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◆◇レンタルキャンピングカーで北海道◇◆
北海道キャンプ旅行記

3.雨が降る前に遊歩道へ






 建物の中はちょっとした釧路湿原のビジターセンターになっていて、土産物なども置いている。
 私はてっきりこのレンガ造りの建物が展望台で、入場料を取って階上の展望スペースに上がるだけのかと思っていたが、どうもここは釧路湿原の情報センターのような位置づけで、一般にはこの建物の外に出て、徒歩で遊歩道を一周して、その途中にある展望台から湿原を見下ろすのが一般的な観光のようだった。

 さて、遊歩道の一周コースは約1時間で、2.5キロと展示されたパネルに記載されている。
 ちょうどここから一番離れた辺りにサテライト展望台というものがあって、右回りで一周するか、左回りで一周するか、あるいは左からサテライトにアクセスし、そのまま元来た道を帰るかという三つの選択肢があるようだ。
 往復コースが左のみなのは、左半分の道が平坦な木道で歩きやすいため。

 受付の人に相談すると、こんな天気なのでもしサテライト展望台に行くならできるだけ早く行った方がいいだろうとアドバイスされた。
 今現在、既に小雨だが、もっと天気が悪くなると何も見えなくなってしまうと言う。それは嫌だ。

 右側から一周するか、左側を往復するか迷うところだったが、パパはそのどれでも無く左側から一周しようと提案した。
 「天気が悪かったらそのまま左の道を戻ればいいし、天気がそんなに悪く無かったらそのまま一周すればいいじゃない」
 なるほど。


釧路市湿原展望台の駐車場に荷物の散乱したバイクが停まっていた。何だろうと思ったけど、後から張り紙を見て判明。カラスが荷物を荒らすんだね。バイクの人は要注意だ。



 遊歩道の入口は駐車場の横だった。
 少し寒かったので寒がりの私は薄手のフリースを着ていた。レナはウィンドブレーカー、カナは長袖Tのみ、パパに至っては半袖短パンだ。そしてそれぞれ折り畳みの傘を差した。

 木道に入るところに「ヒグマ出没注意」の看板。
 まさかねと思うが、すれ違う人の半数は鈴などを手にしていてびびる。
 ヒグマをよけるためにはとにかく先に音を立てて向こうから近寄らないようにするしかない。
 クマ除けの鈴が無ければ大声でしゃべるか歌うか。そうだ歌え、歌え。子供たちに命令する。






3-4釧路湿原展望台の遊歩道一周コースへ続く


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