子連れ旅行温泉日記の目次子連れ温泉ガイド地熱愛好会 > 子連れ旅行温泉日記 > 九州温泉巡り旅行記*阿蘇-長湯温泉-黒川温泉 > 3-1朝風呂は御前湯

◆◇九州温泉巡り旅行記◇◆
阿蘇-長湯温泉-黒川温泉

1.朝風呂は御前湯






 「で、ズバリどこがお勧めですか?」
 意気込んで聞いてはみたものの、フレンドリーな観光案内所の女性は、黒川荘いこい旅館新明館、御客屋・・・次から次へと名前が出てきて結局むしろ悩みを深くしただけだった。
 黒川温泉の入浴手形で立ち寄り入浴できるお風呂は三つ。まだどこに入るか全然決めてない。
 「あっ、山みず木にお泊りでしたら、えーと、お車でしたよね? その近くに耕きちというお食事処を兼ねた温泉もあるんですよ。ここがまたいい湯で、絶対にお勧めです」

 ますます決まらないじゃないか、もう~。


長湯温泉の朝



三日目 2014年8月29日(金)


 今夜の宿は黒川温泉の山みず木。
 でも旅行記の方はまずは長湯温泉の続きから。

 昨日、長湯温泉に到着してから入ったお風呂は翡翠之庄万象の湯ガニ湯、ラムネ温泉館、長生湯の5つ。
 今朝の朝風呂もまたラムネ温泉館に行く手もあったのだが(割引券はもう一枚残っていた)、どうせならいろいろな所に入ってみたいという私の意見で御前湯に向かうことにした。



上から 朝のガニ湯。
柳の向こうに見える赤い屋根の建物が昨夜入った共同浴場長生湯。川に向かって廃湯が黄色と緑の瓜みたいな凄いドームを作っている。
鳥居の隣にあるのは休業していた天満湯。


 昨日に続いて今日もすっきりしない空模様。
 長湯と言うとラムネ温泉館の話ばかり聞いていたので、御前湯というところがどういう施設なのかよく判っておらず、最初は昨夜の天満湯や長生湯みたいな共同浴場をイメージしていたのだが、万象の湯のリーフレットに「現代版湯治場再生」として、芹川下流に温泉療養文化館「御前湯」、中流に高濃度炭酸泉「ラムネ温泉館」、上流に温泉伝承館「万象の湯」と並べて紹介されていたので、それを見て、ああ、小奇麗な日帰り温泉だったのかと知った。

 ラムネ温泉館ほど近くは無いが、御前湯もガニ湯本舗天風庵から徒歩圏だ。
 地図を見て川沿いを行けばいいのかと思ったが、パパは天満湯正面の橋を渡って大丸旅館と川端屋の間の道を直進した。
 よく見たら川沿いに道は無かった。


天満湯の正面あたりの橋を渡る。ちょうど左端に長生湯が見えている。


 三叉路を右に進み少し歩くと川沿いにドイツ風?の建物が見えてきた。
 温泉というより、わりと道の駅なんかにありそうな雰囲気の建物。
 いや、その建物のてっぺんはさっきから旅館の建物の屋根の上に見えていた。近づくまでそれが御前湯だと判らなかっただけ。
 それを見て最初に感じたのは、なんで御前湯といういかにも和風の名前なのに建築が欧風なんだ?ということ。
 思えば昨日のラムネ温泉館といい長生湯といい、どことなくヨーロッパっぽい。


御前湯



3-2ドイツ風ときどき和風へ続く


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