大沢山温泉 里山十帖(旧 高七城)

現在は自由人プロデュースの立ち寄り不可のアートな旅館

  • 旧高七城を温泉図鑑などで知られる自由人が購入、里山十帖として2014年5月にリニューアルオープンさせました。現在の里山十帖は日帰り入浴を受け付けていません。こちらの記録は高七城時代のものとなります。
  • 所在地 〒949-6361 新潟県南魚沼市大沢1209-6 TEL 025-783-6777
  • 公式サイトURL http://www.satoyama-jujo.com/
  • 泉質 ナトリウム-塩化物炭酸水素温泉 (弱アルカリ性低張性低温泉)
  • 日帰り用設備等 男女別内湯、休憩室 (宿泊者には専用の浴室と露天風呂もある)
  • 日帰り入浴料 大人1,000円
  • 日帰り入浴可能時間 朝10時~夜9時
[2005年3月のデータ]

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  • 温度★★★★☆ 泉質★★★★★   湯温はぬるめ、泉質に刺激などはないがぬるぬる滑りやすいので注意
  • 設備★★★★☆ 雰囲気★★★☆☆  脱衣所にベビーベッドは無いが休憩室はある

大沢山温泉 高七城 体験レポート

大沢山温泉 高七城の外観

 冬の間にずっしりと積もった雪が道の両脇に白い壁のようにそそり立っているこの季節、十日町から大沢山への道をカーナビに入力したら、未舗装の九十九折りが行く手に示された。
 いやこのナビは古い。
 悪いことは言わないから六日町を経由して遠回りせよと示すナビを無視して信濃川に沿った117号線を伊達で曲がれば、いつの間にか大沢峠のトンネルを抜けてあっさりと大沢山に着いてしまった。

 大沢山温泉の幽谷荘という宿に立ち寄り入浴を乞おうと、上越国際スキー場大沢ゲレンデの駐車場前にあるラーメン屋で道を尋ねたところ、たまたま当の幽谷荘のご主人がいらして、今日は休業なので高七城に行くと良いと教えてくれた。
 そこで急遽、高七城に行くことにした。

 スキー場を出て最初のT字路を右へ曲がる。さらにもうちょっと先をもう一度右へ。
 すると三軒先に幽谷荘が建っていた。かなり渋い、民家然とした宿だ。高七城へは幽谷荘の前を通ってさらに奥にあるという。ずんずん坂を上っていくと、雪の吹き溜まりのような行き止まりに、旅籠のような建物が建っていた。

大沢山温泉 高七城の通路

 120年以上前に建てられた豪農造りの古民家を移築したというそれは、城と名についているだけあって大仰な外観だ。
 入り口に巨大な提灯が下がっている。戸や塀などひとつひとつ時代がかった作りだ。
 日帰り入浴の可否を問うと、入浴料は千円ですと言われた。
 予想していたより高め。
 靴を脱がずとも、右手のドアから直接浴室に移動できるようになっている。これはなかなか、日帰り入浴を手広くやっているなぁという感じだった。

 部分的に工事中のような壁があったのは残念だが、通路もなかなか凝った作りだ。土蔵造りで昔の殿様になった気分が味わえる。
 途中に休憩室があった。畳張りで木のテーブルとテレビと書棚がある。スキー客などに需要があるのだろう。

 男湯は手前、女湯は奥。中の作りは同じようだ。
 (画像、上から三番目が男湯、一番下が女湯)
 脱衣所にはストーブもあった。こういうところは流石に千円取るだけあるなという感じだ。しかし露天風呂は宿泊者専用なので日帰りでは入れない。

大沢山温泉 高七城の男湯

 浴室は、壁は松の木を使った木造、床と浴槽は石だ。
 それもこの敷き詰められた石は、珪化木という非常に珍しい石で、秋田地方に産する一億年前の木の化石だという。珪化木は別名木石、高七城は木石の館とも呼ばれている。

 浴槽はほぼ正方形で、中央の岩から湯が出ている。
 他に入浴客はいないので気楽だ。
 子供たちを洗って、適当に入らせた。二人とも嫌がらずに入るほどの温度だ。熱くない。
 吃驚するほどにゅるにゅるとするお湯だ。最近入った中では、正徳寺温泉初花に匹敵する。このところ塩分の濃いいかにも塩っぽいお湯にばかり入っていたので、この指の間をにゅるにゅると滑る感触はなかなか新鮮だった。
 臭いは昆布出汁風。
 泡付き少々。

大沢山温泉 高七城の女湯

 お湯の中でにゅるにゅるするだけじゃなく、お湯から上がってもすべすべする。すべすべを通り越して指先などつるつるする。この二つの感触が強力に両方揃っているのもなかなか優秀だ。
 のんびり入っていたら、流石にのぼせてしまった。

 アトピーをはじめ、皮膚疾患によく効くという大沢山温泉の効果は凄かった。
 松之山温泉に入るといつも 手の平など粉を吹いたように白くがさがさになるのだが、たった一回大沢山温泉に入浴しただけで吃驚するほど綺麗になった。
 千円は高いがこんなに効果が顕著な美肌温泉も珍しい。