◆◇レンタルキャンピングカーで北海道◇◆
北海道キャンプ旅行記
残りの道程は地図上は来た道と距離的にはそんなに違わないが、なるほどお手軽コースでは左半分を往復するようになっていたわけだと納得する道だった。
つまり、バリアフリー木道で無いのは当然として、階段有り、急坂有り、吊り橋まで有り。
出発前に受付の人は天気は下り坂で景色が見えなくなる可能性があると言っていたが、幸い一時的にであっても、むしろ天気は出発した時よりずっとよくなっていた。
特に展望台で陽が差したのが大きい。
子供たちは親の知らないボカロ曲などを声を合わせて歌ってくれている。
足元は木道のあるところでもさっきまでの道に比べて朽ちていて、中にはシーソーのようにぐらつくところもあった。
吊り橋と言っても深い谷間とかを渡るのではなくちょっとした笹の藪を渡るだけだけど。
下りの階段や下り坂もあったが、吊り橋を渡った先、最後の方はもう登り、登り、登りばかり。
小学生ぐらいの子供を連れた家族や、山歩きスタイルの年配の夫婦などとすれ違いながら、ちょっと坂に疲れたなと思ったころに、道は淡々とした直線になり、やがて駐車場のあるスタート地点に戻ってきた。
私とレナは遅れ気味だったので、先に到着していたパパとカナの間で、スタート地点の展望台の建物の中にあった店で軽食を食べてから移動しようという話がついていたことを知らなかった。
中には「レストハウス憩っと」という店があって、タンチョウソフト、いもだんご、ハッシュ&チップス(フィッシュじゃないんだ)、紅葉バーガーなどテイクアウトも扱っている。
しかし残念ながら店のオープンは10時からで、まだあと20分近くある。
「待っているより、先を急ごう」
パパの一言で決まった。
お昼には帯広に着いていたいし先を急ぐことにしよう。