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キッザニア X キッザニア キッザニア甲子園体験レポート 行ってきました次の日も

*13*



確かカナは理容師をやっていなかったよね。
理容店は空いているからできるかもよと私は彼女を商店街に送り出したが、残念ながらもう受け付けていなかったとすぐに戻ってきた。

「もう理容師の募集は終わっちゃったんだって」
特に子供が並んでいる様子は無かったので、もしかしたら理容店では終盤はひげ付け体験のみで、理容師の募集は行っていないのかもしれない(その日だけ特別だったという可能性もあるが)。

どうしようかな〜と迷っていると、子供たちは「デパートで買い物したい」と言い出した。
まあ確かに次にいつキッザニア甲子園に来られるかわからないわけだから、デパートで記念になるものを買ってくるのも有りかな。

でも買い物をするならその前に・・・と、二人を連れて来たのは電子マネーセンター。

キッザニア東京ではクレジットカードセンターという名称だが、JCBがスポンサーで、キッザニア園内で使用できる電子マネーカードを作ることができる。



二人はキッザニア東京の電子マネーカードことe-キッゾカードは所有しているが、キッザニア甲子園のカードは絵柄が少し違うはず。
記念になるし作ってきてもらおう。

キッザニアにはお仕事をしてお給料をもらうパビリオンと、体験をしてお金を払うパビリオンがある。

キッザニア甲子園ではデパート、ビューティーサロン(客)、ペットショップ、携帯電話ショップ、はんこ屋、花屋、ガラス工房、シューフィット専門店、理容店(客)、観光バス(客)、運転免許試験場、レンタカー、ビルクライミング、ソフトクリームショップ、デザイン教室などで支払の時にこのe-キッゾカードを使うことができる(もちろん現金、あるいは入場時にもらったトラベラーズチェックで支払うこともできる)。




デパートの商品は時々入れ替わることもある。
また、何がいくらぐらいで売っているかだが、だいたいの感覚として、50〜200キッゾぐらいの商品は、100円ショップで売っている商品に値するかもしれない(その中にたまに掘り出し物がある点も含めて)。

千キッゾをこえるとそこそこのものもあるかな。
でも商品だけ見ると普通に買った方が安いよ。

それより子供たちが自分たちで働いたキッゾを自分の選んだものに使うということにこそ意義がある。
さあ、e-キッゾカードへのチャージも終わったところでデパートに行ってみようか。

キッザニア東京のデパートは三越だが、キッザニア甲子園のデパートは高島屋。
品ぞろえもちょっと違う。
安いものは50キッゾから。
つまり、まったく働かなくても、とりあえず最初に貰ったトラベラーズチェックだけで何かひとつは買える計算。

但し、デパートの商品の大半は、一回キッザニアに来ただけではなかなか買えない金額設定になっていることが多い。

ここで、オークションなんかに出されているキッゾの紙幣なんか買って子供に渡しておくのはよくない。
ここは基本的にお買い物ごっこするための場所ではなく、働かないと、ものは手に入らないのだということを学ぶ場所だからだ。

例え一番安い50キッゾのものしか買えなくたって構わないのだ。
例えばその日一日貯めたなけなしのキッゾで70キッゾのものを買ったけど、全然大したことのない品物だなんて思っちゃいけない。
それは子供が一所懸命働いて得たものだから。

でも記念のお土産にもっといいものがほし〜いという場合は、キッゾ額からすると馬鹿みたいに高いこのデパートじゃなくて、出口近くにある日本円で買い物をするお土産ショップで、キャラクターの顔のついた商品でも買うべきだ・・・と、私は思っている。




ある程度品定めが終わったところでトイレに行きたいと言い出して、いったんデパートを出てまた戻ってきた子供たち

甲子園の記念だから・・・自分たちのものじゃなくてパパとママのお土産を買ってくれるんだって。ありがとー。



デパートにはデパートで買い物体験ができる他に、デパート店員というお仕事もある。

キッザニア東京ではデパートが混みだす前、つまり前半にデパート店員を募集する。

このときキッザニア甲子園でも店員募集時間が決まっているのかなと思って近くにいたスーパーバイザーに聞いてみたが、「もう一時間ぐらい前に店員の募集は終わりました」というそっけない返答しか返ってこなかった。

街時計や銀行員の募集時間同様、まだはっきりとは決めていないのかもしれない。
たぶん遠からず、規定して張り出されることになるのだろう。


ところで、デパートで中途半端に時間を掛けてしまうと、今の時間が時間なんだから、もう最後のお仕事が見つからなくなるよ〜。
早く出ておいで〜。

時間は2時25分。

キッザニアのほとんどのお仕事は30分前後かかるから、混んでいるところはとっくに募集を終了しているだろうし、空いているところすらまもなく最終募集を終了する。

昨日と違って今日はもうキッザニア甲子園で過ごす最後の時間なんだから、一分たりとも無駄にはしたくないよ〜。

デパートには大人は入れないので、入口で声にならない絶叫を振り絞る私。

焦りまくる私の目に留まったのは・・・娘たちを撮影する一台のカメラ。

むむ? 取材? 珍しい。



実は昨日はキッザニア甲子園のグランドオープンだったということで、園内を歩いている大人は保護者よりも報道陣の方が多いんじゃないか? と思うくらい腕にプレスと書かれた腕章をつけたテレビ局、新聞社、雑誌社の担当者がうろうろしていたのだが、一転して今日は静かなもの。一人たりとも報道陣を見かけなかった。

それが、なんでまた今日?

カメラを構えた若い女性リポーターは、カナとレナの後を追ってデパートから出てきた。

「あのう、取材させてもらってよろしいですか?」



実はこの人たち、名古屋テレビ(メ〜テレ)の朝の報道番組「どですか!」のリポーターだった。

何でまた、他がみんな仕事を終えた後に今日になってひと組だけで取材しているのかと逆取材してみたところ、

「昨日も取材したんですけど、足りない部分があることに気づいて」
足りなかったから特別にキッザニアに頼んで今日も入れてもらったのか。
・・・大丈夫か? メ〜テレ。

「一人ずつインタビューさせてくださいね」
カナとレナと単独で撮影。質問したり、デパートで買ってきた商品を見せてもらったりしている。
ところが、ひと通り撮影が終わった後に
「ごめんなさい、上手く機材が動いていなかったみたいで・・・もう一度最初から撮らせてもらっていいですか」
・・・大丈夫か? メ〜テレ。



カナとレナの取材が終わった後、なんと
「お母さまにも取材させてもらいたいんですけど」
ぎょぎょ〜っ。
「どちらからいらっしゃいましたか?」
「東京です」
「キッザニアは何度目ですか?」
「○○回ぐらいだと思います」
「東京と比較してどう思われますか?」
・・・そんな質問にひとつずつ答えたところ、
「す、すいませんっ、また機材の音声が上手く入らなかったみたいで、もう一度最初から質問させてもらっていいですか?」
・・・ホントにホントに大丈夫か? メ〜テレ〜ッ!?

「すいませんすいませんっ。あの、お子さんとの距離が近いという話が良かったので、ぜひそこのところをもう一度・・」
お〜い〜。


そして今日撮影した分は、明後日の「どですか!」で放映するというので、メ〜テレが映るエリアにお住まいの友人のオタクの母さんにお願いして、後日どですかの録画をわざわざ送っていただいたのだが・・・

あんなに何度も撮り直しさせられたのにぜ〜んぶカットされていましたとさ。ちゃんちゃん。

やっぱり私が偉そうに、やれ通りが狭くて車両に轢かれそうだとか、キッザニア東京と比較して子供がお仕事をしている場所が保護者から近くなったりガラス張りのところが増えたりしているところが甲子園の魅力じゃないかとか、講釈垂れたのがいけなかったのかも(笑)。

ただ、たまたまその「どですか!」で放映された映像の中に、昨日のカナのポストレコーディングスタジオでの風景が入っていたのは幸いだった。
おかげさまでわざわざ録画してくださったオタクの母さんにも「映っていたよ」と報告できた。




並んでいる子供の数はそんなに多くなかったようなので、もしかしてレンタカーの台数がまだ少ないから終了が早い?
ハッと気がつくと時間はもう2時36分。

閉園まで残り24分って・・・きゃーっ、もうほっとんど全てのお仕事は募集終わっちゃったということじゃない。

「でも取材に答えるのもお仕事の一つだよ」と悟りきったカナとレナ。
「ママだってちゃんとお仕事したし」
うんうん、ママも取材に答えたものね。
互いに慰めあいながら、とりあえずカーエリアに向かう。

最後のチャンスがあるとすればレンタカー。

キッザニア東京でも閉園30分を切っても余裕で乗れることが多い。
私的にはせっかくの甲子園でのラストを飾るのがレンタカーというのは少々不本意だったが、子供たちは喜んでいる。

し、しかし・・・
「すいません。レンタカーの受付はもう終わっちゃったんですよ」
がが〜ん。




どこもかしこも募集終了のCLOSED札

空いていたところも全部終わっている




ラスト、行ってみよー
その時、頭の中を何かがよぎった。

そうだ!
さっき聞いた時、街時計は各回、本番の20分前まで募集しているって言っていたじゃない!

東京だったら最終回は35分で募集をカットして練習に入るからもう間に合わないけど、まだはっきりと募集スケジュールを固めていない甲子園だったら間に合うかも!!

「街時計ならまだ募集しているかもしれない」
私は振り返って子供たちに言った。
速攻で寿司屋と印刷工房の間の階段を上り、街時計に急ぐ。

ちょうど正面から出てきたスーパーバイザーとぶつかりそうになった。
「街時計、まだ募集していますか?」
「大丈夫ですよー」
「二人なんですが」
「入れますよー」

やった。
やったよ〜。
(ガッツポォォ〜ズッ!)

そしてキッザニア甲子園、グランドオープンから続く二日間、本当に本当の最後のお仕事は街時計のパフォーマーと決定した。


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