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奥秩父日記1-6


6.十割蕎麦みやび庵

 お昼は軽めに蕎麦でも食べようかということになった。
 秩父も実は蕎麦どころなのだ。
 武甲温泉のロビーで蕎麦屋のちらしを見つけた。さっき見た羊山公園の麓あたり、ちょうどこれから行く道すがららしい。
 140号線沿い。熊谷方面からアクセスすると、299号線との交差点を越えて、西武鉄道の高架を潜って少し行ったところ。
 十割蕎麦のみやび庵。
 ここがまた美味し~い蕎麦屋だった。

 紫の暖簾が印象的だ。隣にはギャラリーなどもある。
 中もなかなか洒落たつくり。
 ここはとにかく十割蕎麦に拘っている。そば粉とつなぎに使う小麦粉は茹で上がるまでの時間が違うので、一般的な二八蕎麦では小麦粉にきちんと火を通すとそば粉の方は茹ですぎになってしまうという。そこで十割だ。これならベストの茹で加減で食べることができるというわけだ。
 水にも拘りあり。秩父の名水、武甲酒造の仕込み水を使っているのだそうだ。


ちょっと洒落た感じの蕎麦屋です 店内もモダンな和風


 季節の蕎麦として、よもぎ蕎麦とさらしな蕎麦きりの二色盛り合わせがあった。これを頼んでみる。
 出てきたのは、春の若木のような緑色のよもぎ蕎麦と、綺麗な透き通った真っ白なさらしな蕎麦だった。さらしな蕎麦というのは、蕎麦の実の芯から採った一番粉だけで打った蕎麦を言う。
 美味しい。
 歯ごたえが絶妙。
 味も・・・。
 さらしな蕎麦きりはすっきりと透明感のある味。よもぎ蕎麦はよもぎの香りがふわっと広がる。子どもたちも気に入ったみたいで、あっという間に皿は空っぽになってしまった。 


よもぎ蕎麦も美味しかったけど、このさらしな蕎麦が絶品。
今まで食べた美味しい蕎麦のTOPを争うような、蕎麦でした。

秩父へ行ったら、また寄りたいです。

背景に武甲山。 




1-7.大滝村を行くへ続く


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