8.草津温泉外湯 躑躅の湯
道の駅 八ッ場ダムふるさと館を出て、草津節のメロディーラインなどを通ってあっという間に次の道の駅だ。
今度見えてきた道の駅は草津温泉の手前にある草津運動茶屋公園。
そして目的地はこの道の駅のすぐ先にある草津温泉の外湯のひとつ、
躑躅の湯だった。
最初の方に少し書いたが、私は草津温泉の19の外湯のうちまだ6ヵ所ほど入ったことが無い。
どれも徒歩で回ったので、ロストしている外湯は中心部から離れたものばかりだ。
草津はまた来る機会もあるだろうし、未湯の6つの外湯のうち5つが万代鉱源泉ということもあって、今回ぜーったいコンプリートしたいというわけではないのだが、できれば一つか二つは行ってみたいなと。
そんなわけで
新生・川原湯温泉及び道の駅 八ッ場ふるさと館からアクセスして草津温泉中心地に行く途中に建つ躑躅の湯を次の目的地にしたわけだった。
草津温泉の外湯はどこも駐車場が無い。だから中心地から離れている外湯は行きにくいわけだが、今回はパパがOKしてくれたので、自分だけ躑躅の湯で下してもらってパパは道の駅 草津運動茶屋公園に寄ることにした。
ところが躑躅の湯が見つからない。
外湯はそれほど目立たない作りのところも多いので、詳しい場所を知らないとうっかり通り過ぎてしまうこともしばしば。
行き過ぎてしまったと思って、少し戻った。
すると、思っていたよりずっと手前にそれらしい建物が見えた。
見えたんだけれども、何か様子がおかしい。
おかしいって言い方も変だが、外湯の周りに人が集まっている。何だかやけに七夕様みたいな飾り付けも外湯の建物に飾られている。
これはもしかして・・・
「お祭りですか?」
手ぬぐいを首からかけたおじさんに聞いてみると、
「そうだよ。今からちょうど女神様がいらっしゃるんだ」
女神様??
周りにいた人たちももうすぐ来るから女神様を見ていけ見ていけと勧める。
なんだかよく判らないけれど、お祭りで女神様がいらっしゃるんじゃお風呂には入れない・・・?
「あー、お風呂は今日は無理だね。明日ならいいんだけど、明日また入りにおいでよ」
あやや。