12.世界遺産 富岡製糸場
子供の中学受験の勉強を見てやっている時にも何度も富岡製糸場の名は目にしたが、八幡製鉄所と並び明治政府の推進した官営工場だったという以外、特に思うことはなかったわけだが、こうして世界遺産に登録されることになって初めて、「もしかして富岡製糸場って凄いの?」と気付いたわけだ。
富岡製糸場のパンフレットには、富岡製糸場が「世界遺産としてどんな価値があるの?」という一文がある。
回答を要約すると、富岡製糸場はフランスから技術導入し、日本独自の自動繰糸機を実用化してきた。生糸の大量生産に貢献した。
そして19世紀後半から20世紀の日本の養蚕・製糸分野における世界との技術交流と技術革新を示した。
最後に日本が開発した生糸の大量生産技術は一部の特権階級のものであった絹を世界に広めたとある。
それは事実なんだろうけど、この文章だけ読んでも世界遺産に登録されるほど凄いものだとは思えない。
私が思うに、ここに書かれていることよりもっとインパクトのある説明をパンフレットに載せた方が分かりやすいのではないかと。