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◇◆長野と群馬◆◇
濁り湯露天風呂の旅

22.黄昏時の極楽湯











 こんな調子でドタバタ喜劇を演じながら万座温泉ホテルに戻ってきた私だが、それから30分もしないうちに、極楽湯でも行ってみようかなというパパと一緒にまたまた次のお風呂に向かうのだ。
 自分でもアホかと思うほどお風呂に入っているが、楽しいので気にしない。

 時刻は5時半で、もう辺りは黄昏のほの暗さ。
 さっき教わった外からの道の方が極楽湯も近いので、パパを道案内する。
 正面玄関から出ると、灯りに照らされて霧のような細かい雨が降ると言うよりは漂っているように見える。ごく淡いミストの中に入っているようで、別に傘はなくても困らない程度だ。

 極楽湯というのは万座温泉ホテルの名物露天風呂。
 以前に二回、日帰りで万座温泉ホテルに来たときにも入っている。
 とても眺めが良く爽快な気分になれる。青白い濁り湯が周辺の景色とマッチして、まさに雲上の極楽湯。
 極楽湯に行く途中の道ばたで、脱走ウサギを発見。
 私たちが車を停めている駐車場の隅に、ウサギや鶏を飼っている金網があったが、どうやらあそこから逃げ出した模様。
 他にも周辺でときどき脱走ウサギを見かけるので、もう半分野生化しているんじゃないかと思うくらい。


極楽湯が見えてきた



野生化した脱走ウサギ



極楽湯の脱衣所
極楽湯の画像は以前昼間に撮影したものをどうぞ 万座温泉ホテル極楽湯



 極楽湯は混んでいた。
 辺りの黄昏がだんだん濃くなって、山が薄闇に溶けていく。
 霧雨はいつの間にか止んだが、湯面を照らす灯りはぼうっと霞んでいる。
 お湯はぬるかった。
 そして薄かった。
 でもまあこれはこれで。
 のぼせずにいつまでも入っていられそうだ。
 長湯をしすぎたかと急いで脱衣所に入れば、えへんっとパパの咳払いが外から聞こえた。




本館長寿の湯の近くにある逢古の水 湯上がりに美味しいよ




2-23体に優しい万座温泉ホテルの夕食へ続く


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