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◆◇夏休み函館紀行◇◆
母娘函館観光旅行記

20.鯉と温泉













 部屋に戻って一息ついたら、もちろん行くのはお風呂。
 子供たちは寝る前に入るというので一人でほくほくと浴室に向かった。

 函館大沼プリンスホテルは温泉ホテルで、「森のゆ」という日帰り入浴もできる大浴場がある。
 もちろん宿泊者は入り放題だ。ちゃんと部屋にもタオルセットを入れたお風呂バッグならぬ何故かスーパーのがさがさ袋みたいなのが用意されている。
 日帰りで千円払うのはちょっと高めな気がするが、宿泊で何度でも入れるのはかなり嬉しい。


内風呂の写真は夕方じゃなくて夜、誰もいない時に撮ったので窓の外が暗いや



 浴室はフロントのさらに下の階だった、といっても地下ではないが。
 小奇麗な脱衣所と窓を広く取った浴室。窓の外には先ほどエレベーターから見えていたかなり広い池が真正面に。
 お湯は少し熱いくらいだが、黒御影石の湯口から注がれるそれはむしろひんやりと冷たい。
 一応源泉掛け流しとうたっているのだが、残念ながら浴槽内で加熱循環しているようだ。なんせかなり塩素のにおいが強い。
 ということは、この湯口から出ているものが非加熱源泉かもしれない。
 お湯は無色透明ながら白く細かい湯の花が多い。するするすべすべすると肌触りがいい感じ。

 内風呂の様子はまあ普通と言えば普通だったが、露天風呂に出てみて仰天した。





 露天風呂は浴室の扉から行かれるようになっている。
 壁を背にした横に細長い造りだ。
 何より驚いたのは、とにかくそのお風呂の目の前が、そう、浴室から見たあの池。
 海や川べりにある温泉がここは池べりにあるというか、とにかく浴槽の縁の先がもう池。
 高低差があるから少し池を見下ろす感じになるんだけれど、錦鯉がばしゃばしゃ泳いでいる池と同化したような露天風呂って斬新。
 実際みんなやりたくなるのか、露天風呂にいる人たちの多くがお湯を手で下の池に落としている。
 そうすると餌が撒かれたかと思うのか、うようよと鯉が寄ってくるのだ。もう可笑しいったらありゃしない。

 ちなみに大沼プリンスホテルは自家源泉を三本所有しているようだ。
 最近使っている源泉をチェンジしたようで、浴室前にはより泉質濃度が高いものに変えたとあるが、ぜひ変にミックスしたりしないで、小さくても浴槽ごとにいろいろな源泉に入れたらなお楽しいのにと思う。

1-21夕焼けが残るうちにへ続く


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