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◆◇草津温泉と渋温泉◇◆
真夏の外湯巡り

26.渋温泉三番湯 綿の湯






 水の蛇口を止めて次。
 やってきた三番湯 綿の湯
 二番湯は入れなかったが2004年に入ったからいいや。もうあれはいくら水を入れても入れる気がしないから。
 熱湯が二軒続いたのでもう三番目も半分諦めていた。
 九湯巡りとはいえ、一番湯から三番湯までは渋温泉総合源泉(比良の湯・薬師の湯・とんびの湯混合)と中身も同じだ。とりあえず水で埋めたとはいえ一番湯の初湯はちゃんと入ったんだし、それなら二番湯も三番湯も同じだろうと。





 しかし三番湯は違った。
 ここは一番湯、二番湯と同様に水の蛇口は止められていたが、浴槽のお湯は全然熱くなかった。
 一番湯が木、二番湯がタイルだとしたら三番湯は石だ。
 湯口も石でやっぱり湯量を調節することはできない作りだったが、元々出ている湯量がそんなに多くない。水で埋めなくても十分入れた。もしかしたら先客ががんがん薄めたからなのかもしれないけど。

 ここへ来てようやくハーッと一息つけた。
 安心してゆったりと入れる。
 正方形に近い湯船は内側はタイル張りだが縁は黒御影、壁も下の方はごま塩柄の石だ。
 お湯はわずかに白濁して見える。
 焦げたような硫黄のにおいがして、べたべたする肌触りがある。

 浴室の高いところに板に手書きの温泉分析表がある。
 こういう感じが外湯っぽくて好き。





 このまま四番湯、五番湯と回るのかと思ったが、三湯巡ったところでパパはいったん戻ろうと言い出した。
 気持ちはわかる。熱いお湯は凄く疲れるんだ。
 結局二番湯はギブアップだったけど、最初の一番湯だけでへとへとになっていた。

 宿に戻ると玄関の処で女将さんに会った。
 三番湯まで入ってきたけど熱くて熱くてとパパが言うと、女将さんは笹の湯でしょとすぐに判ったようだ。
 地元でも笹の湯は熱すぎると評判なのだそうだ。とてもじゃないけど観光客に手の出る温度じゃなかった。






2-27延寿の湯へ続く


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