那須湯本温泉 旅館 山快

鹿の湯を引く濁り湯の宿

  • 所在地 栃木県那須郡那須郡那須町湯本22 TEL 0287-76-3070
  • 泉質 単純酸性硫黄温泉(硫化水素型) 源泉名:鹿の湯・行人の湯混合泉
  • 日帰り入浴料 大人600円
  • 設備等 男女別内湯、貸切家族風呂など
  • 公式サイトURL https://nigoriyu-sankai.com/
[2023年1月のデータ ただし一部の情報は2024年3月のデータ]

子連れ家族のための温泉ポイント温泉ランキング

  • 温度★★★☆☆ 泉質★★☆☆☆ 熱めで刺激のあるお湯
  • 設備★★★☆☆ 雰囲気★★★☆☆ 貸切家族風呂あり

那須湯本温泉 旅館 山快 体験レポート

那須湯本温泉 旅館山快

那須湯本で白濁した鹿の湯源泉を引く宿の一つ。とちぎにごり湯の会の会員宿らしく、入口に札が出ている小ぢんまりとした旅館。

旅館山快の外観
旅館 山快の外観
旅館山快のロビー
ロビー

泊まった日は10年に一度の大寒波が来る来るとニュースで騒がれた日で、実際に夜は激しく吹雪いてマイナス10度を超えたのに、部屋の窓が凍り付いても広縁と寝室は障子を一枚隔ててとても温かく、浴室も硫化水素対策で換気をしているのにとても温かく、非常に居心地が良かった(廊下は一部雪が吹き込んでいたが)。

旅館山快の客室
泊まった客室
客室

浴室は男女入れ替えで、他に自由に鍵を掛けて入れる家族風呂が1つある。

旅館山快の脱衣所
脱衣籠がカラフルな脱衣所

まず夕方に入ったのは「若鹿の湯」。ここはシンプルな浴槽のほか、腰湯(半身浴)と打湯(打たせ湯)があり、打湯は冬はお休みなので、ここも上からお湯が落ちてこないただの浴槽になっている。

旅館山快の若鹿の湯
「若鹿の湯」
山快の若鹿の湯
奥まで入ると浴槽は3つあった

ここは鹿の湯源泉を自然流下で引いていて、加水も加温もしない源泉掛け流しが自慢。唯一打湯だけは加水するそうだが、今の時期はそれを確かめるすべはない。

打湯
打たせ湯はお休み中の打湯
洗い場

温度はどの浴槽も41~43度とまことに適温。一つ前に立ち寄った小鹿の湯と比べると、少し硫化水素臭のくさりぐあいは弱く感じるが、やはり鹿の湯源泉は肌にビリビリと刺激的。

若鹿の湯
「若鹿の湯」のシンプルな浴槽

お湯の色は白いミルキーな濁り湯で、湯口はどれも浴槽内になっていて空気に触れさせずにお湯を注入している。この辺もお湯の劣化を防ぐこだわりだ。

腰湯
腰湯

貸切の家族風呂は浴槽は一つだが、その半分ほどが斜めの寝湯になっているという面白い作り。

山快の家族風呂
家族風呂
家族風呂の浴槽
半分がスロープ状の寝湯になっている

残る浴室は朝に女湯になった「千慈の湯」で、こちらは「若鹿の湯」に似ているが、腰湯の代わりに寝湯が、打湯の代わりにかぶり湯がある。

山快の千慈の湯
「千慈の湯」
千慈の湯

このかぶり湯とは柄杓で頭からお湯を被る入浴法だが、正式には頭をタオルで覆い、後頭部から首筋に掛けて200回ほどお湯を被るものらしい。

山快のかぶり湯
かぶり湯

実際に夫がそれにチャレンジして、タオルを被ってザバザバと頭からお湯を掛けたら、タオルが湯の花で真っ白になってしまったそう。その後、うっかり顔を洗ったらめちゃめちゃ目に染みたとか。被っているときは大丈夫だったのにと。

那須湯本温泉

いずれの浴室もそれほど広くはなかったが、いつ行っても誰にも会わずずっと独占できた。そして夜中激しく吹雪いた翌朝は、宿の周りもすっぽりと白い雪に覆われていた。

山快の夕食
食事も紹介、まずは夕食
山快の夕食、陶板焼き
山快の朝食
朝食

近隣の子連れ遊び場情報

  • 那須どうぶつ王国(珍しい犬や猫と触れ合ったり、ウサギ、ミニブタなどをレンタルして散歩させたりできる 那須の紅葉旅に遊んだ記録有り)
  • 那須高原南が丘牧場(駐車場・入場料無料の牧場)
  • 那須りんどう湖LAKE VIEW(旧りんどう湖ファミリー牧場)(スイスをイメージした牧場、ゴーカートなどの遊具もある)
  • 那須サファリパーク(サファリゾーンの他、ウサギとふれあえるコーナーもある)