長湯温泉 ラムネ温泉館

銀色の冷たいアワアワシュワシュワ炭酸泉が楽しめる日帰り温泉

  • 所在地 〒878-0402 大分県竹田市直入町大字長湯7676-2 TEL&FAX:0974-75-2620
  • 公式サイトURL http://www.lamune-onsen.co.jp/
  • 泉質 炭酸泉、炭酸水素塩泉
  • 休館日 毎月第一水曜(1月と5月は第二水曜)    
  • 営業時間 10:00~22:00
  • 日帰り入浴料 大人(中学生以上)500円、3歳~小学生200円、3歳以下無料
  • 設備等 男女別浴室、男女別露天風呂など
  • ※ おむつ児はベビーバス使用(ベビーバスの貸し出し有り)
[2014年8月のデータ ただし日帰り料金・日帰り休業日、営業時間は2016年1月のデータ]

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  • 温度★★★★★ 泉質★★★★☆ 露天風呂はひんやり。内湯も熱くない。
  • 設備★★★★★ 雰囲気★★★★☆ ベビーバスを貸し出すという画期的なオプション有り

長湯温泉 ラムネ温泉館 体験レポート

 長湯温泉に泊るって言ったら、知っている人はみんな口をそろえてラムネ温泉館に行くべきだって言う。
 そんなに凄いところなの?

 ちょうど河原の無料混浴露天風呂ガニ湯から上がったら少し辺りは夕暮れの様相を帯びてきた。
 黄昏時という言葉の似合う、見回す周囲が光を落とし紫の色を濃くしていく時間帯。

長湯温泉ラムネ温泉館の外観 長湯温泉ラムネ温泉館の手前の石塔
ラムネ温泉館の外観とラムネ温泉館の手前にあった石塔

 そうなのだ。
 長湯温泉と聞くと、みんなラムネ温泉館に行くといいと教えてくれる。
 特に露天風呂。
 温泉好きの友人知人たちは口をそろえてそう言うし、地獄温泉清風荘の夜の新湯で出会ったヌシみたいだった人もそう言っていた。

 近づいてきた建物は最初はその意外な形に驚いた。
 三角の巨大な屋根が建物のほとんどを占めているデザイン。
 何より屋根のてっぺんにちょこんと生えている植物?
 なに風と言ってよいのだろう。何だかイメージしたのは「ムーミンが住んでいそう」というもの。
 さらに最初は屋根ばかりが目についたが、よく見ると壁の部分は白黒のストライプ。非常に目を引く個性的な建築物だ。

 実際ラムネ温泉館の建築は、独創的な美術館のデザインなどで知られる建築家 藤森照信氏によるもので、特定のどこかの国の建築物ををイメージしたというものではなく、焼き杉、漆喰、銅版を効果的に使用したオリジナルなものであったようだ。

 とにかく今まで見たことの無い建物で、敷地内に入る時に絵本の中のような別の世界に行くようで不思議な感覚があった。

 看板も可愛らしい。ラムネ温泉館のロゴの周りにはしゅわしゅわとした泡が浮いている。
 てるてる坊主があわあわの温泉に入っているような、南伸坊氏がデザインしたと言うキャラクターのシンプルなイラストも可愛い。
 こうしてみるとえらく外観にこだわった日帰り温泉施設だ。
 しかしこだわっているのは外観だけでは無かった。
 土産物なども置いている受付の建物で入浴料を支払うと、ここは初めてですか?と問われ、初めてだと答えるとパウチされた説明書を渡された。
 表面に「大浴場のご案内」。
 裏面に「ラムネ温泉の温泉自慢」。

長湯温泉ラムネ温泉館の大浴場のご案内 ラムネ温泉館の温泉自慢

 大浴場のご案内にはトイレやロッカーの案内のほか、温泉自体に洗浄・殺菌・美肌効果があるためシャンプー・石鹸を設置していないことなどが普通に書かれていたが、裏面の温泉自慢には、露天風呂と家族風呂は高濃度天然炭酸泉で、長湯温泉内でも顕著な泡付きが楽しめる炭酸泉はここだけと書かれている。
 炭酸ガス含有量は1380ppm・・・と言われてもピンとこないが、入浴剤バブの13倍と書かれると凄そうな気がする。
 ちなみに高濃度炭酸泉の露天風呂に隠れて地味な印象があるが、内湯のお湯もミネラル分が豊富な濁り湯と記載されている。

 受付棟から庭園越しに見る浴室棟も独特だった。
 平屋の建物を両側に従えて、中央だけ高いそこは、やはり他の建物同様白黒のストライプが印象的な漆喰壁で、屋根はまるで帽子のように見える。それを意識してか、二つ並ぶ窓も目のようだ。
 やっぱり読めない文字で書かれた外国の絵本の世界のようだ。

ラムネ温泉館の看板 ラムネ温泉館の外観 角度を変えて

 温泉棟に行く途中に水飲み場のような飲泉所があり、飲んでみると本当になまぬるいサイダー。
 雑味が無くしゅわしゅわが凄い。
 これは本当に本当のラムネだ。手を加えていない天然の温泉でこの味は驚き。冷やして甘みをつけたらめちゃめちゃ美味しそう。

 脱衣所は施設の規模からすると思ったより小さく、浴室に続く扉はさらに小さかった。
 なんだかね、背をかがめて入るような感じの扉。茶室に入る時のにじり口の精神をイメージしたのかと思った。それとも不思議の国のアリスかな。

 その小ぶりな扉を開けて入った内湯の造りも変わっていた。
 テラコッタで出来た人工洞窟みたいな感じ。
 三つぐらいの浴槽が壁に沿って並んでいて、お湯は高いところから順に流れ込むようになっている。
 壁とか床とか温泉成分で染まっていて、高いところに小さな窓もあるにはあるんだけど、まったく外の景色が見えるようなものではないので、益々籠った感じがある。

 お湯は濁り湯でそこそこ温かい。
 もっと熱い湯がいい人は大丸旅館のテイの湯に入れと張り紙があり、万象の湯翡翠の庄もそうだけど運営母体のアピールもちゃっかり忘れない。
 こちらのお湯では泡が付くという感じはしない。

 浴室の一角に有機的なカーブでくりぬかれたような出口が開いている。
 その外が露天風呂だ。
 やっぱりラムネ温泉館と言えば露天風呂らしいので、少し内湯で体を温めたあと、さあいよいよ長湯のクライマックスかと外に出てみた。

 既に日は落ちて暗い。
 雨が降ったからなのか、いつもそうなのかわからないが上に砂漠のリゾートにあるようなシートが浴槽の上に屋根のように掛けられている。

 曲線で出来ていた内湯とは異なり、長方形の浴槽が中でT字型に仕切られて見える露天風呂には、隅の方に二人ほど、反対側に一人ほどの先客がいた。
 入るとひんやりする。
 暗くなったとはいえ8月の夕べ。
 寒がりの私は昼間の赤川温泉じゃないけど冷たい温泉が苦手。
 そんな自分にとってこのラムネ温泉館の露天風呂はぎりぎりの温度だと思った。体温よりちょっと低め。これより冷たかったら入るのに難儀する。

 ライトアップされた位置に陣取っていた二人組が上がったので、さっとそちらに移動した。
 もう一人入っていた先客も既にいない。

夜のラムネ温泉館 ラムネ温泉館グッズ

 二人組のいた場所がまさにベストポジションのようで、ライトに照らされた透明なお湯の中からブシューッと勢いよく泡が噴き出している。
 よくお湯を見るとたまに赤い小さな粒上の湯の花も見える。
 すっごい。ひんやりした銀のアワアワに包まれる。そりゃもう、本当に凄い。

 泡の出る炭酸泉自体は日本のあちこちに湧いているが、手を加えない状態で入浴に適した温度なのに湯船で泡が楽しめる温泉と言うのは結構少ないと言われている。
 この泡は遠くから来る価値がある。
 確かに長湯温泉に来たらラムネ温泉館に入らなきゃ。

 アワアワのお風呂で何が好きと言って、この肌にまとわりついた微細な泡をさーっとなでたりつぶしたりすること。
 ついつい飽きずに何度も繰り返してしまう。

 でもやはり温度が低いのでしばらく入っていると突然鳥肌が立ちだし、寒くてたまらなくなる。
 それで何度か内湯と往復した。しかし中のお風呂も温度の割にあまりあたたまらないタイプのお湯。最後は限界が来て上がることにした。

 ところでそのアワアワの露天風呂に何度目かで入っている時、後から入ってきた人が「今日は何でこんなに空いているの」とびっくりしていた。
 「なんで?」と私に聞かれても、私はここに来たの今日が初めてなもので。
 もしかして今日って穴場なのか?
 いつもはずっと混んでいるならそれは空いていてラッキーと言う他ない。

 湯上りはすべすべだった。今日入ったどの温泉より肌がすべすべになった。何か表面が一皮むけたみたい。泡で楽しいだけじゃなく、本当に美肌効果もあったよ。

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