前野原温泉さやの湯処

東京の源泉掛け流し日帰り温泉 庭園も見どころ

  • 所在地 東京都板橋区前野町3丁目41番1号 TEL 03-5916-3826 FAX 03-5916-3814
  • 公式サイトURI http://www.sayanoyudokoro.co.jp/
  • 泉質 ナトリウム-塩化物強塩温泉(高張性弱アルカリ性)
  • 営業時間 午前10:00~翌日午前1:00(最終受付12時)
  • 定休日 なし(但し年に数回、設備点検のために休館予定)
  • 入場料
     平日 大人830円、子供(12歳未満)520円
     土日祝日及び12月31日から1月5日、8月13日から16日 (5時間まで)大人1,030円、子供720円
     延長料金(土日祝日のみ) 時間ごと100円
  • 設備等 男女別内湯、男女別露天風呂、サウナ、食事処、女性用休憩室、うたたね処、エステ、アカスリ、マッサージなど 、また別料金で貸切風呂、岩盤浴、個室休憩室など
  • ※ オムツ使用の赤ちゃんなどは入浴できません
  • ※2015年12月にリニューアル再オープンし、貸切風呂、人工炭酸泉風呂ができました
宜しければコラム 物語のある温泉 さやの湯処にもぜひお立ち寄りください
[2015年12月及び2005年12月のデータ 特に2015年12月に画像を大幅に入れ替えました]

子連れ家族のための温泉ポイント温泉ランキング

  • 湯温★★★★☆ 泉質★★☆☆☆  湯温は適温、強塩泉で長湯に注意、傷などあると結構しみる
  • 設備★★★★☆ 雰囲気★★★☆☆ おむつ児は入浴不可(貸切風呂は可)

前野原温泉 さやの湯処の温泉動画【15秒】温泉動画


前野原温泉さやの湯処 体験レポート

前野原温泉さやの湯処 さやの湯処の休憩室兼食事処「柿天舎」
さやの湯処の外観と休憩室兼食事処の柿天舎(してんしゃ)。柿天舎の画像はクリックで拡大。

 東京の板橋区というのはやたらめったら商店街のある町だ。
 東京の下町というと浅草などのある東の方をイメージしがちだが、意外に北西の板橋区は下町風情を残している。ご近所さんは何代にも渡って住み続け、二世帯三世帯の住居も多い。
 東京近郊の日帰り温泉は主に、昔ながらの温泉銭湯、高級さを売りにするゴージャス系、そして近頃新規オープンの相次ぐスーパー銭湯系の三つに分類されるが、 今回のさやの湯処オープンで、板橋にはその三つが揃うことになった。
 すなわち町の温泉銭湯のときわ健康温泉、 ゴージャス系の板橋温泉スパディオ、そしてこの、スパ銭のさやの湯処の三つだ。

 町の商店街にもクリスマスソングが流れ、夜にはイルミネーションがきらきらするこの季節、オープンしたばかりの前野原温泉さやの湯処を訪ねてみた。

前野原温泉さやの湯処の高濃度炭酸泉 さやの湯処の内風呂ジェットバス
さやの湯処の内湯(非温泉)。高濃度炭酸泉浴槽と、ジェットバス浴槽。画像は両方ともクリックで拡大。

 さやの湯処の「さや」というのは「清(さや)」の字を当てる。水の流れや木のそよぎをイメージして名付けられた。
 住宅街の中、坂の下に位置し、大型スーパー イズミヤの正面で、都内とは思えない広さの駐車場を設置している。
 昨日オープンしたばかりの館内は清々しい木の香りがしていた。
 靴箱の鍵で最後に精算するシステム。
 入って右手が食事処「柿天舎」、左手が浴室と休憩室になる。

さやの湯処の露天風呂 さやの湯処の掛け流し源泉浴槽
さやの湯処の露天風呂。源泉浴槽は緑色の濃い濁り湯 。画像は両方ともクリックで拡大。

 内風呂は様々な圧注浴の浴槽と電気風呂、水風呂などがある。こちらには温泉水は使われていない。
 露天風呂は変形ひょうたん型の大きな浴槽と、三つ並んだ壷風呂、そして一番奥に寝ころび湯がある。こちらは全て温泉使用だ。

前野原温泉さやの湯処の壺湯 さやの湯処の壺湯の湯口
さやの湯処の壺風呂。画像は両方ともクリックで拡大。

 中でもひょうたん型の小さい方の浴槽は掛け流しの源泉浴槽になっている。
 他の浴槽が全て黄色がかった透明なお湯が張られているのに対し、ここだけは底はおろか沈めた腕さえ全く見えないような強い濁り湯。色は濃い橙色と茶色の混じったような感じ。 都内の強塩泉の高張泉でよく見られる色あいだ(注 これはオープン時の汲み上げ当初の色の感想であり、現在は鮮度にこだわりずっと緑色が強くなっている)。

さやの湯処の壷風呂 さやの湯処の寝湯
壺風呂の後ろはサウナ。植木の奥に見えるのは寝湯。寝湯の画像はクリックで拡大。

 入った瞬間、磨いた鉄かアルミニウムのような金属臭。
 湯口の辺りには華やいだ灯油のような臭いとわずかに出汁の臭い。
 味は塩辛い。程良い苦みもあって料理に使ったら美味しそう。
 肌触りはきしきし。乾くとぴりぴりちりちりと痛みを感じるほどつっぱる。
 41度の源泉をかなり加熱しているので、源泉浴槽の回転は早い。よく温まるお湯なので、みんな入ってもすぐに出てしまう。まだ施設の知名度が低く空いているせいもあり、ほとんど独占状態だった。
 一緒に行った幼稚園児の娘は壷風呂と寝ころび湯が気に入ったようだ。

さやの湯処の柿天舎 さやの湯処の食事処「柿天舎」から日本庭園をのぞむ
休憩室兼食事処の柿天舎。画像は両方ともクリックで拡大。

 湯上がりは食事処 柿天舎で十割蕎麦のせいろ。
 柿天舎は建築家 降幡廣信によるデザイン、また、その周りを取り囲むように作られた日本庭園は作庭家 小口基實によるデザインとのこと。
 柿天舎には昭和の木造建築を活かした窓際の座敷席と、やはり昭和のイメージを残した洋風サロンのテーブル席とある。
 狭いスペースによくこれだけ凝って作ったなという印象。
 せせらぎの音をわざわざ人工的に流しているのは行きすぎの感もあるが、落ち着けるスペースになっている。
 入ってくる人、入ってくる人、口を揃えて「素敵ねぇ」と感嘆のため息をついていた。

さやの湯処の貸切風呂 さやの湯処の個室休憩室
さやの湯処の貸切風呂と個室休憩室「桜の間」。画像は両方ともクリックで拡大。

 都内で平日800円台の料金。
 今はまだ空いているが、遠からず相当な人気施設になると思われる。
 すぐ近くの豪華系日帰り温泉スパディオの動向が気になるところ。 


2015年6月追記
 最近は掛け流し浴槽のお湯の色は茶色っぽかったオープン当初よりも緑色になっている。さやの湯処のパンフではうぐいす色と表現されているが、渋めの緑の濁り湯だ。
 相変わらず金属のにおいの強い濃い食塩泉で、都内の日帰り温泉としてはお湯遣いも非常に良い。
 やっぱりここはお勧め。