子連れ旅行温泉日記

雪見露天風呂紀行【榛名湖日記8】5-6


6.ひょんなことから湯の平へ

 食事をしている間に青空が広がってきた。
 何だかいいお天気なのである。
 本当は、この後は前々から一度入りたいと思っていた八ツ場方面の林温泉に行くことにしていた。だけど空が晴れるとパパは…
「露天風呂に入りたいなぁ」
 …やっぱり。
 林温泉は捨てがたいけど、でも確かにこんなにいい天気になると、自分も露天風呂に入りたくなってくる。
 この辺でいい露天風呂なんてあったっけ…。

 野反ライン山口の女将さんにパパがどこか無いですか?と聞く。
「この辺で露天風呂と言ったら、湯の平でしょう」
 あっ、そうだった、湯の平。
 かなり入りたい度の高い憧れのお風呂であったに関わらず失念していたのは車で乗り付けられないからだ。
 いつもこの道を通るたびに、川向こうに見える湯の平温泉松泉閣を差してはいつか入りたいんだけどねぇ…と言ってきた。今日の行きにも同じことを言った覚えがある。
 だけどあそこに行くには駐車場に車を置いて10分くらい歩かなければいけないんではなかったっけ。子供たち、特にレナは本当に歩いてほしい方角に歩いてくれないので、たかだか10分の道のりでも何分かかるか判らないし、途中で抱っこしろと言い出すのは目に見えている。
 それに何より、立ち寄り入浴できるのはチェックアウト時間からチェックイン時間までのわずかな時間だから、ええと…今1時半ぐらいだから、もう30分を切っているのではないか?
 無理かも…と言いかけた私に、今度は野反ライン山口のご主人が、
「あそこは今、内湯を工事中だけど露天風呂は入れるよ。駐車場にインターホンがあるんだ、それで入浴できるか聞けばいいんだ。時間は過ぎていてもたぶん大丈夫だよ」と、教えてくれた。

 お礼を言って支払いを済ませ、車を出す。野反ライン山口から湯の平温泉は目と鼻の先だ。
 湯の平の駐車場に着いて、教えられた通り一角にあるインターホンで確認すると、日帰り入浴は午後1時までだが、どうぞお入り下さいとのこと。但し、露天風呂までは徒歩7分だそうだ。


野反ライン山口の窓から見る青空…
これを見ていたら露天風呂に入りたくなったのだ。

ちなみに前回尻焼に来た時も同じパターンで、
草津温泉西の河原露天風呂に行ってしまった気がする 湯の平温泉松泉閣の駐車場にあるインターホン

ここで日帰り入浴できるか聞くことができる
何しろ旅館または露天風呂に行くためには、階段を降り
たり、吊り橋を渡ったりして10分近く歩かなければならない
からだ。


 歩きやすいが狭い、コンクリで固めた道が、ところどころ階段状になって谷底へ続いている。
 左手へカーブすると、眼下にエメラルドグリーンの半分凍りついた白砂川。
 やがて対岸に渡るための赤い吊り橋と、谷底の川岸に建てられた湯小屋が見えてきた。
 遠めで見る感じ、川沿いのお風呂は秋田の大湯温泉阿部旅館にどことなく雰囲気が似ている。
 吊り橋を渡ると、分かれ道。右手が旅館で左手が露天風呂への近道らしい。パパは料金を払いに旅館棟へ一人で行ってくるから、先に子供たちを連れてお風呂に下りていてくれと言った。


狭い階段をずっと降りていくと、碧緑の白砂川と、赤い
釣り橋が見えてくる

ほんの僅かな距離でも、歩かないと辿り着かない温泉には
秘湯の趣が。 
川沿いにほっこりと白い雪をかぶった、いい感じの湯小屋が
見えてきた。




5-7.湯の平でまたまた雪見露天風呂へ続く


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