伊豆山温泉 走り湯浜浴場

日本三大古泉の「走り湯」から近い共同浴場

  • 所在地 静岡県熱海市伊豆山579-37 TEL 0557-81-3417
  • 泉質 カルシウム・ナトリウム―塩化物温泉(高張性弱アルカリ性高温泉) 源泉名:第二走り湯(伊豆山78号泉)
  • 入浴料 大人350円、子人100円
  • 営業時間 14時~20時
  • 定休日 木曜日
  • 設備等 男女別内湯
[2023年1月のデータ]

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  • 温度★★★☆☆ 泉質★★★★☆  お湯は熱め、塩泉なので長湯に注意
  • 設備★★★★☆ 雰囲気★★☆☆☆  ベビーベッドあり

伊豆山温泉 走り湯浜浴場 体験レポート

石段の途中にある走り湯浜浴場
石段の途中にある「走り湯浜浴場」

熱海から路線バスで行った。距離は遠くないが、バスの本数も1時間に1~2本と便利とはいいがたい。

走り湯浜浴場の入口
入口

近くに横穴式源泉の「走り湯」という観光名所があり、そこに向けて国道から海へ降りていく石段の途中に目指す「走り湯浜浴場」はある。色褪せたピンク色の建物だ。

階段の下から見る走り湯浜浴場
下から見上げたところ

なんとなく共同浴場というより公民館のような雰囲気。中に入ると番台があり、広い脱衣所があった。シャンプー、ボディーソープ、ドライヤーは脱衣所・浴室には置いていないが、無料で貸してくれるらしい。洗わずに入浴されるよりは、その都度貸し出そうということなんだろう。無料かわからないけどタオルも貸してくれるらしい。

走り湯浜浴場の女湯
浴室

浴室にはタイル張りの床にタイル張りの浴槽が2つ。向かって左に「ぬるま湯」という札が置いてあるだけで、右には何も書かれていない。

左の大きい浴槽がぬるま湯
左側の大きい浴槽に「ぬるま湯」の札

体を洗ってから、まずぬるま湯の方に入ってみる。ぬるま湯という割には熱い。だいたい42度ぐらいと思われる。

そのあと右の浴槽に移動すると、もっと熱い。45度ぐらい。

走り湯浜浴場のカラン
シャワーはないがカランはある

においはどこか爽やかさを感じるが、ごく淡い。肌触りはあまり引っかからず、するすると滑る。熱さもさっぱりとした熱さで気持ちいい。

「ぬるま湯」は湯量を絞ってぬるくしているのか番台で聞いてみると、左右同じように入れているけど、熱いのが苦手な人には「ぬるま湯」の札がある方には水を入れていいよと言っているとのこと。今日は特にそういう人がいなかったから、あまり温度は変わらないと思うけどねと言われた。

走り湯浜浴場の浴室

ちなみに源泉温度は75度近くあり、分析書では加水も有りとなっているが、ここまで引いてくる間に少し冷めるので、特に加水せずそのまま浴槽に入れているそう。

走り湯へ向かう石段
さらに石段を下りていくと走り湯に着く

湯上がりは「走り湯」を見学に行った。距離は近いけど、相当な斜面の石段で、意外と大変。そして面白い。

史跡 走り湯温泉跡の入口
蒸気があがる走り湯の入口

ご見学のお客様にお願いとして、走り湯の入り口横に注意書きがあるんだけど「高温多湿で視界も悪く滑りやすいので事故のないように十分ご注意いただき自己責任にて…」と書いてあるのでビビる。

走り湯のトンネル内
走り湯のトンネル内、視界があまりきかない

トンネルの中は薄暗く、蒸気でもやもや。ほぼ視界がきかず、目がよく見えない状態で坑道に入っているみたい。進んでいくと奥の方にボコボコと飛沫を上げてお湯が湧いている井戸があった。これは凄いし確かに危険だ。

走り湯の源泉井戸
奥の方にボコボコとお湯が湧きあがる井戸がある

ちなみにこの伊豆山の走り湯は「日本三大古泉」に当たるらしいんだけど、「日本三大古泉」って「日本三古湯」とはまた違うのね。検索しても半分は「日本三古湯」(道後・有馬・白浜)の方が引っかかってくるし、残る半分は走り湯のことしか出てこない。で、残りの2つはどこですかい?

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