キッザニア X キッザニア うちエコ・キッザニア

*03*



「もしかしたら、ちょうど5時から始まる幼稚園の先生に入れるかも!」
これが私が考えた案だった。

スタートに出遅れて、体験時間長めの新聞社を初回に選んだことから、ちょうど今の時間は、30分前後の大半の仕事の3回目スタートに合わせられる。

ほぼ狂いなく30分ずつきっちり回転させていて、しかも定員に満たない可能性が高いところ・・・
きっと幼稚園に勝算があるに違いない。

そうカナに伝えると、もう今日は混んでいることを理解していた彼女は、すぐに決断した。
「幼稚園、行ってみる」

幸いなことに新聞社から2階に昇る階段は近い。
そして急いで幼稚園前に行くと、ちょうどベンチで待っている数人の子供たちが幼稚園の先生のユニフォームを着ようとしているところだった。

「まだ入れますか?」
いつになく積極的なカナ。
「あと二人だけですが」
これ以上ないくらいばっちりだ。
二人は幼稚園に並んだ。



カナとレナが幼稚園の先生に並んですぐにもう一人女の子が来た。
次の回に入れないが、それでも待つことに決めて、レナの後ろに並んだ。

幼稚園までも定員オーバー数が並んでいる。
こりゃ本当に一大事。

ところで、以前まで幼稚園は入口にホワイトボードを掛けて、次回開始時間の目安を表示していた。
幼稚園だけでなく、一時は印刷工房やビジネススクールなど、比較的人気のない2階のパビリオンでは次回開始時間の目安を表示してくれていた。

これってとってもありがたかったのだが、いつの間にか一つ二つと消えてしまった。
幼稚園のホワイトボードも今は無い。
だから今、中で行われている回が何時頃終わり、次に並んでいる子たちが何時頃入るのか、皆目見当がつかない。

仕方なく私はスーパーバイザーに聞いた。
「次の回は何時頃始まる予定ですか?」
「あと15分ぐらいです」
ありゃ、読み誤ったか。5時ちょうどに始まると踏んで幼稚園に来たのだが、15分ずれていた。
といっても既に次回の定員以上並んでいるわけだから、15分待ちというのもあながち悪いタイミングではあるまい。

「予定時間を書いてあったホワイトボード、無くなっちゃったんですね」
「危ないという意見がありまして・・・」
「とっても便利で重宝していたのですが」
「そうだったんですか。意見として伝えておきますね」
おお、いい反応だ。
危ないという意見はよく判るので、危なくない方法を考えて、ぜひ復活させてほしいと思う。
よろしくね。



ここで私は携帯電話に届いたメールに気づいた。
じゅじゅはるさんからだった。

内容は、リニューアルしたファッションショーの男の子の衣装について知りたいというもの。

なるほど。
うちは女の子しかいないので気付かなかったけど、これは大事なことだ。
よっしゃ〜、調べてこようっと。
気づかせてくれて、じゅじゅはるさん、ありがとう。

さて、今月からファッションブティックの二つのお仕事、モデルとデザイナーがリニューアルしている。
モデルのほうは今まで女の子のドレスしか用意されていなかったのが、このリニューアルを機に、男の子も参加できるようになった。

看板には、「内、男の子4名まで」と書かれているのみ。
果たして男の子の衣装にはどんなものがあるのだろうか。



ファッションブティック担当のスーパーバイザーにお伺いしたところ、こういうお話だった。
  • 男の子の衣装はタキシードのみ
  • 色は白と黒の二色ある
  • サイズは110-160ぐらいを準備してある
ということなので、ぜひぜひ今までやりたくてもできなかったBOYSには、タキシードでかっこよくきめてほしい。

でも、男の子の衣装にももっとバリエーションがあればいいのにね。

ちょうどこのとき、楽屋前で劇場担当のスーパーバイザー じゅんさんにお会いした。
前に星空ナビゲーターのときなど、お世話になったスーパーバイザーだ。
「今日は混んでいるんですね」と言うと、「スーパーバイザーもびっくりですよ」とのこと。

入場者数はマックスなのに、入場ゲートでお土産ショップ側を開けていなかったり、料理スタジオのレーン数を減らしていたりしていたので、キッザニア側にもこの混雑を予測していなかったことが見て取れる。


右の画像は2階から見下ろした、お菓子工場とボトリング工場に並んでいる子供たち。
もちろんベンチからはみ出すほどに並んでいる。
今日はうちは、人気パビリオンには近寄らないことにしよう。



各パビリオンの看板もシンプルになった。

でも今でも昔ながらの個性的な看板もいくつか残っている。
消防署とかね。




定員10名のはずの建設現場が5名募集〜?
恒久的なものかとびっくりしたけど、今日だけの一時的なものだと聞いてホッとした。

カメラを向けるとポーズを取ってくれるウルバノが好き
しかしウルバノの眉毛って・・・どうなってるの?



この日とっても人気のあったもののひとつが、このガードマン。

いつもだいたい次の回はすぐにいっぱいになるけど、この日は毎回、2回先まで並んでいたなぁ。



さて、カナとレナは予定通り5時15分ごろ幼稚園の中に入っていった。

幼稚園の中には園児がいっぱい。

幼稚園は6歳以上は先生に、6歳未満は園児になることができる。
そして当然園児はいるときといないときとあるので、園児が多いときに先生をやった方がやりがいがある(いないときには研修のみになる)。

カナは2歳の男の子にマンツーマンでついた。
レナは制服を着た二人組に線路をのばして遊んでやっていた。

なお、園児の制服は着用自由だ。



レナが相手をしていた子の一人がトイレを訴え、それをきっかけに二人とも出てしまった。

相手のいなくなったレナはカナのところに来て、今度は二人がかりで2歳の子の面倒をみていた。



鼻が出たらふいてあげるんだね。
本当に先生みたい。

このときは園児がたくさんいたが、カナたちの次の回の先生役の子たちが仕事をするときには、園児は一人もいなくなってしまっていた。

これもちょっとしたタイミング。


幼稚園の隣はポスターを作る印刷工房。
ここでは通常、キッザニアのパビリオンをひとつ選んで、そこを紹介するポスターを作るのだが、今は「うちエコ」アクティビティになっているので、「うちエコ」を推進するポスターをデザインする。

うちエコだし、カナの好きなパビリオンだし、ちょうど今、定員8名のところ、6名しか並んでない。
ここが埋まる前に、幼稚園の仕事が終わればちょうどいいんだけど・・・。


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