久しぶりに青空を見た・・・ような気がした。
空気が乾いているって幸せなことだ。
砂利の駐車場。
周囲は背の高い草地で、遠くに針葉樹の森が見える。
私たちがいるのはキャンプ場じゃなくて、TACこと、とかちアドベンチャークラブというアウトドアアクティビティーのツアー企画・催行会社の駐車場。
今日の午前中にラフティングとカヌーがセットになったツアーを予約していて、昨夜からここの駐車場に停めさせてもらっている。
TACの建物は駐車場からも近くに見えている。
三角屋根の板張りのロッジで、
ケアンズ近くの
アサートン高原辺りでよく見る雰囲気の建物だ。
まだ朝が早いからドアは閉まり周囲にひと気も無い。
アウトドアでは早起きのパパは既に朝の散歩に行ってきたようで、道に出て歩いていくとすぐに湖が見えるよと教えてくれた。
カメラ片手に行ってみよう。
白樺並木の木立を見ながら歩いてすぐに通りに出た。
通りに出るところには昨夜見かけたTACの看板がある。夜で暗かったし進行方向から見ると反対側を向いた看板なので、MAPコードを知らなければ見落としてうろうろしていたような気がする。
そのまま道なりに歩くとすぐに左手にさっきのTACの建物と同じ材料で作った感じの小さな時計台が付いた建物が建っていた。
スポーツ合宿歓迎の幟が道にはためいている。宿泊施設のようだ。
しかしスマホで位置を確認すると湖を見るなら反対に進まなくてはならないらしい。もう一度TACの入口まで戻り、湖を探すことにした。
反対側に歩き出してすぐに湖に着いた。
本当に静かな山間のダム湖で、でも牧場にあるような背の低い丸太の柵と、「あぶない」と書かれたダム管理所の看板もあり、人工的な雰囲気を漂わせている。
細長い湖の右手はすぐにダムになっているようで、コンクリートの壁と建造物がが見えている。