8.函館の市電
意図して選んだわけではないのだが、函館という街は春に行った
長崎にとても似ているところがある。
どちらも日本史上有名な早くに開かれた港として発展した。つまり国際的な都市なのだ。
また市内を網の目のように市電が走り、その夜景は国内トップクラス。
緯度や経度は違うけれど、公共交通機関を駆使して異国情緒あふれる旅が容易。
先ほど函館市観光案内所で貰ったバスの時刻表を取り出す。
函館駅前から
湯の川温泉へ行く路線バスは1時間に1~2本程度。
夜景を見た後で乗るとしたら20時22分発か、終バスの21時24分発。
日没が18時50分だからそれを見てから函館山を降りるとして、ロープウェイ乗り場から一番近い市電の駅 十字街を20時には離れた方がいい。
ロープウェイの上り下りにもそれなりに時間が掛かるだろうから、19時ぐらいには山を下る気持ちでいた方がいいかな。
とにかく終バスを逃したらアウトだ。
ああ、そうすると夕ご飯は何時にどこで取ればいいだろう。
まあその時に考えればいいか。なるようにしかならないだろう。
市電の乗り場はすぐわかった。
駅前を出た十字路だ。