奥日光湯元温泉 湯守釜屋

白濁にごり湯の温泉旅館、コスパがいい

  • 所在地 栃木県日光市湯元2548 TEL 0288-62-2141
  • 泉質 含硫黄―カルシウム・ナトリウム―硫酸塩・炭酸水素塩泉(硫化水素型)(中性低張性高温泉) 源泉名:日光湯元温泉(奥日光開発3・4・7号森林管理署源泉混合泉)
  • 日帰り温泉営業時間 14:00~20:00
  • 定休日 不定休
  • 日帰り温泉利用料 大人1,000円、小人500円
  • 設備等 男女別大浴場、男女別露天風呂、(別棟のガーデンハウスにも男女別浴室有り)
  • 公式サイトURL http://www.yumorikamaya.com/
[2020年1月のデータ(宿泊利用) ただし日帰り温泉料金等は2021年4月のデータ]

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  • 温度★★★☆☆ 泉質★★★☆☆ 温度はぬるめもあり、濁り湯なので深さがわかりにくい
  • 設備★★★★☆ 雰囲気★★★☆☆ 薬師の湯はベビーベッドあり、瑠璃の湯はベンチのみ

奥日光湯元温泉 湯守釜屋 体験レポート

奥日光湯元温泉 釜屋の看板

最初に言うとだな、安ければだいたい許す!高い宿でいまいちなところがあればがっかりもするが、安い場合は笑ってすます。こういうのもまあアリだよねって。

奥日光湯元温泉 釜屋の外観
奥日光湯元温泉 釜屋の玄関
奥日光湯元温泉 釜屋の外観と玄関

この時の「湯守 釜屋」は2食付きで税込み14,800円だった。えっ?全然安くない?いやこれ、2人分の値段だから。それに平日じゃなくて週末だったよ。釜屋といえばなかなかの老舗。安いでしょ。

釜屋ガーデンハウスの外観
別館のガーデンハウス、どう見ても修学旅行向けに建てられた感じ

でも安いから本館じゃなくて別館のガーデンハウスじゃないかと思ったらやっぱりそうだった。釜屋には敷地内に別館がある。お風呂はどちらに泊まっても両方入れるが、食事などいったん外を通らなきゃいけないから悪天候の日なんかはちょっと難儀するね。屋根がないし、冬は凍っていて滑りやすい。

釜屋とガーデンハウスをつなぐ通路 釜屋と釜屋ガーデンハウス
釜屋とガーデンハウスをつなぐ屋外の通路、向き合って立つ釜屋とガーデンハウス

食事はかなりいまいちだった。別に冷えたお弁当が出てきたわけじゃないからそれはいいんだけど(私はお弁当は好きじゃない。ご飯は冷めて固いし、隣り合ったおかずのにおいが混在するから)、一言で言うと修学旅行か合宿所の夕ご飯だね。

釜屋の夕食の席 釜屋の夕食
釜屋の夕食

なお朝食は普通。

釜屋の食事処 釜屋の朝食
釜屋の朝食

ガーデンハウスの館内はこれまた合宿所然としていて非常に簡素。2階建てでエレベーターはない。でもお部屋は十分な広さがあって清潔で温かく必要なものもそろっている。玄関や廊下など部屋の外の風情を求めなければ十分。

釜屋ガーデンハウスの玄関 釜屋ガーデンハウスの客室
釜屋ガーデンハウスの玄関、客室

本館のロビーなどはちゃんとしているが、ロビーしかWi-Fiがつながらなくて不便だった(2020年1月当時)。そして昔の玄関とおぼしきガーデンハウス側の出入口はかなり寂れているのも否めない。

裏手から見る奥日光湯元温泉 釜屋
正面玄関ではなく裏手から見ると建物の老朽化が目立つ

お風呂に関しては薬師の湯、瑠璃の湯(+露天風呂の緞子の湯)、ガーデンハウスの浴室と3種類入れる。

釜屋の薬師の湯
釜屋の薬師の湯

夕方に最初に入ったのは薬師の湯。冬なので内湯の湯気はすごい。浴槽は2つで大きい方はきもちぬるめ、小さい方はさらに体温よりぬるい。私にはぬるすぎたがゆっくり交互浴するにはいいかも。

灰色の濁り湯で擦ったマッチのような新鮮な硫化水素臭。後から金属臭とゆで卵臭が追ってくる。キシキシの肌触り。

釜屋の瑠璃の湯と露天風呂緞子の湯
釜屋の瑠璃の湯(内湯)と緞子の湯(露天風呂)

夕食後は瑠璃の湯へ。こちらも内湯は2つ。露天風呂 緞子の湯もあって全部おおむね熱め。特に露天風呂が熱い。色は緑が少し入った灰色の強い濁り湯。

釜屋ガーデンハウスの館内図
釜屋ガーデンハウスの見取り図

最後に寝る前にガーデンハウスのお風呂にも行く。ここは長方形の浴槽で、カランが硫黄で真っ黒になっていた。においはゆで卵臭が強い。

お湯はやっぱり少しぬるく、湯口の近くで混ぜても混ぜても冷えたお湯が寄ってくる。入っている間は寒かったが、さすがは奥日光湯元の湯、部屋に戻って寝ようとするとやたらとポカポカ温まっている。本当に寒さ知らずだよ。

釜屋ガーデンハウスのアメニティ 釜屋ガーデンハウスのお菓子
安い釜屋ガーデンハウスだがアメニティはちゃんとしている

実は釜屋は2002年にも子供たちを連れて泊まっている。当時は風流な混浴露天風呂もあったのだが、もうそのお風呂自体取り壊されて久しい。そもそも既に経営者が変わっている。日光マスターの友人フルリーナさんに伺った話では、当時の釜屋の経営者は今はスパビレッジカマヤを経営しているそうだ。そのうちそちらに泊まりに行きたい。

釜屋の館内

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