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◇◆秋の北志賀小旅行◆◇

6.和紙の世界











 中も非常に洒落ていた。
 有機的なカーブを描く薔薇などの花を模した紙製の大きなランプが下がっている。
 願い事が書かれた和紙のコースターがいくつも簾のように下げられていて、奥の方には掛け軸や陶器も展示されているようだ。
 見とれていると、主とおぼしき女性が出てきて体験内容を説明してくれた。
 受付の壁に見本が貼ってある。
 葉書、うちわ、ブックカバーにもなるサイズの紙など、選んで紙すきをして、その後模様を入れられるようだ。
 キッザニアでは紙すきそのものしかできなかったけど、ここではデザインもできるみたい。
 これならカナも好きなんじゃない?
 どう?






 見本の葉書を見て、カナは興味を持ったようだ。今度はやりたいと言い出した。
 しかし妹のレナはそれでもやりたく無いと言って、一人で建物の外に出てしまった。

 たぶん理由は判ると思う。
 私はレナの横に行き、紙すきはまだ体験したことのないパパとママでやるから、レナは模様を作ればと言った。
 キッザニアで紙すきを体験したレナは、どろどろに溶けた楮の入ったすき舟に手を突っ込むのが嫌だったのだ。
 (私は別にいいんじゃない? と思うけど)

 ようやくレナも納得して工房に戻ってきた。
 作品は葉書を作ることにする。
 葉書は一人3枚作れるが、大人が二人で3枚ずつの葉書をすき、四人で計6枚のはがきに柄をデザインすることにした。
 ちなみにこの工房では、すいた和紙を使ったテーブルライト、時計、万華鏡なども作らせてもらえる。
 上手に作ればかなり洒落たものができると思う。


工房内には和紙の他、陶器やガラス細工などの工芸品が展示されている




1-7手すき和紙の紙すき体験へ続く


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