◆◇草津温泉と渋温泉◇◆
真夏の外湯巡り
時刻はちょうど8時だった。
そろそろ感謝祭のイベントもクライマックスを迎える。
このあと8時15分から
白旗の湯献湯。
8時25分から熱の湯献湯。
8時40分から
千代の湯献湯。
ラスト9時に女神昇天。
個人的に狙っているのは熱の湯の献湯だ。というのは献湯後、熱の湯は湯もみ保存会による湯もみが一般公開になるからだ。
草津には何度も来ているのに草津一の観光名所、熱の湯にはまだ入ったことが無い。
だって500円払って湯もみするだけで、熱の湯にも入れないんでしょ? と思うと、なかなか足が向かなくて。
ましてや何度も草津に来てしまうと、もう今更という気持ちになる。
でも中は気になっていたんだよね。一回見てみたかった。入ってみたかった。お祭りで無料ならぜひ。
傘はやっぱり差そうかどうしようかと思うくらいの雨だった。
さっき3階から見下ろしていた時に比べれば差している人も少ない。まもなく女神様が湯畑にいらっしゃるから流石に雨も遠慮しているのだろう。
聖天する光泉寺を先に見に行ってみようとパパが言うので暗い石段を昇ってみたが、特に何も無かった。
上から見た景色は先ほどの湯楽亭の3階とそう印象が違わない。
女神様がお付きになるという放送が入った。
しかし音が割れてよく聞き取れない。湯路広場に集まるように言っているようだが、そもそも観光客の多くは湯路広場と言われてもピンとこないんじゃなかろうか。
人ごみが苦手なパパは白旗の湯脇まで後退し、ここにいるからイベントを見てきていいよと言う。
白旗の湯の前に感謝祭の整理係りの女性がいて、浴室を見に行ったがまだ入浴している人がいるとやきもきしている。
貼紙で今の時間帯は入れないことを掲示しているのだが、読んでいないのか、気にしていないのか。
どこからこんなに思うほどの人が湯路広場の周囲に・・