キッザニア X キッザニア ハロウィーンでキッザニア

*03*



キッザニア東京は先日の2周年でいろいろリニューアルしている。

出版社のお仕事もそのひとつ。

今まではワンピースとチョコミミの二つから選べたが、今回は更に「株式会社ラブコットン」という少女マンガが加わって、三つから選べるようになっている。

ラブコットンは四人の高校生がひょんなことからファッションブランドを立ち上げるストーリーで、何とキッザニアバージョンの原稿にはキッザニアの町並みなども登場するらしい。
ちょっと面白そう。

でも唯一男の子が選びやすそうなワンピースは男女ともにファンがいることを考えると、ちょっと原稿が女の子向けに偏りすぎのような気もするな。



お仕事相談センターでは、おしごとライターの腕章を発見。

これをつけてお仕事するのかな?

ライターの時だけ?
それとも紹介されたお仕事体験中も?



さて、話をハロウィーン・ファッションショーに戻そう。

急いで受付している楽屋前に行くと、もう既に並んでいる人数は6人に増えていた。

ナナちゃんとカナとレナが並んで9人。

定員は20人だから、あと11人で〆切だ。

ごりるさんは急いでたいりゅうママさんに電話したようだ。
昨日もキッザニアに来たタイくんとゴンザレスくんだが、昨日は残り1人のところで駆けつけて、ゴンザレスくん一人しか入れず、タイくんは涙を呑んだのだ。

とにかくハロウィーン・ファッションショーはハロウィーン期間である10月22日から10月31日までの10日間だけだもんね。



並んでカナとレナが気づいたことを教えてくれた。

天井からハロウィーンの飾りが下がっている。
画像じゃ小さくてよく見えないかもしれないけど、カボチャのチャームも下がっているんだよ。

並びながら影が三つできることも教えてくれた。
ちょうどファッションブティックのウィンドーを上から照らす灯りが複数有るので、場所によってはうっすら三つの影ができる。
レナは頭を左右に動かして、髪につけたハロウィーンのカチューシャの影が三つ揃って揺れるのを見せてくれた。
「影が三つ踊るんだよ、面白いでしょー」



女の子たちが待っていると、けんとくんがじぃじと通りかかった。
ちょうどけんとママさんは用事があって、じぃじにけんとくんを任せてキッザニアの外に出ていた。

「けんとくんもハロウィーンモデル、やらないー?」
私たちが勧めたが、けんとくんはやだーと逃げてしまった。

けんとくんはこの日2部にも予約を入れていたので、この後2部でモデルをやったらしいけど、このときはまだ気分じゃなかったみたい。

けんとくんは駄目だったけど、ハロウィーンモデルやる気満々のボーイズが到着したのは、たぶん11時15分頃。

ちょうど私は喉が渇いたという子供たちに頼まれて、飲物を買いに行っている間だったと思う。

戻ってみると、ごりるさんちの長男ゴウカザルくんがとても悲しそうな顔で立っていた。

「どうしたの?」ごりるさんに聞くと・・・




はしゃぐリングマくんとシェイミくん
「タイくんや兄弟と一緒に固まってね、楽屋前に急いで来たら、スーパーバイザーさんが来た順に番号札を掛けてくれて、そしたらたまたま一番後ろにいたゴウカザルの分だけ足りなかったの」
定員は20人。
ゴウカザルくんの前で締め切られてしまったみたい。
弟二人は入ったけど、ゴウカザルくんの分は無く、しかも兄弟の中で一番ハロウィーンモデルがやりたかったのが、お兄ちゃんのゴウカザルくんだったんだって。

そ、そんな〜。

この時点でモデルの受付を済ませたのは、カナ、レナ、ナナちゃん、ゴンザレスくん、タイくん、リングマくん、シェイミくん。

ちび姫ちゃんとけんとくんがいないが、こちらの二人ははっきりモデルはやらないと意志表示していたので、本当にやりたくて入れなかったのはゴウカザルくんだけだということになる。

何と声を掛けて良いか判らない。
ごりるさんは意気消沈したゴウカザルくんを連れて、別のお仕事を探そうと、楽屋前から離れていった。

ゴウカザルくんの肩が落ちている。
後ろ姿が寂しそうだった。




これがその看板。

事件の後、せめても倒れにくいように角度が変えられた。
その直後、大変な事件が起きた。


楽屋前に行ったことがある人は判ると思うが、ちょうどこの辺りは、マジックスタジオに並んでいる子供と、楽屋関係(ファッションモデル含む)に並んでいる子供の境目に、マジックスタジオの看板が立っている。

この看板に一番近い場所に並んでいたのがたまたまタイくん。
看板を背にしてしゃがんで待っていた。

すると、どうした拍子にか、いきなりこの看板がタイくんめがけて倒れてきた。
どうやら看板の反対側に並んでいたマジックスタジオ待ちのお子さんが倒してしまったらしい。

看板はタイくんの頭を直撃した。

私はたまたま横で見ていたが、まさかタイくん自身も看板が倒れてくるなんて思ってもいなかったので、予測不可能な自体に為すすべも無かった。


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