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榛名湖日記アンコール4-8


8.春の日暮れに菜の花の黄色

 さて、最後の榛名湖旅行、最後の温泉に行くとしよう。
 本当は赤城温泉総本家で終わりだと思っていたのだが、何しろ子供たちが服を脱ごうともしなかったので、パパはちゃんと髪も洗えるところでどこか無いかという。
 これがなかなか無いのよ。
 毎年、佐野には来るので調べるのだが、近くのスーパー銭湯やすらぎの湯はローリー温泉だし、赤見温泉はどうも名水風呂の類らしい。柏倉温泉太子館はくららさんのどこでも別荘のレポを読む限りでは料金分の満足が得られそうに無いかなと思われる(幼児料金が1,000円以上っていうのはちょっと厳しいでしょう)。

 だもので、群馬県の太田市まで戻ることにした。
 佐野の市街地は菜の花に彩られている。畑の端や川の土手など。黄色い花の波だ。
 春だなぁ。

 太田市のショッピングセンター、イオンの一角に安眠の湯という日帰り温泉があるという。
 佐野から既にイオン太田あと19キロといったの看板は道々あるけれど、近づいてもどこにも温泉の看板は無い。パパは本当に温泉あるの?と半信半疑。

 既に黄昏かけた空の下、巨大ショッピングセンターの駐車場の隅に三角屋根の洒落た建物があった。てっきりビルの中に入っているのかと思ったので意外だった。
 中も瀟洒な作りで、新しいせいもあるのだろうがとても明るく感じる。
 カナはお風呂には入らないと言ったが、今度はカナが気に入るお風呂だよ、と言ったら、いそいそと入っていった。どうも子供たちは今、センター系のお風呂が好きみたいだ。


佐野から太田に向かう道、畑のへりに、川の土手に、一面菜の花の黄色。
柔らかな春の夕暮れの日差しとともに…。 安眠の湯は、大型ショッピングセンターの駐車場の一角にあった。




4-9.安眠の湯へ続く


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