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◆◇桜の古都巡り◇◆
京都観光旅行記

10.お堂の外の春のにぎわい











 三十三間堂には千体の千手観音の他に、風神像、雷神像、二十八部衆像なども安置されている。
 それぞれが国宝に指定されている木造だが、静そのものである千手観音を守る二十八部衆たちが今にも動き出しそうな動を感じさせるのはとても対照的で興味深い。
 またこれら風神雷神二十八部衆の顔立ちが、目をぎょろりとさせ小鼻が大きく唇も厚い南方系で、どちらかというとあっさりとした千手観音の顔立ちとまるで違うのも面白いと思う。

 千体の千手観音が並ぶ中央に、一体だけ見上げるような巨大な千手観音が座している。
 中尊と呼ばれるこの像も国宝だ。
 この千の手で一切衆生を救われるのか。





 千手観音の並ぶ裏の通路を回り、外の明るい日差しに戻ると音もまた世界に戻ってきたような気がした。
 ここは昨日観光した寺社と違って、敷地にはどーんと三十三間堂があるばかりで複雑な経路などは無い。
 建物の東側は池の二つある庭になっていて、桜、椿、木蓮などが花を付けていた。


三十三間堂内の静寂と対照的な庭園のにぎやかさよ




2-11鴨川と桜へ続く


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