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◇◆草津温泉◆◇
子連れでスキーと共同浴場

2.三ヶ月ぶりの草津の湯










 宿へ到着し、フロントで鍵を受け取って部屋に入ると、すぐにえんぴつさんから電話が掛かってきた。
 「今到着したところなんですけど」
 「鍵預かってるよ」
 「そうそう、フロントで聞いたら、ファミリーが鍵を持っていったからって言われました」
 ファミリーって私たちのことね。
 一番遅く着くのかなと思っていたえんぴつさんと消しゴムさんの到着が思いの外早かったので、そのわけを聞いてみたら、家からではなく苗場から来たのだと教えてくれた。
 「ユーミンのライブがあって」
 苗場プリンスでユーミンのライブかぁ。いいねぇ。

 えんぴつさんたちは夕食も外で済ませてきたと言うので、後でゆっくり話をしようと約束して、とりあえず私たちはお風呂に行くことにした。
 子どもたちは行かないと言うので部屋で留守番をしてもらうことにした。
 パパと二人でタオル片手に、外湯のひとつ、喜美の湯へ。

部屋で早速遊び始める子どもたち



 私たちが草津に着いた頃ぱらぱらと振りだした弱い雨はみぞれから雪に変わりつつあった。
 ぬれた路上にうっすらと雪が乗って靴がすべる。
 喜美の湯はとても判りにくい場所にある。
 細い道を入って、カフェ樹音という店を見つけ、その隣の路地をさらに入った奥にある。
 簡易な地図だけでは見つけられない人も多いと思う。
 建物はカーブした屋根を持つ雰囲気のある湯屋造りで、屋根の下にくくりつけられた灯りがぼんやりと木の看板を照らしている。
 いつも誰かしら地元の人が入っていることが多いが、今日は誰もいなかった。
 源泉を受ける小さな槽から溢れた湯が長方形の浴槽に流れ込むようになっている。
 お湯は熱い。
 でもそんな風に思うのは最初だけで、入ってしまえば極楽極楽。
 冷えた手足にじんじんと染み渡る。
 3ヶ月ぶりの草津の湯。

 「ちょっとぬるつくよね、草津の湯って」とパパ。
 「酸性だから表面が溶けているのかな」
 「そんな感じ」
 アルカリ性のにゅるにゅるとは違う感触。
 全身ピーリング。
 湯上がりはぽかぽか。





喜美の湯の脱衣所、浴室、湯口・・・




1-3喜美の湯の後は千歳の湯へ続く


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