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◆◇レンタルキャンピングカーで北海道◇◆
北海道キャンプ旅行記

17.ロケット花火はやめてほしい






 時刻は8時過ぎ。もちろん外は真っ暗。
 といっても温泉街なので街の灯りは明るい。そして何だか知らないが、まるでお祭りのように大勢の人がいた。

 通りいっぱいに広がって歩いている人たちは、一瞥して観光客、それも日本人じゃない多分中国人、特に集団を統率する人がいるでもなく、でも無目的に歩いている風でもない。
 簡単に言うと、何か目的を達して帰り道といった感じ。
 後から部屋に備え付けてある宿泊ファイルで、泉源の地獄谷をライトアップしているというちらしを見た。どうもぞろぞろとライトアップを見てきた帰りなのかもしれない。


ものすごい人数が集団で歩いていた。




 第一滝本館の前から向かいのアネックス 滝本インの間の道を降りていくと、閻魔堂に連なるそこは道の両側に土産物屋が連なる賑やかな道になっていて、まばらに飲食店もあるが寿司屋、蕎麦屋、焼肉屋・・・私は焼肉屋は嫌だと言ったので結局「天鳳」というラーメン屋に入った。
 ラーメン屋でもメニューにキムチがあるあたり、ちょっと気持ち悪い。私はキムチが嫌いなんだ。なにも温泉街の店という店にキムチを置かなくたって。


温泉街の雑多な様子とラーメンを食べた天鳳



 ラーメン屋の味はあまり覚えていないが帰りがけにびっくりすることがあった。
 また通りを歩いて滝本館の前まで来たのだが、ちょうど滝本館の入口前に滝本の名前をイメージしてか水の流れるオブジェがある。
 それがかっこいいと思ったのか、6、7人ほどの家族連れがそこに並んで写真を撮るときになんとロケット花火をぶっぱなしたのだ。
 爆発したような音が近くで鳴り響いて最初は何が起きたのかわからなかった。
 わかった後では思わず馬鹿じゃないかとふつふつと怒りがわいてきた。
 危なすぎる。
 どう見ても日本人のマナーじゃない。
 中国人か韓国人か知らないけど、人が大勢いる場所でいきなりロケット花火とか。
 視線に気づいたのか一家は慌てるようにその場を離れて行った。
 浴衣を着ていたが、第一滝本館の名前の入った浴衣じゃなかった。
 このところ北海道に中国人の観光客が倍増しているって聞いていたけどとんでもない状況を目の当たりにして、改めて憂鬱になった。
 外国人観光客は歓迎したいけど、訪問先を尊重せずやりたい放題の客ばかり増えたらたぶん先行き暗くなる。その場しのぎでうまく行くはずがない。


いきなりロケット花火ぶっぱなした家族(左の二人はその横を通って第一滝本館に戻ろうとしていたうちの娘たち)



目が合うと、こそこそとこちらを見ながら去って行った。
正直、印象良くない。




6-18第一滝本館の屋内温水プールへ続く


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