子連れ旅行温泉日記の目次子連れ温泉ガイド地熱愛好会 > 子連れ旅行温泉日記 > 草津温泉と渋温泉*真夏の外湯巡り > 2-1ゆ宿大蔵の樋の湯の花

◆◇草津温泉と渋温泉◇◆
真夏の外湯巡り

1.ゆ宿大蔵の樋の湯の花






 草津温泉には19の外湯がある。
 大滝の湯西の河原露天風呂御座乃湯や各種旅館の日帰り入浴と異なり、それら外湯は地元住民の生活の場の一部であり、入浴料も設定されていない。

 多くの温泉地で無料の外湯は地元の人たちにとって招かざるトラブルもまた招いてきた。誰もがマナーを守って利用するとは限らず、またマナーを守っているつもりでも、キャパシティを超える入浴客がいれば地元の人にとってはストレスだ。

 無料の外湯が沢山あることが観光の目玉のひとつであった草津温泉だが、ある時期を境に観光客向けとそうでない外湯を明確に分けるようになってきたような印象がある。
 白旗乃湯千代の湯地蔵乃湯
 ランドマークである湯畑から近く、それぞれ異なる源泉を使うこの三つが外湯代表としてクローズアップされ、残る16の外湯はガイドブックや観光地図から目立たないよう姿を消した。


外湯の一つ、長寿乃湯




二日目 2014年8月3日(日)


 昨夜は最後に泊っているゆ宿大蔵の男女別のお風呂に入って寝た。
 家族風呂は夕方入ったので、今度は女湯に。
 浴槽は長方形で、壁際の長い方の辺の上に木の樋があったのね。お湯はそこを流れてから岩の湯口に到達するようになっている。
 これ、多分温度を適温に下げるためにやっているんだろうなと思ったけど、その樋に手を入れてみたら面白いことになった。



上と真ん中左の画像が男湯、下の画像が女湯



 ほら、草津の湯畑の樋と同じで湯の花が沈殿しているわけ。
 手を入れたらそれがもわもわもわ~っと湧き上がってきて、樋からあふれて湯船に次々と垂れて、あっという間に透明だったお湯が真っ白な白濁湯に早変わり。
 楽しかったぁ。
 やっぱり地蔵源泉はいい。


こっちの画像は夜なのであんまり色が綺麗に撮れてないけど、樋に手を入れると沈殿していた湯の花がもわもわ~っと



 で、朝に弱い私が5時ごろ目覚めたのは、多分昨夜白旗の湯の前で、草津温泉感謝祭の係りの仕事をしていた女性に早朝の白旗乃湯が空いているって聞いたからだと思う。
 湯畑、万代鉱、煮川、地蔵と来たらやっぱり白旗源泉にも入らないとねぇ。
 いつ行ってもあそこは混んでいるし。

2-2入った外湯、未湯の外湯へ続く


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