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榛名湖日記ファイナル2-3


3.榛名湖で乗馬

 ちょうど榛名山ロープウェイの乗り場へ行く途中、駐車場で観光用の馬を見た。ママと一緒に乗っている小さい子供もいた。カナとレナも馬に乗るのを喜ぶかもしれないと思った。
 場所はゴーカート乗り場のすぐ隣。
 ロープウェイの高原駅と目と鼻の先だが、一応車で駐車場を移動する。
 子連れと見たとたん、お客が来たと思われたのか、「お子さんでも一人で馬に乗れるよ」と声をかけられた。
 カナは目を輝かせたが、レナは怖気づいた。
 見上げるように大きな馬が怖いらしいのだ。
 無理に手を引いて馬のそばまで寄ると、尻込みしながら泣き出した。
「嫌だっ、怖い怖い」

 カナは係りのおじさんに抱きかかえられ、ひょいと馬に乗せられた。
 得意そうな顔。
 そのまま馬はかっぽかっぽとおじさんに手綱を引かれゆっくりと歩き出す。あわててこちらも後を追った。


カナは最初から大喜び。レナは恐怖ですくみました。馬って意外と大きいのよね。


 体の力を抜いて、馬のリズムに合わせるんだよと言われ、カナはなかなか上手に体を揺らしている。
 この馬の名前はマリちゃん。道産子で齢5歳なのだそうだ。
 道路に出てごく短いコースを一周するらしい。
 ママに手を引かれ、小走りで後を追っていたレナは、カナがあまり嬉しそうに馬に乗っているのを見て恐怖より羨ましさが先にたった。
「レナも!! レナも乗る」

 結局コースの途中でレナも交代して乗せてもらった。
 こんなおちびちゃんでも一人で乗馬させてもらえると思わなかった。
 いっちょまえに鐙に足をかけ、満面の笑みでつかまっている。
 良かったね、乗れて。
 一周2,000円。高いといえば高いけど、二人がこれだけ満足するなら、たまにはそれも良し。

 なんだか榛名湖最後の旅にして、定番榛名湖観光をしている気がするぞ。
 そう思わない?


途中から羨ましくなったレナ。
レナも乗る~

なんだ乗ってみたら全然怖くないじゃない。
とっても楽しいよ。  




2-4.どうしても納豆ご飯なのへ続く


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