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◆がんばれ新潟 雪国のお正月◆1-0


0.行こうよ、雪国の田舎へ

初日 2004年12月29日(水)


 10月23日午後6時前。
 東京。
 がたがたっと家がきしんだ。
 びっくりして子供たちが立ち上がった。
 揺れはかなり大きく不気味だった。
 テレビをつけて待ったが、いつもならすぐに震源地近くの震度が表示されるところ、なかなか表示されない。
 何度か繰り返された激しい揺れの後、ようやく凄まじい被害状況が刻々と明らかになっていった。
 それが新潟中越地震だった。



 去年までの冬の定番、榛名湖の宿が無くなって、パパは今年の年末年始をどこで過ごそうかいろいろ考えた。
 東京から遠すぎず、法外で割高なお正月料金がかからず、滞在型で自由に過ごせて子供たちが走り回っても良いようなところ。
 見つけたところは、「田舎の古い民家、一軒貸します」
 雪にどっしり埋もれた、囲炉裏のある古民家でお正月を迎えるのも楽しそうなんじゃない?

 しかし貸し民家のある松代は中越地震で被害を受けた小千谷市の近くだ。

 地震後、しばらくは迷った。行くのをやめようか、ではなく、行ってもいいんだろうか・・・と。

 幸い貸し民家はほとんど被害は無かったようだ。そして地震でキャンセルの相次いだ新潟の観光業界は年末に向けて「新潟へ遊びに来て」とキャンペーンを始めた。温泉宿の女将さんたちが揃いの赤い法被を着て、テレビに映って宣伝していた。

 行って迷惑でないなら行こうよ。
 さあ、雪国の田舎へ!!


夜明け・・・冬空の下の関東平野
一条の煙が棚引く遠い煙突




1-1.夜明けの出発へ続く


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