キッザニア X キッザニア ハートフルキッザニア2009

*03*




印刷工房の仕事を終えて、次のお仕事を探すため1階に降りたカナとレナ。
ちょうどソフトクリームショップの前でウルバノとビータに遭遇。
キッザニアで一番探すのが難しいお仕事は、二番目のお仕事であるというのが私の持論だ。

最初のお仕事は、まず絶対にやりたいものに並ぶor初回の定員に入れるものに並ぶというどちらかの選択になるし、三回目以降はどれも30分前後かかるお仕事の大半のスタート時間がバラけてきて、選ぶというより運任せになっていくからだ。

しかし二回目は難しい。
ここで一番巧くいくパターンは、最初のお仕事が終わり次第、すぐに次の回が始まるところに滑り込むこと。

初回のお仕事が30分未満で終わればしめたもので、人気があって次の次の回まで並んでいるパビリオン以外は選び放題だ。

逆に初回のお仕事が35分ぐらいかかると最悪で、どこも次の回のお仕事がスタートしたばかりで、空いている日でさえ25分以上待たなくてはならなかったりする。

この日のじゅじゅはるさんとらいたんさんたちの二度目のお仕事への誘導はほぼ非の打ちどころがなく、らいたんさんとれいさんちの1号ちゃんと3号ちゃん、じゅじゅはるさんちのじゅじゅちゃんのガールズ三人組はそれぞれ初回のお仕事を終えた後、カナたちが仕事中である印刷工房に集結した。

印刷工房はさっきも書いたようにハートフルキッザニア体験アクティビティである上に、体験時間35分で微妙に他のお仕事より長くかかるため、ちょうど30分前後の初回のお仕事を終えた後に二回目に滑り込むのにちょうど良いのだ。
しかもそこそこ空いているし。

2号くんとはるくんのボーイズ二人組は印刷工房同様2階にある出版社に並んだもよう。

・・・しかし、印刷工房が35分掛かるということは・・・
そう、じゅじゅはるさんちとらいたんさんちの計画は完璧でも、逆に印刷工房を初回に選んでしまった我が家は二つ目のお仕事選びに難儀するということだ。

失敗したかな〜(笑)。





とっても混んでいる日曜日。
当然目につくお仕事は全て次の回の定員まで埋まっている。
だいいちどこも二回目のお仕事自体が始まったばかりだ。
「どこへ行けばいい?」とカナ。
自分で考えなさいっと一喝しつつ・・・そうだ、もしかしてと思い当たる。

「あなた確か前回のガソリンスタンドでほぼお仕事コンプリート状態だったよね? でも思い出したよ。もうひとつ残っていた。ほら、わりと最近新しくできた仕事で未体験のがあったじゃない。レナはもう体験したけど・・・」



というわけで連れて来たのはカーエリア。

カナが未体験のお仕事とはカーデザイナーだった。
ちなみにカーモデラーは体験済み。

何故かカーモデラーとカーデザイナーは最初の30分から1時間、誰も体験していないことがある。
この日も二つ並んだテーブルはまだ空っぽだった。
但し、カーエリア自体の受け付けは混んでいて、まずここで希望を聞いてもらわないとならないし、既にカーモデラーかカーデザイナーを待っているとおぼしい子供が何人かベンチに座っている。
とにかく二人をカーエリアの受付列に並ばせた。

カナとレナの前に並んでいた子たちが何人かカーモデラーを希望したようだ。
目の前でカーモデラーは四人の定員が揃い、テーブルに案内された。
ベンチにはまだあと二人座っている。
ようやくカナたちの番が来て、カナがカーデザイナーをやりたいと伝えると、これでこちらも定員が揃い、すぐに始められることになった。
非常に良いタイミングだった。

しかし、いつも書いていることだけどカーエリアの受付をもう少し効率的にしてほしい。
カナたちが揃うまで、最初にカーデザイナーを希望した子供たちは待たされたわけだし、逆にもし待たずに始めていればカナたちは入れなかったわけだし。






カーモデラーは粘土で車の形をデザインする仕事

カーデザイナーは紙とペンで車のフロント部分をデザインする仕事




完成したよ!

あれ? キミは裏返し?




期間限定の「あまおうヨーグルト」ジュースを二つ買った。
あまおうヨーグルトは3月3日までの販売。
奥は定番マンゴー。
手前は新顔の日向夏のジュース。
カーモデラーとカーデザイナーは所要時間読めなくて、メンバーによっては15分強で終わるが、逆に1時間近く掛かることもある。
この日も全部終わるまで48分ほど掛かった。
しかし待ち時間が長くて仕事の数が減るのと違って、体験時間が長くて仕事の数が減るのは別に全然構わない。

さて、この頃から少々レナの機嫌が怪しくなってきた。

「お腹空いた」
「じゃあ多少待っても食べ物関係のお仕事をやって、自分の食事を作ろう」
それを聞いてカナは食品開発センターに並んだ。
ちょうど前の回がお仕事に入ってベンチが空いたからだ。
35分ぐらい待つことになるが、今日はどこもそんなものだろう。

カナの前には2人しか並んでいなかったので、まだレナも入れる。
しかしレナは今すぐに食べたいからお仕事はしないと言い出した。

いいよ。別に。
じゃあお昼を買いにデリカテッセンに行こう。



あまおうヨーグルトは、ヨーグルトはほんの少し。ほとんどがイチゴの味という感じのジュースだった。
甘いだけでなくすっきりとした酸味もあり。

食べるための座席を探すのも一苦労。
荷物による場所取りじゃなくて、どこも人が座っている。つまりそれだけ入場者数が多いということ。

とにかくやっとデザイン教室と料理スタジオの間の小部屋に席を見つけて食事を済ませた。
しかし食べ終わったレナはお腹が痛いと言い出した。
救護室に連れて行こうとしたがそれは絶対に嫌だと言う。
お腹が痛いというよりも、癇癪を起しているようで、ぐずぐずと泣き始めた。
自分からお仕事より食事がいいと言ったのに、姉が彼女を置いて一人で食品開発センターの仕事に入ってしまったのが許せなかったのかもしれない。
仲の良い姉妹だが、仲が良すぎるのも考えもので、こうした独占欲からくる駆け引きも日常茶飯事。
今日も前途多難。


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