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◇◆富士山ふもとっぱらキャンプ場◆◇

7.富士川はゆるやかに流れて











 ユー・トリオを離れたのは11時半近く。
 いつのまにそんなに時間が経ったのだろう。おかしいな。お風呂でのんびりしすぎたか。
 買い出しもしなくちゃならない。
 ここに来るまでの道のりに店らしい店は一軒もなかったので、食料が手に入りそうな場所をユー・トリオの受付で教えてもらって、結局さらに道の先の稲子駅の方まで出ることになった。

 峠の先の道はゆるやかな富士川の蛇行に添って急に開けた視界の先にのびていた。
 がっちゃんがいい景色だなぁと言う。
 私も前にユー・トリオから富士宮経由で帰った時にこの景色を見て感動した。
 なんというか、意外にいつも旅行で見ている山や里の景色と違っているんだ。





 教えてもらった肉屋は線路をまたいで裏に回ったところにあった。
 教えてもらっていなかったらまず判らなかっただろうと思う。
 ちょっと小洒落た暖簾がかかっていて、店内は普通の精肉の他、手作りコロッケなど売っていた。
 恵比寿豚という静岡のブランド肉を扱っているようだ。

 今夜のおかずになりそうな焼き肉の肉とそれから揚げたてメンチカツ。
 奥で揚げ物をしていたおばさんは、わざわざパックされたのではなく揚げたての方を選んで包んでくれた。
 そのあとはやはり肉屋の近くの酒屋で酒類を買い、これで今日の任務は完了。

 運転手がうちのパパだったら間違いなくこのまま真っ直ぐキャンプ場に直帰。
 しかしパパじゃないメンバーが揃っているとなると・・・
 「よしかさん、寄って行っていい?」
 窓を開けていると運転席の会話はほとんど聞こえないので不意打ちだった。
 「えっ?」
 いや、もうどこでもお任せですが。
 ルート上で何度か見かけた「飛図温泉」の看板が気になっているとがっちゃんとyuko_nekoさんは言う。
 「ユー・トリオはまあ有名どころだから、ほかにもちょっと冒険してみたいじゃない」とがっちゃん。


左上から・・・あの辺じゃない? 肉屋発見 おばさん、メンチカツちょうだい さらに酒屋へ移動




2-8秘境の里 飛図温泉へ続く


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