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◇◆長野と群馬◆◇
濁り湯露天風呂の旅

12.長寿の湯






 長寿の湯も混雑していた。
 ちょうど日帰りの人がどっと来る時間帯なのかもしれない。長野側ではいまいちぴんと来なかったが、やっぱり世間は三連休なのだ。
 入り口の前で靴を脱ぎ、中で男女は左右に分かれるようになっている。
 脱衣棚もセンター系日帰り温泉のように沢山あって、子供連れの姿も多い。

 浴室は木造で広く、中央に比較的大きな浴槽がある。
 左側に洗い場が、右側に小さめの浴槽がいくつか。中に移動してみると脱衣所の隣にも別の浴槽があり、さらに外には半露天風呂も二つほど作られているのが判った。
 それぞれの浴槽には名前が付けられている。
 中央の大きな浴槽は苦湯、後方は姥湯(源泉100パーセント)、苦湯の右の打たせ湯付きの浴槽が滝湯、その隣の無色透明な湯の浴槽が真湯、さらに外へ出て手前が姥苦湯、奥がささ湯となっている。
 このときはまだどれがどれやらまったく判らず、何から入って良いものか悩んだ。後からこれらの源泉は全て共通で採取位置と加工方法が違うだけという話を教えてもらったが、そのことはまた後で詳しく書こうと思う。
 とにかく何だか判らないまでも、少し空いていそうに思えたので最初は半露天風呂の方に向かった。


このときは混んでいたため、これは夜の画像。姥苦湯から。



 私と一緒に小さな子供を連れた家族連れが露天風呂のドアを潜った。
 手前の姥苦湯に数人、奥のささ湯には一人先客がいらした。
 姥苦湯から入ってみる。
 真っ白に白濁していて少々ぬるめ。
 これだけ大勢の人が入っているのだからお湯の鮮度がどうのと話しても仕方ないと思うが、思ったよりずっと景色は良い。
 屋根があるので開放感はあまりないが、ちょうど浴槽が細長いのでみんな内湯を背にして座ると、目線の高さに景色が見えるようになっている。
 一緒に露天風呂に出てきた家族連れの子供がお風呂に入るのを躊躇していたが、家族が熱くないわよと招き入れたところで私は隣のささ湯に移った。いくら何でも混みすぎだ。

 ささ湯には年輩の人が一人入っているだけだった。
 こちらはお湯が少ない。浴槽の半分ぐらいしか溜まっていない。さらに姥苦湯よりぬるかった。
 振り向くと源泉をそそぎ入れるパイプは一本で、姥苦湯とささ湯の両方に入るようになっている。
 このときはまだ、長寿の湯の複数のお風呂に使われている源泉が全て共通とは知らなかったので、姥苦湯とささ湯がどうして同じパイプから出ているのだろうと不思議に思った。

 その後、内風呂の姥湯に入ってみた。
 ここだけ源泉100パーセントと書いてあるのが気になっていたので。
 確かに姥苦湯やささ湯とは感触が違うような気がする。
 見た目も濁りが少なく、臭いは強くは無いが肌に染み通るような感じがする。



2-13 562号室が見つからないへ続く


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