
刺身定食がまた大正解。よく考えたらこの辺りから日本海は決して遠くない。松之山で海の幸というのは、あながち間違いでも無いようだ。
うう、アワビが美味しい。
今回頼まなかったが、ここは豚肉も地元産のこだわり食材らしい。美味しいお店が見つかってラッキー。また松之山に来ることはあるはずだから、覚えておこう。
食後は
松之山の兎口源泉、植木屋旅館に行くことにした。
目の前の町営温泉センター鷹の湯にも後ろ髪が引かれたが、自遊人付録のパスポートで無料になる方を選んでしまった。
ここは敷地内に
町営の翠の湯という露天風呂があるが冬季は閉鎖。今日もせっかくの晴天なのに露天風呂には縁がないようだ。
松之山温泉街を少し戻って、じょうもんの湯おふくろ館と町営露天風呂翠の湯の看板に従って山の方へ曲がる。
雪で見通しの悪い道。社の前で曲がる。町営翠の湯は冬季閉鎖中なので露天風呂は入れないとの看板が手前にあった。
駐車場はすっかり雪の壁に囲われている。なかなか車から降りてこない子供たちをおいて、先に一人で坂の上の建物へ向かう。
植木屋旅館は鄙びた外観。
なんとなく建物は、同じように古くても、
凌雲閣のような高級さはなく、むしろ庶民的な気安さがある。
出てきた女将さんに日帰り入浴はできるかうかがうと、先回りするかのように向こうからパスポートなどお持ちではないですか?と聞かれてしまった。
「大人二人分はあります。子供が小学生と幼稚園生なのですが」
「お子さんの分は宜しいですよ、どうぞお入り下さい」
本当に家族四人、タダで宜しいのですか? ありがとうございますー。
入り口で雪遊びをしていたカナとレナを呼び寄せて、いかにも古そうな浴室へ向かった。
先客が二人ほどいたが既に上がるところだった。
がらがらと戸を開けて中を見ると、狭いながらもいい感じに色づいた木造の浴室。四角い木の浴槽が二つ並んでいて、鈍い緑色の濁り湯がなみなみと満たされていた。
さっき女将さんが「熱かったら水でうめて下さいね、特に女湯は熱いかもしれません」と言っていたので、どれほど熱い湯かと思ったら、あれ、意外に熱くない。
手前のお風呂は湯口があり、奥からも何やらぼこりぼこりと間欠的に大きな泡が浮いてくる。
奥のお風呂は何となくぬるそうに思えたのでこちらに手を入れて温度を確認した上で、シャワーを掛けた子供たちを入れてみた。
うん適温。
いい気持ち。
濁りが強いので足下はおろかお湯の中は何も見えない。
結構深くて、100センチそこそこのレナは首までぎりぎりだった。
松之山にしてはいわゆるアブラ臭はそんなに強くない。
でも濃度は凄い。
傷がなくても体のあちこちがぴりぴりとしみるくらい塩分濃度が濃い。すべすべとする感じも強い。
浴槽の中は析出物であちこちとげとげしていて、うっかり寄りかかると痛くて仕方なかったりする。
ここに入ったまま、隣の浴槽に手を入れてみた。
熱いよぉ。
これは熱い。
掛け湯をして入ってみたが3秒と入っていられない。しかもひりひりずきずき。
おかしいなぁ、兎口源泉って40度も無いはず・・・女将さん熱いって言ってたけどどうしてこんなに熱いんだろう。
意を決して湯口の湯に触ってみると・・・あれ? こっちは熱くない・・・どころか、水みたいだ。これが源泉かな。
ちょっと飲んでみると、美味しい塩味にちょっとしゅわっとする感じがある。
濁って何も見えないし、ぬるい湯が注がれている浴槽は激熱だし、適温の浴槽は男湯と変則的に繋がっているし(手をつっこめば男湯からも見える)、その繋がっているところの壁が異様に熱かったりして、ここのお湯の流れはどこがどうなっているやらさっぱり判らないが、とにもかくにも極上の温泉であることは間違いない。
男湯ではパパが「先にあがるよ」と一声、さっさと上がってしまったようだが、子供たちも気に入っているようなのでもうしばらくここでゆっくりしていよう。
床の簀の子も木、湯気の抜ける高い天井も木、雪国に木造の温泉は何ともしっくり決まっている。
帰りがけ、木立の間の開けたところに雪の段々畑のようなものが見えた。
松代町と言えば名物は棚田。狭い山あいの土地に、斜面を活かす棚状の水田をいくつも作ってある。厳しい環境と、それに負けない知恵。事実この辺りで取れるコシヒカリは日本のトップブランドだ。
たぶんあれが棚田のひとつなんじゃないのかな。
夕方の傾いた日差しが、雪の段に柔らかい陰影をつけていた。
ぽこさん一家の帰ってしまった貸民家は、急にまた冷えてきたようだ。
二家族では狭いように思われた5号館も、いざ一家四人だけになってしまうと広くて寂しいような気がする。
カナは今日の日記を書き出した。
マコちゃんが書いていたので触発されたのだ。一番印象に残ったらしい、ドジョウつかみのことを書いていた。
夕食は囲炉裏で鮭を焼いて・・・。
鮭を焼く傍ら、子供たちと「おゆまる」と言うのを作ってみた。
おゆまると言うのは、ヒノデワシという消しゴムメーカーが出している玩具の一種だ。
80度以上のお湯に3分入れると柔らかくなり、好きな形に整形できる。
形が整ったら水で冷やせば固まる。
レナが幼稚園からもらってきた冊子に、玩具紹介といった形で出ているのを見た。ちょっと面白そうだと思って、東急ハンズで扱っていると書かれていたからそのうち探してみようかと思っていた。それが最近、100円ショップでも売られていたので二つほど試しに買ってみた。
シェルの形の型がついていたので、まずは型にはめて作ってみることにした。
柔らかくするのは簡単だったし、割り箸などでつまみ上げて机に載せるともうそれだけで子供が触っても大丈夫な温度になっている。
ただ、冷えるとすぐに固まってしまうので、作りながら何度もまた湯煎した。
型にはめて冷やして、周りのよけいな部分ははさみで切り落とした。
切り落とした残りももう一度お湯で温めて、残り二つ分をひとつに丸めると、ちょうどスーパーボールになった。
ふとレナが「明日が帰る日じゃないよね?」と言った。
残念だね。
明日は帰る日なんだよ。
最終日に続く・・・