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◇◆長野と群馬◆◇
濁り湯露天風呂の旅

13.紅葉館










 夕方5時過ぎ。
 yuko_nekoさんが運転するうちの車で七味温泉紅葉館に着いた。
 問題は、四人で取っている予約を一人増やしてもらえるかだ。
 元々うちの娘たちは小食で、旅館の食事を少ししか食べないのだから食事を増やしてもらう必要はない。
 寝具は人数分あれば助かるけど、急な話だし無くてもなんとかなるだろう。

 狭い紅葉館の駐車場にyuko_nekoさんは車を入れて、私たちは荷物を持って紅葉館の中に入った。
 ちょうど宿泊の人や日帰りの人が玄関前を出たり入ったりしていて宿の人も忙しそうな時間帯だった。

 「・・・あのう、今夜予約した○○ですが、大人二人子供二人でお願いしていたんですが、予定より子供が一人増えて三人になってしまったんです。泊めていただけますか?」
 受付をしてくれた女性は、ぱらぱらと予約票を捲って大丈夫ですよと受けてくれた。
 「食事は当初の四人分で構いません。寝具は・・・」
 「間に合えばお願いしたいです」と後ろからyuko_nekoさん。
 「はい・・・判りました」
 良かったー、大丈夫だった。

 入り口はさほど綺麗に見えなかった紅葉館だが、部屋に案内されて驚いた。
 1万円と1万2千円と選ぶとき、ついつい安い方を選んでしまったので、もっと古く狭くても仕方がないと諦めていたのに、通された部屋はぴかぴかで広さも十分だった。トイレも洗面所も付いているし、それがまた改装したてのように綺麗で、しかもドアを開けるだけで自動で電気が点灯するようになっている。
 これは儲けものだ。
 良い宿に当たった。




 子どもたちは早速ポケモンの人形を大量に取りだし、yuko_nekoさんは窓際に横になった。
 「じゃ、早速私はお風呂に行ってくるね」
 とにかく温泉宿に着いたら真っ先にお風呂に向かう私。
 タオルを手に一人でいそいそと部屋を出た。

 さて、紅葉館の玄関を入って廊下の突き当たりに浴室の入り口が見えている。
 どうやらこの宿の売りは「洞窟風呂」で、それはあの廊下の突き当たりの浴室にあるらしい。
 帳場の張り紙には洞窟風呂は今は女性専用時間だと書かれていた。どうやら男女交代制のようだ。
 洞窟風呂ねぇ・・・。
 ここから遠目に見るだけで、浴室の入り口には複数のスリッパが脱ぎ捨てられている。
 あそこはもうちょっと空いてから入ることにしよう。
 お風呂は他にもある。
 確か階段の所に「道路を渡ったところにも紅葉館のお風呂がある」と書かれた張り紙があったはず。




七味温泉紅葉館の帳場


向こう側に見えているのは七味温泉の渓山荘



1-14紅葉館の別館野天風呂と番人のおばあちゃんへ続く


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