門野の湯(身延町高齢者保養施設)

子連れ家族のための温泉ポイント

門野の湯(身延町高齢者保養施設) 体験レポート

門野の湯の外観

　下部温泉から身延山に行く途中に寄った。富士川に沿って身延線と国道52号線の身延道が走っているが、国道が少し川から離れて山の方に入ったあたり、そこから県道に折れた田舎道。なんにもないところに門野の湯は建っていた。

門野の湯の受付と1階の休憩室

　別名を「身延町高齢者保養施設」なのだから、地元の高齢者が通えればそれで良いのだろう。間違っても観光客向けに作られた日帰り温泉ではない。

門野の湯のロビー

　建物は綺麗だが地味。いかにも公営っぽい作りだ。休憩室が1階はロビーの他にポットや湯のみが用意された畳の部屋と、さらに2階にもカラオケ舞台の付いた大広間休憩室がある。休憩はオプション料金が必要だが、町内者割引もあるので1日ゆっくり過ごす人も多いのだろう。

2階の大広間休憩室と浴室暖簾

　浴室は入った途端にカルキ臭が鼻についた。窓が広く明るいが、露天風呂などは無い。浴槽は大小二つ。温度を変えてある。

　部屋がカルキ臭かったのでそうだろうと思ったが、お湯自体もたっぷり塩素消毒してある感じだ。年配者向けなのだから仕方がないのだろう。圧注浴とジャグジーがある。窓は下半分ほど目隠しにすりガラス状にしてある。

門野の湯の浴室

　熱い方の浴槽に蛇口が二つ。ひねって味見してみると、まったりしたようなテクスチャーはあるが期待したような硫黄臭などは取り立てて感知せず。結局片方の蛇口しかひねってみなかったが、もう一つも試してみれば良かったと後から思った。

門野の湯の湯口と蛇口

　悪いお湯じゃないと思うけど、お湯遣いがよろしくないので、特にこう、印象には残らなかった。受付の人は親切で、写真を撮らせてほしいというと、どうぞどうぞと許可してくれた。