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◆◇九州温泉巡り旅行記◇◆
阿蘇-長湯温泉-黒川温泉

14.宮城温泉への迷い道






 せっかく雨も止んだのだから・・・と、さっきカットした宮城温泉出会いの湯も行ってみようということになった。
 この時点ではまだ、駐車場からかなり歩くとばかり思い込んでいた。




 今夜の宿泊地である長湯温泉に向かう幹線道路沿いにあった民宿久住と違って、出会いの湯はちょっと離れている。
 今走っている国道442号線と、一部平行に走る県道638号線の間に挟まれた川沿いにある。
 お昼ご飯は食べてないけど長湯温泉にチェックインするには早すぎるし、まあそんなに遠回りでも無いから寄ってみるかなという話になった。
 何しろ天気が思わしくないので観光する気にもなれない。

 入り組んだ細い道は判りにくいので迷わないかと心配だったが、曲がり角ごとに黄牛の滝と出会いの湯の小さな看板があって安心した。黄牛の滝というのはこの近くにある観光名所だ。
 看板を見て安心はしたものの、何度か看板に従って曲がるうち自分が地図上のどこにいるのかだんだんわからなくなってきた。
 車一台通るのがやっとの古めかしいトンネルも潜った。




 ところが最後の最後になって道を見失ってしまった。ここでどうして看板を立てないと思う場所に看板が無い。
 もういい加減すぐ近くまで来ていると思うんだけどなぁと二人で顔を見合わせて、それから車から降りて周囲を見回して、ようやくそれらしい建物を見つけた。山と田んぼしかない中に一軒建物が建っている。


やたらと看板はあるのだが、大事なところに無い。


 駐車場は建物の真ん前の砂利のスペースだった。
 共同浴場というよりはちっちゃな食事処みたいな建物だが、赤い屋根の真ん中に目立つ温泉マークが貼られている。
 道路側から見てその建物の手前半分が休憩室、奥側が浴室になっているようだ。
 休憩室の中をのぞくと畳の上に一部柄物の絨毯を敷いて、ブラウン管のテレビや天然木を活かした長テーブルを三つだけ置いてあるところや、窓にレースのカーテンが掛かっているところなど、どうも温泉の休憩室と言うよりはまるで個人宅のようだ。




とても生活感のある共同浴場にほっこりしてしまう



2-15地域の交流と癒しの共同浴場へ続く


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