子連れ旅行温泉日記

グランデコ雪遊び日記1-4


4.安達屋旅館到着

 安達屋の山側には、斜面の上に建てられた小さな薬師堂が見える。温泉薬師が奉られているのだろうか。これは安達屋が建立した薬師堂だそうだ。
 谷側は広がるパノラマ。三重に連なる山々。
 ちょうどまさにそのパノラマが一番良く見えそうなところに、真新しい三角屋根の建物が建っている。近づいてみるとそれは「あったか湯」と書かれた日帰り温泉施設だった。観光協会が経営しているらしい。大人250円とリーズナブル。内湯は無くて半露天風呂だけだそうだ。この立地ならさぞや絶景だろうな。もちろんお湯も掛け流しだと明記されている。今回は入らないけど、覚えておこう。


朝の青空を背景に雪の積もった薬師堂

見下ろせば三重に連なる山々 高湯温泉あったか湯
観光協会の経営するリーズナブルな日帰り温泉施設
左の画像のような景色が露天風呂から見えるはず



 そうこうしているうちに10時になったので受付をお願いする。
 受付の応対はちょっと事務的。ロビーは大層洒落た感じで、女性受けしそう。
 外観やロビーの印象とは裏腹に、途中通る廊下から見える部屋の作りは少し狭そうだ。
 お風呂は二箇所に有り、以前からある露天風呂のみの薬師の湯と、内湯不動の湯から続いた露天風呂が途中で混浴になる大気の湯だ。大気の湯は一年前にできたばかりだという。
 これはやはり大気の湯だろう。

 奥で一緒になるからと説得して、カナはパパと、レナはママと脱衣所に向かった。
 ベビーベッドなどは無いが長椅子はある脱衣所。寒くないようにストーブがあるのがちょっとした心遣い。女性の先客は二人いるようだ。
 内湯は木造の床で湯口の上には石の兎がいる。レナが、ママ、あの兎、本物?と聞いた。
 ざぶざぶと浴槽の縁から掛け流されてくるお湯が熱く感じる。
 そのお湯でレナに掛け湯をしたら、熱い熱いと逃げ回った。滑るから走っちゃ駄目だよ。
 内湯から続く露天風呂もシンとしている。先客の女性は混浴ゾーンにいるのかしら。女性用の露天風呂だけでもまあまあの広さがあり、雰囲気も良い。三つ並んで寝湯のコーナーもあり。
 それにしても綺麗なお湯の色。先日の万座温泉に似ている。ペパーミントグリーンにホワイトを入れた色。高所の温泉でないと見られないような印象的な色だ。
 混浴ゾーンはジグザグの衝立の奥にあるドアの向こうだった。女性はここを行き来できるが男性は衝立のこちら側は進入禁止。なかなか粋な計らいだ。


高湯温泉安達屋旅館 外観




1-5.高湯極楽露天風呂へ続く


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