キッザニア X キッザニア うちエコ・キッザニア

*05*



6時55分ごろユニフォームが配布され、1分後にパビリオンの中に入った。

ファッションデザイナーのユニフォームにはきらきら飾りがついているんだね。
男の子用には水色のユニフォームもあるよ。



さて、新しいデザイナーのお仕事だが、まずシンプルなノースリーブワンピース型の衣装を着せたトルソーが人数分。

ここに、自由に襟、袖、ポケット、ボタンやリボンの飾り、ベルトを選んでくっつける。

ワンピースの要所要所とパーツには、それぞれ面ファスナーが付いていて、自由に付け外しができるようになっている。

ワンピースはピンク、黄色、水色の三色。
形はハイウエストのものやローウエストのものがあり、一点一点微妙に異なる作りだ。

襟はチェック、水玉、ストライプのほか、レースのみのものもある。
袖もチェック、水玉、ストライプのほか、レースでかがってあるものや、オーガンジーのものもある。
ポケットも同様にいろいろな種類があり、こちらは形も四角やハート型など様々。
ボタンの形やベルトの飾りもいろいろなタイプが準備されている。




左の方にあるのが「襟」、右の方にあるのが「袖」

左の方にあるのが「袖」、右の方にあるのが「ポケット」



まず衣装を汚さないようにウエットティッシュのようなもので手を拭いている。

それから希望を募ってワンピースを選ぶ。
ピンクの希望者は誰もいなかったので、ピンクを選びたかったカナは一人で好きな方を選べた。

水色の好きなレナは水色を希望したが、あいにく水色のワンピースは2着だったのに希望者は3名。
遠慮がちなレナは水色をあきらめ、カナと同じ色のローウエストのものを選んだ。

後から思ったが、ローウエストのワンピースはベルト位置が決めにくいので初心者には難しい。



それから何故かスーパーバイザーは、2列に並んだトルソーの位置を調節して、年齢の高い子を後ろの列に、低い子を前の列に移動させた。

その結果、カナの位置は左手後方。
レナの位置は右手前方になった。
この作業位置が大きなポイントになってくるとは、このときは分からなかった。



まず襟からつける。

スーパーバイザーが合図すると、子供たちは一斉に窓際に並べてあった襟から好きなものを選んで自分のワンピースに付け始めた。

つまり、早いもの順だ。

ということは、必然的に、後方より前列が有利。
しかも襟は窓の方から見て左手に並べてあったので、左側前列の子供たちが圧倒的に有利だ。

右側にいたレナは出遅れた。

あれよあれよという間に狙っていた襟がみんな誰かに取られてしまったらしい。

可愛い襟が残っていないと半べそになりかけたが、後から来たカナがちゃっかり誰も手に取っていなかったレースの襟を見つけると、レナもようやくレースの襟の存在に気づき、カナとは違うタイプのレースを選んだ。

母的にはそのレースの襟、なかなかセンスいいと思うよ。

ワンピースには面ファスナーでパーツが取り付けられるようになっている



次は袖だった。

袖は中央に並べられていたので、レナとしては有利とも不利とも言い難かったが、狙っていたオーガンジーの袖は、他の子と一騎打ちになり、結局競り負けて、シンプルな無地の袖を選ばざるを得なかった。

レナ、またも半べそ。

ファッションデザイナーは生き馬の目を抜くような世界なのだと改めて認識した私だったりして。

スーパーバイザーが次に口を開くのを、今か今かと待つ子供たち。
視線は自分の好みのパーツを睨んだまま。
徒競争のピストルを待つ運動会みたいな緊張感。

ちなみに要領の悪いレナと違い、圧倒的に不利な位置にいるにも関わらず、カナはちゃっかり後ろから手だけ出して、いつも一番ほしいものをゲットしているようだった。




本当にそのボタンでいいの?

さすがにカナはコーディネートが上手い



ポケットはちょうどレナの真ん前に並べてあったので先手がとれた。

でも最初に選んだポケットはお気に召さなかったらしく、その後、みんながボタンなどを選んでいるときに、レナはこっそりポケットを取り換えていた。

ボタンのところはボタンを選んでもいいし、リボンを選んでもいいらしい。

カナもレナもだが、多くの子供たちは一番上をリボンにして、その下をボタンにしていた。

この画像にちらっと見えるけど、レナの後ろで水色のワンピースをデザインしていた子の服もなかなかのセンスだと思う(リボンを濃色にしたのが正解)。



完成したら、スーパーバイザーが写真を撮ってくれる。

自分のデザインしたワンピースが、本物の商品になったみたいでちょっと嬉しい。

ファッションブティックの仕事が終わったのは7時半少し前。

もう閉園まで1時間半しかない。
でもさっき約束した通り、まずは食事をしないと。

・・・ファッションブティックとピザショップに挟まれたテーブル席はどこもいっぱい。
仕方なく、テレビ局側のテーブル席を見に行くが、こちらも空きは無し。

というか、1/4近くが、荷物だけの場所とりだ。

えーい、場所取りは禁じられているというのに。

さっきのお仕事を待っているときの食事禁止に関しては、あれはルールだから知らない場合はいかんともしようがないが、こちらの荷物の場所取りはマナーだから、知らなくてもちょいと考えれば迷惑だとわかるはず。

いつものように私は、場所とりだけしてあって無人のテーブルの荷物をさっさと端の方によせて、テーブルを使わせてもらった。

そして子供たちを食べさせると、またさっさとどこうとした。

そこへ食べ物を手にした他の一家が話しかけてくる。
「あのー、そこの席、空きますか?」
「荷物だけ置いて場所とりしてあったので、勝手に使わせてもらった席ですが、よろしかったらどうぞお使いください」


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