子連れ旅行温泉日記の目次子連れ温泉ガイド地熱愛好会 > 子連れ旅行温泉日記 > 夏休み函館紀行*母娘函館観光旅行記 > 2-8函館の市電

◆◇夏休み函館紀行◇◆
母娘函館観光旅行記

8.函館の市電







 意図して選んだわけではないのだが、函館という街は春に行った長崎にとても似ているところがある。
 どちらも日本史上有名な早くに開かれた港として発展した。つまり国際的な都市なのだ。
 また市内を網の目のように市電が走り、その夜景は国内トップクラス。
 緯度や経度は違うけれど、公共交通機関を駆使して異国情緒あふれる旅が容易。




JR函館駅前



 先ほど函館市観光案内所で貰ったバスの時刻表を取り出す。
 函館駅前から湯の川温泉へ行く路線バスは1時間に1~2本程度。
 夜景を見た後で乗るとしたら20時22分発か、終バスの21時24分発。
 日没が18時50分だからそれを見てから函館山を降りるとして、ロープウェイ乗り場から一番近い市電の駅 十字街を20時には離れた方がいい。
 ロープウェイの上り下りにもそれなりに時間が掛かるだろうから、19時ぐらいには山を下る気持ちでいた方がいいかな。
 とにかく終バスを逃したらアウトだ。
 ああ、そうすると夕ご飯は何時にどこで取ればいいだろう。
 まあその時に考えればいいか。なるようにしかならないだろう。

 市電の乗り場はすぐわかった。
 駅前を出た十字路だ。


左の画像 駅前の交差点。奥に見えているのが市電(路面電車)乗り場
右の画像 市電の函館駅前電停



 さて、同じ市電が走っているといっても、函館の市電は長崎の市電と比べてずっと路線がシンプルだ。
 基本的に函館駅の東西に伸びている一本のラインだと思えばよい。
 但し函館駅の西側は函館山にぶつかるので、その麓で左右二股に分かれる。
 もうちょっと詳しく言うと、函館駅の東は一本で五稜郭駅を経由して湯の川駅まで伸びている。
 函館駅の西は十字街駅までは一本で、十字街駅からは、元町方面を経由して函館どつく前駅に行く路線と、谷地頭駅行き路線の二手に分かれる。

 今回はまず函館駅前から十字街まで市電に乗って移動する。
 函館の主な観光地は五稜郭をのぞけばほぼこの十字街から函館どつく前の間に点在している。

 市電には一日乗車券もあるが、今日は一往復ぐらいしか乗らないと思われるので小銭で払うことにする。

 市電は次々と来るのでほとんど待たずに乗れた。
 十字街は分岐点なので、函館駅から十字街まで乗るなら方角さえ間違えなければどれに乗っても良い。
 ほんの数分で十字街到着。
 十字街は観光地然とした場所ではなく、石造りの建物は目につくが、ごく普通の町中といったような場所だった。

 しかし大通りの真ん中にある路面電車の駅で降り立つと、目の前の一段奥まった空き地のようなスペースの奥に天を指さす一人の男の銅像が。
 なになに。
 「坂本龍馬!?」
 なんとここにも長崎との共通項が。
 というか、なんで函館に坂本龍馬?


十字街駅で降りると、道向かいには謎の坂本龍馬像が




2-9函館宝探し「箱館異国の城下町伝説」へ続く


夏休み函館紀行*母娘函館観光旅行記 目次 | 子連れ温泉ガイド地熱愛好会HOME