キッザニア X キッザニア キッザニアのキャンドルナイト

*06*




一番奥が音響担当のちび姫ちゃん
話は変わって、ちび姫ちゃんの方へ。

彼女は今回、
  • パレード
  • テレビ局のカメラマン
  • 幼稚園の先生
  • ボトリング工場
  • 食品開発センター
  • 消防士
  • 警察官
を希望していた。キャンドル職人は希望していない。
このうち既に食品開発センターは体験できた。
ラジオ局は考えていなかったようだが、空いているということでやってきたらしい。

もうちょっと前だったら、レナたちと一緒にできたのにね。



ところでラジオ局は自分たちの放送した番組を録音したCDがお土産にもらえる。

レナが持ち帰ったCDを聞いてみると英語の部分が何カ所かあった。
「凄いね、英語だ」
「一人、英語の国の子がいたから、その子が英語でしゃべったんだよ」
そりゃ凄い。ラジオ局には英語用のシナリオも用意されているのかな。

英語の国の子の他に、小さい子も一人参加していた。
字が読めない子の場合、スーパーバイザーが言う台詞を口まねして参加すると聞いてはいたが、その現場を見たのは初めてだった。

ラジオの録音キーがあるので、スーパーバイザーが手本を見せているときはストップさせて、その子がしゃべるときだけスイッチを入れている。
だから出来上がったCDは、全員すらすらと読んでいるかのよう。

なるほどねー。

ラジオ局体験中のちび姫ちゃん



キャンドル工房では、ぶつぶつぐずぐず言っているだけで、並ぶのをやめようとか他へ行こうとは言わないカナの相手をしているのも嫌になって、私は一人あちこち歩き回った。

ちび姫ちゃんのラジオ局が終わる。
何度か立ち寄ったテレビ局は今回も定員が揃ったばかり。
ビューティーサロンに行くがこちらも待ち時間が長い。
結局彼女はライヴステージに並んだ。

ライヴステージは女の子のパビリオンというイメージがある。
女性タレントの歌だからねぇ。

でもこの回に並んでいたのは全員男の子だった(4人ぐらいだが)。

め、めずらしー。

前回も男の子二人だけでやっているのを目撃したので、ぜひぜひやったことの無い男の子も毛嫌いせずにトライしてほしい。

さて、周囲があまりに騒がしいので注意していないと携帯電話の着信を聞き逃す。
ふと見ると、知らない番号からの着信履歴が貯まっていた。
むむ。カナとレナの借りた携帯だな。



6時54分頃キャンドル工房に戻ってみると、外で待っていたカナたちは工房の中に入っていた。

前の回が中で仕事を始めたので、代わりに中で待つことになったようだ。

ここでもすったもんだ。
みんな座っているのにカナだけ突っ立っている。
レナの隣の席が空いていないので座りたくないのだそうだ。
離れた席は空いている。
もうそんな下らない話を聞いてこっちも腹が立ってくる。
座りたくなけりゃ座らなきゃいいじゃん。
でも大人しく立っているかと思えば、文句だけはたらたらと言い続けている。

レナはさっき待っている間にパパに携帯で電話したと言っていた。
パパは昨日泊まりがけの出張で、今日の昼頃帰宅したはずだ。
カナはぶすくれたまま、パパには電話していないようだ。
その代わり、私の方を向いて頼み事をひとつした。

「あのトルカ、試してきて」
キャンドル工房の道向かいには電力会社があって、そこの壁にもトルカのリーダライターが付いている。

キャンドルを作る、前の回の子供たち



電力会社壁のリーダライターに、私はカナの携帯をかざしたが、さっきと同じで何も反応は無い。
それを告げるとカナは、どうしてとべそをかきはじめた。
「判った。ちょっと待ってて。トルカの使い方を携帯電話ショップに行って聞いてくる」

携帯電話ショップには体験中の子供がいたので少し待って、スーパーバイザーの手が空いたところで聞いてみた。
「トルカの使い方を教えてくれませんか?」
「お財布ケータイのマークの所をリーダライターに当てるだけです」
「でも娘の借りた携帯が使えないのですが」
そんなはずは無いのですがと言いながら、スーパーバイザーは棚から携帯をひとつ取りだして私に見せた。
「キッズケータイ以外は全部使えるはずですが」

スーパーバイザーの手にあるキッズケータイは、まさにカナの持っているそれだった。



なんのことはない、カナが借りたのはキッズケータイだったから、トルカが使えなかったのだ。
各々自分の好きな携帯を選んで借りてきたのだから仕方ない。
とは言っても、トルカの使い方と併せて最初に説明がほしいところだ。
試しに戻ってレナの携帯をかざしたら、簡単にデータをキャッチできた。

この件でますますカナの機嫌は悪くなる。

とりあえずカナとレナのキャンドル職人が始まる前に、私は夕食を食べてしまった方がいいだろうと思い、デリカテッセンでサンドイッチと飲物を購入して、テーブル席を探した。

どこも空いていない。
こういうときは劇場だー。

食べ物を手に劇場に入ると、ちょうどオズの魔法使いが始まるところだった。
本番じゃなくて、説明から始めたばかり。。
おや、けんとママさんちのけんとくんがいる。
彼は配役決めのとき、元気良くかかし役に手を挙げていた。
えらい。この積極性がうちの娘たちにもほしいよ。



7時20分頃、あちこちふらついていた私の携帯が鳴った。
出てみるともう切れている。

慌ててキャンドル工房に戻ってみると、もう最終回のメンバーが仕事に入るところだった。

本来の仕事始めは7時半のはずだが、もうメンバーは決まっているし、他の回より作業が多いので早めに始めたらしい。

でもカナはなかなか席に着こうとしない。
「携帯電話も返しにいかなくちゃ。8時半までに返すって約束したんだよ。どうすればいいの?」
「セレモニーが始まる前にスーパーバイザーさんと相談してご覧よ。もしかしたら返しに行く時間があるかも」
「でも間に合わないよ。これが最後の仕事だって言われたよ」
なんとかなるって言っているのに全然人の話は聞かない。



こちらはじゅじゅはるさんちのじゅじゅちゃん。

写真公開OKと許可を頂いたので貼り付けさせていただきます。

お母さん似の美人です。
(ごめんなさい、はるくんの写真は撮れませんでした)



キャンドル職人の仕事は、
  1. 芯の紐を中心にして、ミツロウでできたシートをくるくる巻いてロウソクを作る。
  2. カラーシートを2枚選び、手でちぎって好きな模様をロウソクに貼り付ける。
溶かした蝋を使うのではないから、小さい子にも安全。
蜂のお腹で作られたミツロウを使うので、環境にも優しい。

この回だけは、セレモニーで使うロウソクと各自で持ち帰るロウソクの二種類を作る。

セレモニー用は形が違って、巻き終わると芯の所が削った鉛筆みたいに盛り上がるようになっている。
但し、こちらは飾りはつけない。

持ち帰り用は色が薄く、長方形のシートを巻くので円柱形になる。
蝋は温めると柔らかくなるので、ハート型などに成形することもできる。

シートは蜂の巣の凹凸が付いている。
隙間が空かないように、みんなくるくると巻き始めた。




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