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小山温泉 思川

  (2005年10月のデータ)
■所在地 〒323-0014 栃木県小山市大字喜沢1475 TEL 0285-21-2020 FAX 0285-21-2118
■公式サイトURI http://www.oyama-am.co.jp/omoigawa/
■泉質 ナトリウム-塩化物温泉
■設備等 男女別内湯、男女別露天風呂、大広間休憩室、食事処、マッサージ、あと何故か囲碁・将棋・卓球
■営業時間 10:00〜24:00(最終受付は23:00)
■入浴料
 ・平日 大人700円、子供(3歳以上〜中学生未満)350円 手ぶらセット(タオル付き)1,000円
 ・土日祝日 大人800円、子供400円、手ぶらセット1,100円
 ・特別期間 大人1,000円、子供500円
■定休日 第3水曜

※ 日帰り温泉だが、隣接する温泉付き宿泊ロッジ(ログハウス)に泊まることもできる
果たしてこの温泉はベビー向けか?
 湯温 ★★★★★  泉質  ★★★★★  湯温は全体的にぬるめ、泉質も特に問題なし
 設備 ★★★★★  雰囲気 ★★★☆☆ 脱衣所に畳のスペースがあり赤ちゃん連れでも利用しやすい、休憩室も充実
小山温泉思川の入り口 小山遊園地の観覧車
 廃業してしまった施設の跡地というのは、何かこう、もの悲しさが漂っている。
 増してそれが遊園地だったら。
 何ヶ月か前までは、週末には親子連れの歓声が響き、コースターの軋みやメリーゴーランドのメロディーが聞こえていたはず。
 今はシンと静まり返って、絶滅した恐竜の骨格のようにジェットコースターの線路がのたうちながらのびているだけだ。

 小山温泉というのは、小山ゆうえんちの温泉だ。
 小山ゆうえんちは子供の頃から「おや〜まゆ〜うえ〜んち〜♪」というフレーズのCMでお馴染みだったが、中途半端な距離と規模で一度も行ったことがなかった。特に行きたいと考えたことがなかった。
 そうこうしている間に、今年2月、資金繰りに難儀したあげくつぶれてしまったらしいのだ。
 なんとも残念な話だ。
 だけど、東京ディズニーリゾートなどが熱心なリピーターで日々溢れかえる中、郊外にある昔ながらの遊園地が存続していくことは、綱渡りするより難しいことだったんだろう。
 遊園地興隆のために温泉も掘ってはみたが、結局遊園地は閉鎖して温泉だけを続けていくことになってしまったようだ。
小山温泉思川の露天風呂 露天風呂から思川をのぞむ
 温泉の入り口は遊園地とはイメージが違って和風で落ち着いていた。
 受付のおじさんは、今日は休日で混雑している上、キャンペーンのくじ引きをやっているので手際が悪い。
 受付をするとナンバーを書いた紙が渡され、時間ごとに当たりナンバーが発表されるのだ。でも賞品はこの温泉の回数券らしいので、我が家が当てても使えるかどうか判らない。

 奥に大きな休憩所があるようだが、とりあえず目の前の小規模な休憩所で待ち合わせることを確認して、子供たちとお風呂へ向かうことにした。
 脱衣所に入ったとたんに何だかカルキ臭のようなものが鼻を突いた。
 やっぱりセンター系はそういうものなんだろうか、と、ちょっとがっかり。
 ロッカーは100円を入れて使い、鍵を戻すとお金は返ってくるタイプだ。
 奥の方のロッカーに定めて、ふと見ると脱衣所からもガラスを通して露天風呂が見えるように出来ていた。
 これは吃驚。
 景色が良い。
 正直、小山遊園地に向かって車を走らせている間は町中を通ってきたので、当然お風呂から見える景色も大したことがないのではないかと思いこんでいた。
 あと何故か脱衣所の一角に一段高くなった畳のスペースがあり、湯上がりのくつろぎにも赤ちゃん連れのママにも役立ちそうだ。
小山温泉思川の樽の水風呂と露天の瓶風呂
 お風呂は浴室内に大きめの桧の浴槽、足湯、源泉浴槽があり、露天にやはり大きめの岩風呂、そして1〜2人サイズの瓶や桧のお風呂が三つ並んでいる。
 まずは源泉浴槽・・・。
 何だか特徴的な臭いがする。
 海苔の佃煮系。
 ぬるめだが、山梨の初花のように体温ジャストではなくそれなりに温かく感じる。
 肌触りは柔らかいがべたべたとからみつくような感じ。
 浴槽はかなり深い。90センチもある。

 露天風呂も岩風呂には大勢の入浴客がいたが、一段高くなったところに三つ据え付けてあった小さめのお風呂は誰も使っていなかった。
 まずは右端の六角風呂。
 これは女湯だけにあるもので、隣に二つ並んだ瓶風呂より浅く広い。
 やはりお湯はぬるめなので、たらんと力を抜いて入るのにちょうど良い。
 カルキ臭がするのだけが興醒めだが、それでもここのお湯らしいあの海苔の佃煮臭は強く感じられる。
 正面に思川。
 なんというのだろう、町の景色とも山の景色とも違う、里の景色とでも言うべき、夕暮れとススキの似合うノスタルジックな風景だ。
 秋の風が立つ中に、赤トンボが乱舞している。

 内湯の桧風呂と岩の露天風呂もカルキ臭がきつかったので、結局源泉浴槽に戻ってしまった。
 桧風呂など外側に掛け流されている分も多いのだが、浴槽の中央底面でも強力に吸引しているので、誰も入っていないときに見ると、真ん中に鳴門の渦潮みたいなものができていて可笑しい。
 子供たちは先に上がらせて、しばらくのんびり入っていた。
 湯上がりの肌の臭いは何故かパクチー(英名でコリアンダー、エスニック料理によく入っているハーブ)そっくりだった。
□ここを訪問したときの子連れ旅行温泉日記は「那須の紅葉旅」
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