やまと温泉 わらびやまとの湯

「やまとの湯」は親会社の経営破綻で・・

  • 所在地 〒335-0005 埼玉県蕨市錦町2丁目7-24 TEL 048-431-2641 FAX 048-431-2614
  • 泉質 ナトリウム-炭酸水素塩温泉(低張性・弱アルカリ性・低温泉)
  • 設備等 男女別内湯、男女別露天風呂、サウナ、休憩室、食事処、貸座敷、ヘアカットサロン、エステ、キッズコーナーなど
  • 入浴料金(但し、200円払って家族の一人が会員になれば大人一人当たり100円子供一人当たり50円引き)
     ・平日一回料金 大人700円、小学生350円、4歳以上未就学児150円
     ・土日祝日一回料金 大人750円、小学生400円、4歳以上未就学児150円
     ・平日温泉三昧券 大人980円、4歳以上小学生まで500円
     ・土日祝日温泉三昧券は設定無し
  • 営業時間 朝9時~夜12時(最終受付 夜11時)
  • ※露天風呂でのみ、温泉使用

  • ※残念ながら2014年4月29日に閉館(閉店)
    その後も全国のやまとの湯チェーンは相次いで閉館。理由はやまとの湯を経営する湯快生活の親会社 八丁堀投資(旧スピードパートナーズ)が、 2014年5月13日付けで経営破綻したことによるようです。なお、2015年3月には建物の取り壊しが始まったもよう。
[2005年6月のデータ]

子連れ家族のための温泉ポイント温泉ランキング

  • 温度★★★★☆ 泉質★★★☆☆ 湯は適温、泉質は滑りやすいので子連れは注意
  • 設備★★★★★ 雰囲気★☆☆☆☆ 脱衣所にベビーベッド有り、5歳までの子供を遊ばせるコーナー有り

やまと温泉 わらびやまとの湯 体験レポート

わらびやまとの湯の露天風呂 蕨やまとの湯の外観

 うわぁ、黒い。
 それが第一声。
 東京近郊には真っ黒なお湯が湧く地域が多いが、埼玉でこれほど黒いお湯にお目にかかるとは正直思わなかった。
 ここは埼玉県蕨市、ちょうどJR埼京線戸田駅と京浜東北線蕨駅の中間ぐらい。わらびやまとの湯は全国にチェーンを展開するスーパー銭湯やまとの湯が平成14年に掘り当てた温泉だ。
 近隣に同じようなスーパー銭湯系の温泉として、天然戸田温泉彩香の湯和光温泉極楽湯などがあるが、そのどちらも塩分の非常に濃い強塩泉で茶色っぽいのに対し、ここは東京都大田区の六郷温泉などにも似た強烈な黒さで、重曹泉特有の肌触りが強く感じられる。
 似ているのはかすかべ湯元温泉だが色も体感する成分もずっと濃い。
 色は露天風呂の表示では「エスプレッソのような」と表現されているが、コーヒーやコーラごときでは言い表せず、ほとんど醤油か墨汁をちょっと水増ししたような濃さだ。

 肌触りも特徴的だ。
 お湯の中で肌をこすると相当なにゅるにゅる感を感じ、それはお湯を出た後も続く。
 完全に乾くまでは肌をこする度、クリームか美容液でもひいたような強いすべすべ感がある。
 乾いた後は、今度はコーティングされたようなつるつる感。しっかり翌日まで残る。

 臭いは淡い。植物の発酵したようなモール系の臭いがわずかにする。
 加熱循環でも塩素臭には気を配っているとのこと。
 露天風呂はぬるめでも、意外によく温まる。さらに足首などにぴりぴりとつっぱる塩泉特有のひりつきがあり、実は美肌だけでなく保温効果も高いことが判る。

館内には子供が遊べるコーナーもある

 お湯では少し誉めすぎたが、この手の首都圏近郊スーパー銭湯系温泉はどうしても混みすぎるきらいがあり、平日でもかなりお客さんが多い。
 お湯の劣化も早いし落ち着かない。景色も見えるわけではない。
 さらに施設としては、彩香の湯和光極楽湯と比較しても、狭くこれといって特別なものもなかった。中途半端さが目に付いた。
 子供の遊び場コーナー(幼児用滑り台や、ぬいぐるみなどがある)などもあるので、家族で銭湯と割りきっていくには良い施設。
 場所柄、自衛隊の方の利用も多いようだ。

 なお、やまとの湯チェーンの八千代やまとの湯と草加やまとの湯にもここから温泉をタンクローリーで移送している。

近隣の子連れ遊び場情報

  • 秋ヶ瀬公園(さくら草が有名)
  • 彩湖・道満グリーンパーク(バーベキュー、遊具、自然学習センターあり。お勧めの公園)