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◆がんばれ新潟 雪国のお正月◆2-10


10.露天風呂のある古民家

 がらがらと玄関の戸を開けると、広い土間。かまどがある。
 冷蔵庫の中のように冷え切っていて、思わず身を震わせた。
 子供たちがプラスチックのそりに荷物を載せて運んできた。さあ、荷物をどんどん部屋へ運び込もう。
 板張りの廊下は氷のようだった。最初スリッパをはかずに中に入ったら、足の裏が冷えるあまり痛みを感じるほどだった。
 囲炉裏の間を中心に、こたつやテレビのある居間と、20~30年前はどこの家庭にもあったような古びた台所が隣接している。
 たぶんこの三部屋でほとんどの時間、過ごすことになるだろう。
 部屋はいくつもあるが、こう寒くては移動するのも辛い。
 1階にほぼ6部屋、2階に3部屋。本当に20人ぐらい泊まれる。夏だったら子供たちが縦横無尽に走り回りそうだ。

 お風呂は部屋から繋がっているのかと思っていたら、まったく独立していた。
 「うきぐも」と名付けられた露天風呂は、民家の横の見晴らしの良い場所に設置され、雨や雪の日でも入れるように簡易な屋根が掛けられていた。
 もくもくと煙が上がっている。
 何だろうと思ったら、冬場は湧かすのに時間がかかるので、私たちが到着する前から若井さんが薪をくべて湧かしてくれていたのだった。


雪の中の古民家 下は露天風呂うきぐもの外観
一番下はそりで荷物を運ぶレナ 露天風呂からの景色は最高
一番下はかまどのある土間


 囲炉裏とこたつの部屋は襖を開け放ち、複数のストーブを置いたらようやく人心地つけるような温度になった。
 パパはもう一度一人で買い出しに出かけ、ついに途中でチェーンをつける羽目になった。
 子供たちは居間にあった一抱えもあるヒョウタンが気になって仕方ない。
 三つあって振るとからからと音がする。
 そのうち二つには穴があったので、ひっくり返しにしてみたら乾いた種がいくつか出てきた。
 


左上 地元の米、塩、うどん、味噌・・・特にこの松代町の「ぶなの森天水米こしひかり」と「藻塩」が滅茶苦茶美味しいの

上 道の駅信越さかえで買った地物きのこがまた美味しい。特に天然物のなめこ

左 道の駅新井の日本海鮮魚センターで買った魚介類も忘れちゃいけない

左下 大きなひょうたんが三つも

下 振ってみるレナ 音がするよ、ねぇねぇ




2-11.囲炉裏を囲んで夕御飯へ続く


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