キッザニア X キッザニア ハートフルキッザニア2009

*05*



12時57分ごろ、もうカナはシールを作り終えた風だったので、レナの完成を待たずに出てくるよう指示した。

レナはさっきお昼ごはんを食べたが、カナはまだだ。

早速カナが自分で作ってきた冷凍食品を食べさせる。
ドライカレー。

以前は食品開発センターのメニューはチャーハンとピラフの二種類だったが、現在はピラフとドライカレーに変わっている。
ケースも以前のカップ型ではなく、持ち運びがしやすいケーキの箱みたいな形に変わった。

左の画像にマウスを置くと、箱の中が見られるよ。



カナの食事終了と前後して、レナもシールを作り終えてデザイン教室から出てきた。

既に時計は1時4分を指している。
閉園まで2時間を切った。
今日は混んでいるんだし、贅沢を言わないで探した方がいいみたい。

ビューティーサロンも待ち時間が長そう。
お仕事相談センターでお仕事を紹介してもらって二重にお給料を貰うって言う案は?
・・・はいはい、却下ですね。
もちろんキャビンアテンダントとパイロットは大繁盛で近寄れないし・・・

と、そこでフォトスタジオが目につく。
ここは最近時間差で二組が同時進行しているようだし、次の回を待つベンチにはまだ二人分空きがある。
カナが聞いてみるとあと二人なら10分待ちで入れるとのこと。

しかし、レナが「あまりカメラマンは好きじゃない」と言い出したので、カナはちょっと未練があるようだったが仕方なく「また今度にします」と断った。

あれぇ、レナはカメラ大好きだったのに。
まださっきのぐずぐずが尾を引いているようだ。

そしてフォトスタジオを諦めて歩きだした二人だが、消防署、警察署、ガードマン、建設現場やインテリアプランナーまでぎっしりと次の回が並んでいるのを知り、ようやく贅沢を言っていられないという事態を把握した。




ライヴステージ、次回の曲目はAAAの「Climax Jump」
「だからさ、二人揃ってたったの10分待ちで入れる仕事なんて今日はそうそう無いのよ。しかもトラベルセンターも新聞社もしょっちゅうやってるから嫌とか言うんでしょ? カメラマンならもうずーっとやっていなかったからいい選択だと思ったのに」
思わず愚痴をこぼす私。

それを聞いてレナは「そんならカメラマンやる」と言い出した。

そしてもちろん慌ててフォトスタジオに戻ったが、間一髪、目の前で先に一人の男の子が足を止めているのが見えた。
スーパーバイザーに待ち時間を聞いてその子がベンチに座る。
あっという間にカメラマンの空きは一人枠に。
さっきカナが断ってから1分も経っていない。
そう。
キッザニアとはそういうところ。
そしてこういうパターンは非常によくありがちなのだ。

だーかーらー。
決断するなら迷わずに。

「カメラマンやりたかったー」
半べそのレナ。
あのねー(怒)。

あてもなく失意の私たちは、とにかく二階へ向かった。
でも二階といっても病院は混んでいるし、印刷工房は今日やったし、ビジネススクールはしょっちゅうやるからやりたがらないかな・・・と、そのとき。



ライヴステージが目についた。

反射的に腕時計を見る。

1時10分!
おお。
ライヴステージは各時間10分が募集時間のはず。

「カナ、目の前のライヴステージなら待ち時間ゼロで入れると思う。曲もやったことのない曲だよ」

カナは即、決断した。
レナもしぶしぶついていった。
スーパーバイザーはカナたちを見て、「今から40分掛かりますがトイレは大丈夫ですか?」と聞いてきた。
カナはえっという顔をして、それから私を振り返った。
私は手を顔の前で降って見せ、「違う違うカナ、40分は待ち時間じゃなくてお仕事に掛かる時間。もう今からすぐお仕事が始まっちゃうからトイレは大丈夫かって聞かれてるんだよ」と説明した。

カナはホッとしてパビリオンに入りかけ、それからやっぱりトイレに行ってくるとスーパーバイザーに説明した。

幸いライヴステージはがらがらの定員割れだったため、カナがトイレから戻ってくるまでみんなは待っていてくれた。



その頃劇場ではオズの魔法使いの配役決め。

1号ちゃん、じゅじゅちゃん、3号ちゃんのガールズ三人組はここにいた。

劇場でれいさんと少しお話させていただいたが、やはり今日はリピーター率が低く、こんなに園内が混んでいるのに、オズの魔法使いも最初は全然定員が集まらなかったという話だった。

うんうん。
今うちの娘たちの入っているライヴステージも定員割れ割れよ〜。



ライヴステージの練習も始まった。

この画像は中央広場から見上げて。





ライヴステージのお仕事は生で見られないのが残念だけど、お仕事中の子供たちにはこのような大観衆が見えているらしい。

ところでうちの子たちは何回かライヴステージを経験しているけど、何故か毎回大塚愛のSMILYばかりで、同じく大塚愛のCHU-LIPも、その前の倖田來未のButterflyもやったことがなかった。
やろうと思っているうちに終わっちゃった。

まあいつも、この曲のスケジュールに合わせようなんてことは考えず、だいたい行き当たりばったり、特に閉園前の最終回にばかり来ることが多かったから仕方なかったかな。




この画像はビューティーサロン前。

以前はネイル、メイク、ヘアメイク、プチエステの四種類の仕事があったけど、今はネイルアート、メイクアップの二種類のみ。
やはりこの二種類の人気が突出していたので回転率を考えてヘアメイクとプチエステの二つを無くしたそうだ。
但し、一応プチエステはメイクの中に吸収して、メイクのお仕事はプチエステ込みということになった。

店員の定員はネイルが最大6名、メイクが3名だが、実際は9名の店員がいっせいにお仕事できるわけではなく、スーパーバイザーの配置によってそのときどきでトータルでのマックス定員は変わってくる。

・・・カナとレナはネイルとメイクのみ体験済みで、次回こそヘアメイクかプチエステをやりたいと言っていたんだけど残念。


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