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神流川温泉(かんながわ温泉) 湯郷白寿

  (コメントは2003年2月のデータ、料金・営業時間は2006年4月からのデータ)
■所在地 埼玉県児玉郡神川町渡瀬337−1 TEL 0274-52-5585
■公式サイトURL http://www.yugo.co.jp/spa/hakujyu/
■泉質 ナトリウム−塩化物強塩温泉(高張性・中性低温泉)
■設備等 男女別内湯、男女別露天風呂、和室休憩室(大広間)、食堂
■入浴料 大人700円、小人(小学生)400円 (なお平日はフリータイム、土日祝日は3時間+超過1時間100円)
■営業時間 10:00〜23:00(最終入館22:00) 食堂は11:00〜21:30(飲物は10:30〜22:30)の営業
■定休日 年中無休

※ 湯郷白寿の旧名称は 神流川温泉 白寿の湯です
果たしてこの温泉はベビー向け?
 湯温★★★★☆ 泉質★★☆☆☆   湯はぬるめ、塩分が強いので長湯は禁物
 設備★★★★☆ 雰囲気★★★☆☆  広くはないが和室の休憩室もついている
かんながわ温泉 白寿の湯(湯郷白寿)の外観 かんながわ温泉白寿の湯(湯郷白寿)の洗い場

 埼玉県と言うと、あまり温泉のイメージが無い。日本全国、温泉が一つも湧いていない都道府県が無いように、間違いなく埼玉にも温泉はそれなりに湧いているのだが、場所柄どうしても、湯量や湯の温度が足りないため湯を循環させた浴槽が多く、料金も高め設定だ。
 そんな中、神流川温泉 白寿の湯は、ひときわ強烈な個性を放っている。

 東京から小江戸、川越へ延びる川越街道こと国道254号線は、関越自動車道に沿って群馬の藤岡まで北上し、今度は信州街道と名を変え西へと伸びていく。
 その254号線を児玉町から神川町に入る辺り、道沿いに児玉スプリングスカントリークラブと、神流川温泉白寿の湯の看板がいくつか出ている。神流川温泉白寿の湯は、児玉スプリングスカントリークラブの入り口にある。ゴルフ場経営会社が経営している立ち寄り温泉だ。看板に従って道を行けば迷わずに辿り着ける。

神流川温泉 白寿の湯(湯郷白寿)の露天風呂 神流川温泉 白寿の湯(湯郷白寿)の露天風呂

 埼玉県と群馬県の境に神流川と言う瑪瑙色の美しい川が流れている。白寿の湯はその近くで、川向こうには八塩温泉や桜山温泉といった群馬の温泉がある。三波石の産地が近いので、近隣には石屋が多い。

 浴室は二階にあり、6人乗りのエレベータで上がる。途中に和室の大広間もある。子供づれにも使いやすそうだが、混んでいるときは席取りが大変そう。
 途中途中の壁には、TV東京温泉通選手権3回優勝の郡司さんによる白寿の湯が紹介された雑誌のコピーやAll About Japanのプリントアウトが貼ってある。

 カランは一つずつ仕切りのあるタイプ。他の人にシャワーの湯がかからなくていい。
 お湯は僅かに緑がかった強烈なオレンジ色で、くらぶち相間川温泉を思い出す。
 内湯は崩れていない赤茶色の湯の花が沢山ゆらゆらしていて、にごりは手足がうっすらと見える程度。
 露天風呂はずっと濁りが激しく、手はうっすらと見えるが、足はまったく見えないほどだ。既に形をとどめていない粉のように細かいオレンジの湯の花が満遍なく濁りとなって湯を染めている。
 臭いは海水風だが、有機物っぽい下水のような臭いが混じっていて、好き嫌いが分かれるところ。さわやかさより、少し澱んだようなむっとする臭い。
 味は甘みもある雑味が強いしょっぱさで、汗みたいな感じ。臭いもだけどあまり綺麗でない例えで申し訳ない(笑)。

白寿の湯の床は析出物でごてごてに…

 しかし、何よりここの一番のインパクトはこれ↑(上の画像)だろう。
 ほとんど鱗(ウロコ)状。

 オーバーフローしたタイル張りの床を、さざなみをそのまま固めたように覆いつくしている析出物。半端でなくすごい。埼玉でセンター系という常識を覆す素晴らしさだ。ちょうど湯の流れるところだけにできているので、他はちゃんとタイルが残っていて、そのコントラストが笑える。

 湯の流れるところはこうしたごてごてした感じだが、湯に浸かっているところはまた面白い触感だ。露天風呂の岩や、浴槽の底の部分だが、こちらは表面が滑らかになり、オレンジ色に染められ、ところどころ皹が入っている。その様子は、手触りといい、見た目といい、まさに鼈甲(べっこう)なのだ。石ではなく、まるで硬質プラスチックででもできているかのようだ。立派な三波石のはずが、まったく別物のようだ。思わず何度も、すべすべと触ってしまう。

神流川温泉 白寿の湯(湯郷白寿)の内湯 神流川温泉 白寿の湯(湯郷白寿)の休憩室

 お湯は露天風呂は40度くらい。内湯もそれよりちょっと高い程度。それほど熱くない。深さは特に露天風呂が浅めだが、何しろ透明感が無いので最初は深度が判らず焦った。にゅるにゅるでもきしきしでもない、独特の肌触りがあり、浴槽の澱んでいるあたりは油膜も浮いている。

 湯上りは自分の肌も、あの岩のように、鼈甲みたいな不思議なすべすべ感が残る。
 色が強烈なので、白寿の湯というより、黄金寿の湯と呼びたい。
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