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◆がんばれ新潟 雪国のお正月◆3-5


5.貸民家帰着

 帰りがけに松之山でガソリンを入れた。
 ガソリンスタンドの手前に和菓子屋があり、昨日から気になっていた「チョコレート饅頭」をよっぽど買いに行こうかと迷ったが、あまりに雪が激しかったので車から出るのをやめてしまった。
 パパは貸民家みらいがいたく気に入った様子なので、たぶん今後も松之山に来る機会はあるだろう。チョコレート饅頭はそのときのお楽しみにしておこう。
 結局、松之山のJAでちょっと買い出しをして、貸民家の一号館に戻ることになった。

 みらいの良いところは、囲炉裏や土間など古いものをそのまま残してあるとともに、トイレや給湯器などに最新式を設置して整備してあるところだ。
 トイレがウォームレットのウォッシュレット。これだけで涙が出るほどありがたい。特にこんな寒い季節は、だ。
 その反面あまりにも生活感があって、旅先にそういうものを求めない人には向かないかもしれない。具体的には壁に子供の貼ったシールが残っていたり、天井に年代物の蜘蛛の巣が張っていたりするところだ。
 ストーブもその上でお餅が焼けるような骨董品から、ファジーに温度調節をして3時間で自動停止するような新しいものまで、ひとつひとつまちまち。
 タオル、布巾、雑巾など、ちゃんと洗い立てのものが用意されている。
 その他にも何日か生活する上で、あっ、あれがほしいと思うようなものは、戸棚など探すと次々出てくる。輪ゴム、洗濯ばさみ、ドライバー、色鉛筆・・・。
 本当に貸民家というより、田舎のおばあちゃんのうちに遊びに来たような感じなのだ。

 部屋に入ったら子供たちはすぐに人形を広げ始めた。
 今年のサンタクロースはカナとレナにディズニープリンセスの着せ替え人形を持ってきた。
 カナにアリエル、レナに白雪姫。
 着せ替え人形なのだが、替えの洋服がついているセットはアリエルとシンデレラしかなく、喧嘩になるといけないのでサンタは両方替え服無しの人形のみをプレゼントした。
 クリスマスの朝、二人は箱を開けて人形を出し、お互いに着ている服を取り替えっこする以外にも服がほしいと言ったので、ママはメジャーを出して人形を採寸し、サイズがバービーに酷似していることから、トイザらスへバービー人形の洋服を買いに行った。
 そんなわけで人魚のヒレのついたアリエルはいつの間にかモードスタイルのアリエルに、クラシカルな立て襟ドレスを着た白雪姫は、カジュアルスタイルの白雪姫に変身してしまった。
 そして偶然にも、ちび姫ちゃんもまた、クリスマスプレゼントにまったく同じアリエルをもらったようなのである。
 だからそれぞれ服を取り替えっこできるプリンセスがここに三人揃ったことになる。
 他にもちび姫ちゃんは、カードを引いて、そのカードと同じものを手探りで探すゲームなども持ってきてくれた。


部屋に入るなりおもちゃを広げる子供たち 囲炉裏で烏賊、焼きま~す


 yuko_nekoさんとがっちゃんは、到着早々、また買い出しに行くと言って出かけてしまった。
 十日町の大型スーパーまで行くと言っていた。
 ちび姫ちゃんはうちの子供たちとお留守番。
 小腹が空いてきたので囲炉裏で烏賊を焼き始めると、臭いに誘われて子供たちもつまみに来た。
 パパが温泉卵を作ろうと、昨日の朝、野沢温泉の中尾の湯で汲んできた温泉水と生卵を鍋に入れて囲炉裏の隅に置いた。
 私は温泉卵とは黄身が固まって白身がとろとろの卵をいうのであって、温泉で茹でたものではないと思うのだが、パパは「いや、これが本当の温泉卵だ」と言うので任せてみた。
 結果は・・・滑川温泉「温泉卵大作戦失敗の巻」再来となってしまった。とほほ。 


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3-6.薪で焚くかまどご飯へ続く


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